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MNP を理解していないユーザーは2割~MMD 研究所が報告
アップデイト内に設置されている MMD 研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は、「MNP に関する利用動向調査」を実施、2007年10月25日、その調査結果レポートを発表した。 調査期間は10月12日~10月16日の5日間、有効回答数は6,445人。回答者の属性は男女比が男性24.9%、女性75.1%、年代別では10代以下が42.7%、20代が27.2%、30代が18.0%、40代以上が12.1%。 職業では、小学生が0.5%、中学生が8.6%、高校生が24.8%、大学生が7.3%、専門学生が3.5%、会社員が23.3%、派遣社員が4.1%、アルバイトが7.8%、主婦が8.1%、その他が12.0%。 携帯電話の所有率を調査したところ、「1台のみ」が84.8%という結果となった。「同じ携帯電話会社で2台以上持っている」が5.2%、「異なる携帯電話会社で2台以上持っている」は7.4%となり、携帯電話を複数台所有している人は約15%程となった。 MNP の利用について調査したところ、「利用した」ユーザーは全回答者の3.3%という結果になった。「モバイルナンバーポータビリティが分からない」という回答は全体の21.1%で約2割のユーザーが MNP を理解していない結果となった。 続いて、MNP 利用経験者を対象に、キャリア変更をした理由を調査したところ、全体では「料金プランが魅力的」が38.1%と最も多く、次いで「割引プランが魅力的」が32.9%となり、全体でみると料金に関する回答が MNP 利用動機の上位を占めた。 キャリア別では、ドコモに変更した動機の上位は「デザイン携帯端末のデザイン(色、形など)が魅力的」、「キャリアのブランドイメージ」となっているのに対し、au、ソフトバンクに変更したユーザー動機の上位である「料金プランが魅力的」「割引プランが魅力的」との回答と動機に差異が生じている結果となった。 MNP 利用経験者を対象に、MNP 後の月額料金について調査したところ、全体では各キャリア乗換ユーザーの4割以上が「安くなった」と実感している結果となった。中でもソフトバンクへ乗り換えたユーザーにおいて「安くなった」と感じているユーザーはドコモ、auよりも高く6割近くまでポイントが伸びている。 MNP 利用未経験者を対象に今後 MNP を利用したいかを調査したところ、全体では「利用したい」が10.3%という結果となった。キャリア別で見てみると、ドコモでは利用したいが9.7%、 auでは8.8%であるのに対し、ソフトバンクでは18.7%と最も高い意向となっている。 今後も MNP を「利用するつもりはない」と答えた回答者を対象に、利用しない理由を調査したところ、全体では「今の携帯電話会社に満足」が73.8%と最も多い結果となった。次いで「変えるのが面倒」43.7%、「メールアドレスを教えるのが面倒」38.7%とそれぞれ4割前後に上っており、MNP 利用によって発生するユーザー自身の手間が懸念材料となっているようだ。 料金的な面での回答はやはり多く、手数料の問題や年間割引の引継なども大きなポイントといえる。 MNP を理解していない人を対象に、MNP の説明を行った上で他の携帯電話会社に変更するかを調査したところ、全体では「今の携帯電話会社に満足だから変えない」が93.3%という結果となり、現状変更する意向はないという回答者がほとんどとなった。 しかし、キャリア別に偏りがあるわけではなく、各キャリア共に「今の携帯電話会社に満足」していると感じている結果となった。 回答はモバイル向けサイトで集められ、その内訳は「フォレストページ」1,867回答、「モンキータウン」1,332回答、「PREMA」1,222回答、「モバポチャ」360回答、「00HP メイカー」355回答、「幻創文庫」292回答、「BitPets」180回答、「タダ電コム」179回答、その他12媒体が658回答。10月25日18時14分配信 japan.internet.com お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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