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『信賞筆罰』 ある在野研究者の記録

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2021.10.20
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カテゴリ:読書日記



何か自分に対して自信がなくなった時、不安なことが思い募る時、立花隆の『青春漂流』と、新渡戸稲造先生の著書を読むことが多い。


明治期の啓蒙書は、前回紹介した中村正直の『西国立志伝』も大変な名著であったし、新渡戸稲造先生の『自警録』もそうだ。


最近、明治期の啓蒙書や思想書を読むことが多い。
人間性、生き方、思想、そして、日本人としての考え方が彼らが重要な役割を果たしてきたし、その影響力は絶大であったであろうと。


「なぜ、明治維新と呼ばれる革命が成功したのか?」というのも、士農工商で縛られていた階級社会が崩れ去り、平民による新たな社会階級の誕生によって、多くの傑出した人が「適材適所」で活躍されたからではなかろうか?と思う。


『修養』は、どの部分を読んでも、稲造先生の経験からズバリと「こうすればよい」と断言されているのだが、問答無用、「おっしゃるとおりでございます」と。


志のある人間になるためには?
決意・持続力こそ、花開く
克己心(野村克也監督が、よくこの言葉を用いられる)
「カネ・体力・知力・徳」の貯蓄法
読書術
人生目標のコツ


目次を見ただけで、「何度も読み返したい本」でもあります。


一番印象の残ったところは、逆境と順境により、人の態度はコロコロ変わる。
それは、今、自分が逆境時に支えてくれる人、今まで付き合ってきた人が急に遠ざかっていく人たちの差がよくわかる。


人生においては「逆境の時こそ、助けてくれる友」がいるかいないか?


今の私には、その状況でも大きな支えとなって心配してくれる友人がいることこそ、大きな財産だし、彼らに甘えず、自ら自分の人生をもう一度切り開いていこうという気持ちをもって、前へ進んでいこうと思っています。


何か、思いつめたこと、不安なことがあれば、新渡戸稲造先生に書を通して、教えを請い、「自分が社会のために何ができるのか?」を、問いなおしてみたいと思っています。


温故知新。明治の大先生の本は、本当に素晴らしい書が多いです。
それは、彼らの苦労や経験、そして、後世の日本人のためにという目的があったからではないか?と思っています。

また、新渡戸稲造はアントニオ猪木と同じ教訓 語録をいっている。

「元気があれば何でもできる」

また、この 『修養』の第13章のタイトルは「道」である。
この本で一番おもしろい章だ。

なにか迷ったり つまづいたり 生き方を考え直すには 新渡戸稲造の本を読めば良いと思います。





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最終更新日  2021.10.20 00:30:04



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