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『信賞筆罰』 ある在野研究者の記録

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2021.11.27
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カテゴリ:読書日記



精神分析にかんしては、小此木先生のほうが断然良書が多い。

ただ、不満点は「困ったひと」に対する対処法が全くと言っていいほど具体的ではない。
だから、対処法について知りたいなら、別の著書を参考にしなければいけない。

この本の画期的なところは、ある程度の「困った人」の大まかな分類と、その困った人がどのような言動をするのか?ということが具体的に書かれていることなのである。

最近、パーソナリティー障害について、様々な書籍が出ているが、1995年では、まだ性格障害が「精神病」として取り扱われている部分が多く、性格障害として、なかなか認知されていない部分が多かった。

また、『ココロジー』など、TVの影響で心理学がかなり注目されはじめ、心理学の初歩であるロールシャッハ・テストなどで、かじりだけでも大学で勉強したい学生が集まったものだ。

ただ、心理学を勉強したところでカウンセラーになりたい=人の性格を改善したいというのは、あまりにも無謀だということは、このブログでも何度も指摘していることです。

心理学を勉強する目的こそ、本来、自らの人間関係の距離感やコミュニケーションをする方法として活用すべきというのが私の持論です。

この本の初版は大和書房から1995年に刊行され、ようやく性格障害について注目された本でした。

本来、組織を運営する上、人事部や組織を統括する人にとって、この性格障害をもつ人との関わり合い方、さらに、組織運営で適材適所をどのように活かせるのか?で用いなければいけないわけで。

そのように活用している人事部や経営、マネージメント運営こそ、人の性格にもっとフォーカスしなければいけないと私は思います。

その上で、文庫本としては、かなりのボリュームですが、古本屋で100円で売っているなら、十分もとがとれる本でもあります。

性格障害やパーソナリティー障害の初級者用としては、まだまだ、十分に価値がある本です。






最終更新日  2021.11.27 21:40:00



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