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『信賞筆罰』 ある在野研究者の記録

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2021.10.15
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カテゴリ:読書日記


最近、薬局 薬店で、いろいろな薬が購入できるようになった。

薬局=薬剤師が常駐しているお店
薬店=薬剤師がいない市販薬のみ販売している店

今までは、医者から処方箋を書いてもらい 薬局で提供される薬のほうが 健康保険が利用でき 効き目も強いものが多かった。

しかし、最近では市販薬でも 薬局で提供されるような効き目のある薬が出てきている。

巻頭で、風邪薬の話が出てくる。

風邪薬に関して、特効薬はない。
この事実を知っている人は 案外少ない。

そもそも ガゼの原因は 今でもわからないのである。
おそらく カゼの特効薬を作れば ノーベル賞は間違いない。

また、カゼごときで抗生物質など処方箋で書く医者は「ヤブ医者」のレッテルを貼っても良い。
だが カゼによく似た マイコプラズマ肺炎や逆流性食道炎で咳をこじらせる場合は 別の処方箋が必要だ。

医者は どの症状なのか?を 見極めが行えるかどうか?が、名医かどうかの基準といっていいだろう。

もし市販薬を購入するなら、医者の助けを借りずに 自分で 自らの症状を把握する必要がある。
その症状にあわない市販薬を飲んでしまうと、とんでもないリスクが可能性もあるわけだ。

だから、たとえ 薬剤師がいる薬局で 市販薬の相談をしたとしても 自分の症状にあわない市販薬を選択してしまうリスクもあると考えたほうがいいだろう。

私の母は花粉症なので、病院へいき 処方箋の花粉症薬を飲んでも 市販薬の花粉症を飲んでも同じ効き目であることを よく言っていた。

最初 効き目が同じであるわけがないと思ったが よくよく調べてみると 「アレグラ」が市販薬として販売し それを母が購入していたので同じ効能とわかったわけである。

また、花粉症の薬は1日1回でいいものと 1日数回 飲まなければいけないものがある。
花粉症で効き目のあるのは1日1回の市販の花粉症薬であることはあまり知られていない。
かつ 花粉症の症状や 体質によってあうものと あわない市販の花粉症薬もある。

なので 市販薬の花粉症の場合 最初は 個数が最小ロットのものを購入し 自分に効き目があるかどうか確認することが一番重要なのである。
効き目がなければ、はっきりいえば、用なしの薬になってしまうが仕方がない。
これは 市販薬以外に 薬局で購入する薬も同様である。

これをわかっていないので、効き目がないと文句を言う人もいるが、効き目がない あるいは 人によって違うから いかに自分にあった薬を探し出すかか重要ということになるのである。

この件で 一番わかりやすいのは 頭痛薬である。

頭痛薬では日本市場では3大巨頭は下記である。

バファリン(=アスピリン)
イヴ
ロキソニン

上記3つ中で 自分の体質にあう頭痛薬 鎮痛薬を試された方は ほとんどいないだろう。
なぜなら、家庭の常備薬は「これ!」と すでに決めてあり 他の市販薬を試すことがほとんどないからである。

ちなみに 私はイブが一番体質にあっていることを 高校時代 首コリによる頭痛で 処方箋や市販されている鎮痛剤をいろいろ試してわかったことなので、イブしか買っていない。
当然、母もイブしか飲んでいない。これも比較した結果の選択である。

ただし、鎮痛薬にも アスピリン バファリンは同じ薬であることも知られていないし、アスピリンは 実は 高血圧や心臓病 脳梗塞など予防的に効く薬であることも あまり知られていない。

つまり 鎮痛剤でも効能が違うのである。

イヴ ロキソニン = 高血圧を増長させる
アスピリン バファリン = 高血圧を下げる 脳梗塞の予防薬にも活用されている

今まで 市販薬でも、同じ効能と思われていたものが、他の効能に関して 全く反対の効能をもつものもあるのである。

だからこそ、市販薬でも 薬剤師に質問するよりも くずり辞典をひっぱり出して、その薬の効能をしっかり調べることも必要になってくるのである。

この本では ここまで突っ込んで 薬の効能を全て説明しきれていない。

ただし、市販薬でも、医者で処方箋をもらって薬局で購入する薬と 同等の効能がある薬がドンドン出てきている。また ジェネリック医薬品も出てきている。

医者は自分が病気になったとき、ジェネリック医薬品は使わない人が多い。
彼らは正規品とジェネリックの効能の違いを知っているためだ。

ジェネリック医薬品は正規品と同じではないことも重要だ。
安いにも理由があるのである。

この本は その市販薬のどんな効能があるのか?という「入り口」としての入門書として参考にはなる。

ただし 入門書の類なので、より深く知りたいなら やはり 薬の辞典を購入したほうがよい。

医者も薬の効能をあまり知らないので、薬の辞典を患者の前で調べて、処方箋を決定する医者のほうが信頼できる。調べず、そのまま今までの経験で処方箋を出す医者のほうがリスクがあるように思います。





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最終更新日  2021.10.15 00:47:39



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