|
カテゴリ:人生の節目
土曜、晴れ。クルマで故郷の兵庫を訪れる旅、2日目。西明石駅前のビジネスホテルで目覚める。
昨日から586kmも走ってガス欠寸前のクルマに給油したり仏花を買ったりしつつ西神ニュータウンの実家に向かう。 ■実家へ 4月の母の納骨式以来だ。今は一人暮らしの兄が出迎えてくれた。父はもう1年以上老健施設に入っており、帰宅の見込みは立っていない。 仏間へ。花入れは空っぽ、水入れも干上がり線香も普段は灯していないようで、放置され時間が停まっているように見える。しょうがないなあ・・・花を生け、ろうそくと線香を灯して仏壇で母を拝む。 さらに家の中を見て回る。案外片付いているがゴミ箱はお菓子の包みばかりで、兄の食生活はかなりデタラメのようだ。そういえばかなり太った。 ■わが青春のアルカディア かつての自室へ。1990年にここに引っ越してきてから押し入れにそれこそ押し込みっぱなしのガラクタを取り出す。小学2年生(1975年)に作ったハセガワ製1/450スケールの戦艦大和をはじめ夥しい数のプラモが出てくる。 中学生のころの作品、日本模型製かな?1/48の愛知零式三座水上偵察機なども。エンジン回りのパイピングをオリジナルでつけてみたが、大人になった今見てみると相当いい加減だ(笑)。手塗りの塗装も雑だし・・・我ながら稚拙だ。 他にも図工の作品、MZ-2000という1980年代のパソコン用の自作ゲームソフトの仕様書など、他人から見ればガラクタなのだが、眺めていると青春時代のいろんな思い出が芋づる式に湧いて出て、とても捨てられない。これらのお宝を、2つも持ってきたスーツケースに詰め込んでゆく。 今回の旅の主目的は墓参りだが、もう一つ、これらの物の引き取りもある。数年前、母が重病になった頃からそろそろ実家の物を整理しないといけない気がしていたのだ。遠くない将来、父がいなくなり兄だけになったら、もうここには来ないし、家と土地を処分するとき邪魔になるだろうし。そういうわけで、片道600kmもの距離をクルマでわざわざ自走してきたのはこのためなのだった。 ■母の墓参り 11時ごろ、母の眠る舞子墓園へ向かう。広大な墓地で、道に迷い中をぐるぐる走り回り、10分遅刻して納骨堂に到着。兄、弟、叔父の一人が集合。花や線香をあげ、ナムナムと。お彼岸の日は納骨堂の扉が開かれており、中で拝むこともできる。 墓前で、叔父と近況報告や3周忌の相談などをする。 そのあと兄弟3人でファミレスで2時間駄弁る。話題はお互いの仕事、我々一族の冠婚葬祭の知識の無さ、父の今後、母の遺産の整理の事などだが、兄は相変わらず無口で不愛想だ。相続もなんだか他人事のようでこちらから話を振らないと黙っており、実務も何も進んでいないという。もうちょっとしっかりしてほしいものだ。 日差しが夕暮れになるころ、解散。次回兄弟がそろうのは来年だ。 ■おとんにことづて ファミレス近所にある父の老健施設へ立ち寄る。コロナ対策のため面会禁止だったが、職員に手紙と昨日合ったはとこの写真を託しておく。 ■再度プラモ確保 ふたたび実家へ戻る。残していこうかと思っていたプラモを全部を回収する。気が変わった。もう、実家にクルマで来ることはないような気がするし、できるだけ持って行こう。大物はタミヤ製の1/16スケール、西ドイツ戦車、レオパルトだ。その他いろんなおもちゃで車のトランクルームがいっぱいに。レオパルトは砲塔を外し分解してなんとか詰め込む。 ■姫路へ 夕暮れ頃、姫路に向かう。駅前の駐車場に入庫。実はいろいろ行きたいところがあったのだが、兄弟との面会に時間をかけ過ぎ、かなり予定が狂う。 駅の地下街のお好み焼き屋で地元の友人とお好み焼きディナー。 お好み焼き <京ちゃばな> 姫路店 初めて聞く、トマト豚玉など注文。 味・・・○。トマトは案外うまい。 アコモ・・・居酒屋風。テーブルに鉄板があるがお好み焼きは店員が焼いてくれたものを持ってきてくれる。 アクセス・・・JR姫路駅の地下街、東口から徒歩2~3分。 喰いながらの話題はまたしても親の介護、終活、そんなんばっかし。あと、小田原の旨い店、三太郎鮨のことなど。 ■大学時代の部活動 駅前のホテルへチェックイン。7時から大学時代の登山部のOB会にWEB会議で参加する。今日は本当に盛りだくさんだ。会議はだらだらと、なんと予定の2倍の時間もかかってしまう。みんなその場で結論の出ない話題を論じるのはやめてほしいなあ。議長は議事進行に努めてほしい。 終わるころ、すっかり姫路の街も眠る夜に。かなり予定が狂ってしまった・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.10.07 00:14:13
コメント(0) | コメントを書く
[人生の節目] カテゴリの最新記事
|