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カテゴリ:卒業旅行
トレドの駅から列車に乗ってマドリッドへ戻った。
もう、この日のうちにバルセロナへの夜行列車に乗る予定にしている。 本来であれば、憧れのグラナダ、アルハンブラ宮殿に行ってみたかったところを 時間が足りないことであきらめた経緯もあり、この日のバルセロナ行きの夜行列車に乗らないことは、今後の旅程に大きな影響があることもあり必須事項だった。 それで、マドリッドへ戻ってからスーパーへ行って夜行列車での夜食などを準備することにした。 同行していた人たちは僕と同じバルセロナ行きの夜行列車に乗るわけではなく、スペインの他の地方に行ったりと目的地はバラバラになるのがわかっていたがみんな同じように買い物をすることになった。 海外で初めてのスーパーマーケットに入った。 そこはビルの地下にあるスーパーだったが、臭いが日本のスーパーとは違っていた。 都会の街中のデパートのビルの地下だから、日本ならかなり清潔なイメージがあるが、 スペインでは違っていた。 とにかく、店内が臭いのである。 夜食に欲しいパンのコーナーに行くと、一番臭いはひどく、なにか卵が腐ったような臭いがする。 鼻をつまんでいないと辛いぐらいの気分の悪さだった。 仕方がないのでいくつかのパンとお菓子と飲み物を購入した。 日本なら適度なおにぎりとかお弁当とかサンドウィッチとか菓子パン、調理パンなどがあるが ことスペインやヨーロッパなどではそんなに種類はなく、硬いパンに生ハムとかを挟んだようなものしかない。 日本は本当に恵まれている。 それから、みんなで夕食を取るために街を歩いた。 僕は、マドリッドの街が昔ながらの石造りの建物ばかりで、近代的なビルがないことにびっくりしていた。 それを同行していた女の子に言ったりしていたが、日本の観光客にはその方が外国っぽくていいような感想を持っているようだった。 僕はスペインの落ち着きのなさというか、清潔感のなさというか、そういうものがないことで近代的ビルなどがある方が安心できそうだった。 さすがに今の時代の大都市なのだから近代的ビルのひとつもあって良さそうだったが、ほとんどなく、歩いていて1つだけそういうビルが見えたときに、同行している女の子が 「ほら、あそこに近代的ビルがあるよ」 と教えてくれた。 ただ、そういうものは求めていないその子からすれば、少し軽蔑ぎみのニュアンスが混じったような感じを受けた。 それからみんなで夕食を食べた。 それからみんな違う方向に旅するわけで、それぞれの旅のルートなどを聞いたりした。 そして、みんなと別れてバルセロナ行きの列車が出るアトーチャ駅へ一人で向かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.11.19 11:31:10
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