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『信賞筆罰』 ある在野研究者の記録

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2021.11.30
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カテゴリ:読書日記


ビジネス書 特に、兵法から経営を考えるにあたり、私が一番参考にしているのは大橋武夫先生の著作群である。

最近、PHP文庫が立て続けに大橋武夫さんの著書を復刻している。
『経営幹部の100の兵法』 『マキャベリの兵法』である。

立花隆と佐藤優の文春新書でも大橋さんの『兵法 孫子』が取り上げられていた。

多分、この2冊以外で続々と復刊されることは非常にうれしい。
どうして、今、大橋武夫先生が注目されるようになったのか?

やはり、日本企業の経営がガタガタに崩れているからであると私は思っています。

日本の経営の悪い所=旧 日本陸軍の悪い所と全く同じ原因があると、大橋さんも指摘されているし、小室直樹博士の『危機の構造』や、同じく中公文庫の『失敗の本質』でも同様である。

つまり、日本企業の経営システムや企業統治機構、さらには、企業風土がガタガタになっているわけだ。
だからこそ、最近、パワハラやらブラック企業やら、ギスギスした職場になることが多いことも必然であろうと思えます。

経営マネージメントでは、ヒト・モノ・カネ・情報の管理が注目されてきました。
人事管理においても、アメリカからの輸入モノばかりで、コーチングやらギスギスした職場の改善などに注目ばかりされ、結局、有効な処方箋もなく、経営コンサルティングの思う壺=情報商品として消費され、何の改善もなされていません。

そのような日本の企業環境の中で、ヒトをマネージメントするための「統率力」の大事さに注目された日本の経営評論家や神戸大 一橋などの大学教授はいませんでした。

ただ、唯一、「統率力」について言及されたのが、大橋武夫先生だったわけです。

企業のトップとミドルでは、「統率力」について違う。

トップが参考するのは、この『統率』です。
ミドルには『統率力入門』か、もしくは日本実業出版の『統率力 101の法則』があります。

この『統率』の中で、大橋さんは次のように書かれています。

「統率を本職とする軍隊にも統率の理論が確立しておらず、現在の大学にも統率の講座はなく、一流の企業にも統率錬成について本格的な構えを持っているものはない。また、市井の書店には統率(またはリーダーシップ)の本は数多く出ているが、いずれもたんなる実例や思いつきの羅列に終わっている。

統率の本質を捉え、これを的確に実行することが経営の秘訣であり、そのための理論化、系統化が必要であると思って挑戦したのがこの本である。
しかし、統率は人の心に関するものだけにこれを理論化し、体系化することは容易なことではない」
『統率」 P5

あと、『統率力 101の原則』では、りーだーシップとヘッドシップの違いについて言及されているところは非常に参考になる。

本来、『統率』を読む前に、『統率力入門』や『統率力 101の法則』を読まれたほうが、統率の大事さが理解しやすくなるように思います。

例えば、号令・訓令・命令の違いをご存知の方はいますか?
号令ばかりやっているから、統率できない管理職が多いという大橋さんの指摘は「あ、なるほど」と思うわけです。

今こそ、日本の企業経営で十分通じる、大橋武夫さんの著書を是非ご覧になることをおすすめします。
初めて大橋さんの著書を読みたいと思うなら、『図解兵法』が、一番大橋さんのエッセンスがつまった作品です。

11月30日で いったん 毎日の読書日記を一旦 終了します。
12月 1月と繁盛期で 海外出張などもあり 毎日本を読むこともままならず 会社の企業戦略など 結構な意思決定に関わることが多くなり それほど自分の時間も取ることが難しくなってきました。

時間があったときに ちょくちょく更新する予定です。






最終更新日  2021.11.30 00:30:05



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