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『信賞筆罰』 ある在野研究者の記録

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2021.11.20
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カテゴリ:読書日記


南極大陸に 地球上の淡水の60%もある。
それは 氷 雪で 閉じ込められている状態だ。

最近、気候変動がCOP26で話し合われ 石炭使用制限 廃止などの枠組みが決められた。
ただし、主要な大国は 石炭は火力発電などエネルギー源として まだまだ重要視しており 石炭制限の枠組みには入っていない。日本もその枠組に入っていない(石炭発電によるクリーン石炭発電を推進しているため)である。

しかし お笑いなのが 韓国で できもしないのに その石炭制限 廃止の枠組みにサインをしてしまったのである。

その言い訳も しくじり韓国らしい言い訳で 世界中の笑いものになっている。

 協定書の中身を理解せずにサインをするというのも 国際法すら理解していないのだろうと思う。

さて、この新刊を予約していたのは 実際、「南極の氷 雪はどうなっているのか?」と知りたかったからである。

過去の気候変動 南極の気候については 北極の氷は相当溶けている。しかし 南極の氷は増えているというレポートを読んでいたので では 今は南極はどうなっているのか?と。

南極に関して 日本は南極の観測隊を送っているので南極観測は他の国比べて優位性がある。

ただ、南極について この本を読んで初めて知ったことが多い。

例えば 

南極の降雪量は?

なぜ 南極大陸の上に氷が覆っているのか?
(南極で氷が積もった最高点は4000Mである。富士山よりも高い)

南極の氷が溶けているのは どこから溶けているのか?


南極大陸の降雪量は非常に少なく 砂漠並みであるらしい。
少ない降雪量なのに 南極大陸を覆う 氷や雪があるということは 長い年月で コツコツ 積雪と寒さの凍りつくの積み重ねで生まれたものだということは簡単に想像できる。


また 南極大陸の氷や雪は 南極大陸を囲む海のヘリから 南極大陸から押し出された 氷床が切り離され 海へ流れていき 溶けていく。もしくは 海に突き出たところは下から海水で溶けていく。
これが科学的にわかったのは ほんの数十年前というだから 南極ほど 謎だらけな場所なわけなのだ。

ただし この本で気になることは 温室効果ガスを二酸化炭素のみの濃度を参考にしている。

温室効果ガスは 人工的には排出されたもの(これは石炭 エネルギーによるCO2排出も当然だが 森林伐採なども当然入る。)

また 人工的ではなく 自然発生する 火山 海底火山 家畜がゲップなどで排出する二酸化炭素もある。特に 日本近海など太平洋地域の火山活動の活発化はCO2排出増加に相当影響があると私は考えています。

さらに 二酸化炭素以外にも温室効果ガスは たくさんある。
水蒸気 メタン、一酸化二窒素、フロンガスなど。

いつも思うことだが 二酸化炭素を人工的に減らしても 正直 温暖化を抑えることは科学的にできないのは科学者の中では常識である。

カーボンニュートラル COP26など 前回紹介した『なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか』でも解説したが 科学的に正しくなくても 経済 産業 各分野のの主導権をにぎっていくために 欧米ではルールを自分たちの都合の良いように変えていくのである。

それが「標準化」「規格」なのである。
ISOしかり HASSAPしかり 医薬品の規格であるGMP GDPしかり。

もう デファクトスタンダードということは不可能であり 必ず 規格 標準化を前もって世界で決めてから 行うわけだ。要するに グローバリズムによる標準化を制すれば 世界を制すのである。

なので、温暖化について 二酸化炭素濃度資料を出すには 私には疑問を感じることである。

また IPCCの報告書で 温暖化は太陽活動など 公正な調査が行わているとしているが 筆者が2013年など過去のIPCCの報告書に対して かなり疑問をもった もしくは あいまいな表現を書いていると率直に書かれていることは好感がもてました。

この2010年代 環境活動家はIPCCを水戸の紋所にように「IPCCの報告書が正しいんだ!」と 参考文献 引用文献としていたが、その当時のIPCCの報告書は あいまいな表現であり いくら世界の科学者や専門家が議論した内容を表明したものでも 大した報告書ではないのである。

また、専門家といっても 筆者のいうように「南極で起こっていることは まだわかっていない」ことが多いのである。

なので、予測を出しても あたるはずがない。

地道に 石油枯渇になるのは将来確実にあるのだから 新エネルギー クリーンエネルギーを目指すという方針のほうがわかりやすいのではないか?と思うのである。

南極で起こっていることは 地球全体に影響はあるのは間違いないだろう。
だからこそ 南極で何が起こっているのか?という書籍が新刊で出してきた 中公新書には「あっぱれ」と思えます。

こういう科学ものの 新書は 最近少なくなってきているので こういう本は貴重です。





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最終更新日  2021.11.21 15:54:44



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