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カテゴリ:この世の果てまで旅行
土曜、晴れ。四国旅行2日目。
■寝台特急サンライズ瀬戸号の旅 未明。がくっ、はっ。目が覚める。電車の減速の衝撃で目が覚めてしまうこと数回、米原近辺、姫路、岡山など。サンライズのB個室の寝台はかなり快適だが、昔の座席タイプの夜行列車は振動や騒音、他の客のいびきなどひどく、熟睡できたためしがなかった。大垣発東京行きの普通列車や1992年頃に乗った急行銀河の座席車は安いが最悪だったな・・・。 6:50、瀬戸大橋手前の児島駅を発車。窓の外を眺めると、おおっ、瀬戸内海が。この橋は何度か渡ったことがあるが、いつ見てもすごいな・・・ 窓の下、海が見える。 せっかくの絶景も、窓ガラスは汚れが付着し視界がぼやけている。この鉄橋の眺めは売りになると思うのできちんと掃除してほしいものだ。 ■高松駅ホームの大写真撮影大会 7:27、高松着。まだ終点ではない。週末のみここでスイッチバックし、琴平駅まで延長運転をしている。 停車時間は30分間もある。時間つぶしに構内をうろうろする(改札外に出ると琴平行きの乗車券が無効になってしまうので注意)。立ち食いうどん屋がないか探したが、コンビニのみ。駅のホームはこの列車の乗客でいっぱいで、みんな写真撮影中。自分も自撮りしたり 90年代スタイルの瀬戸大橋線の電車や 見慣れない形式のJR四国の車両を眺めたり。サンライズの285系と比べるとどれも一回り小さい。 > いや~、なんだか楽しいな。 ■終点琴平駅 高松で来た道を折り返し、定刻の8:39に琴平に到着。乗車時間は9時間あまりで短めだったが、特別で高揚感を味わえる楽しい旅だった。 琴平駅は昭和後期の雰囲気そのまんま。ホームの端には屋根が無かったり、 洗面台があったり(蛇口はなくなってた) エレベーターが無かったり。1980年代末期の山陽本線の加古川駅みたいだ。懐かしい、レトロ風味でこれも旅のお楽しみ。 近所の琴電琴平駅へ。待合室のコインロッカーにスーツケースを預け身軽になる。 ■金比羅弾丸登山 9時過ぎ、門前町の石段登り口に到着。 レンタルの杖があるが、山登りは自信があり借りず。早速785段あるという石段を上がり始める。 参道両脇にはいやげもの屋が果てしなく連なり、ときどき鳥居があったりする。 馬の銅像のある広場の桜が満開で見事。 9:30ごろ、金比羅宮旭社に到着。人だらけだ。 展望台もあり下界が良く見える。彼方に富士山みたいな形の山も。讃岐富士かな? 奥社はこちら、の看板があるのでそちらに向かう。まだまだ半分くらいだ。 老若男女、観光客がぞろぞろと歩いている。山の中だが石板で舗装された道や石段が連続しており、安全に歩いていけるようになっている。 9:53、奥社こと嚴魂(いずたま)神社、いや、金比羅真宮とでもいうべき祠に到着。 パワースポットと喧伝される場所だが、あまりそう感じない。自分は霊感はゼロ、神社仏閣はありがたみは感じない。建築物がかっちょいいな、とか、巨大なものはどうやって造ったんだろ、と感心することはあるのだが。 ここには大学4年の冬にも来た。長い石段の先の山の神社、という覚えがある。当時の写真があったぞ・・・う~ん、若い。 暑い。少し休憩して下り始める。25分ほどで先ほどの旭社に到着。さらに人が増え賑わっている。 参道わきの桜を眺めたりしつつ下山。 途中のうどん屋で早めのランチを。 うどん <うどん吉田家 琴平> こんぴら参道店 天ぷらうどんを注文。 味・・・○。普通にうまい、典型的な讃岐うどん。特徴がないともいえるが。薄い色の汁も良い。 価格・・・800円くらい。 アコモ・・・座敷多数で広い。 アクセス・・・参道の100段目あたり、鳥居と狛犬がそばにある。 参道を引き続き降りる。 いやげもの屋を冷やかすが、鬼の人形の置物がちょっとデザインが面白いくらいで、食指が動かず。眺めていると店員のおばあさんに話しかけられる。初めて来たの、いいえ38年ぶりくらいです、そうなのこの辺もちょっと寂れちゃってねえ私はもう60年やってるけどはす向かいなんかもうお店やめちゃってねえ、奥社まで行きましたいい運動になりました、そうよねこの辺りは実は裏に道路があるけど歩くと駅も遠くて大変なのよ、そうなのお兄さん来た事あんのねじゃあお土産はいらないのね、なんてな世間話を。 暑いな・・・アイス食ったりしつつ門前町を散策。電柱のない小綺麗な町並みは最近流行りのスタイルだ。伊勢神宮や長良川、姫路あたりにも似て。 昼前に琴電の駅に戻り、高松市街に向かう電車に乗る。元京浜急行の昭和中期のかなり古い電車だ。 ■栗林公園で勉強 ときおり居眠りしつつ電車にゆられること数十分、栗林公園駅で下車したのは1時過ぎ。コインロッカーに荷物を入れ(600円ほどもした)、歩いて15分ほどの栗林公園に向かう。 2時間ほどかけて公園を散歩する。 西側の入り口近く、古そうに見える洋館内に飾られているジョージナカシマという芸術家の家具作品、椅子なんかはいい感じで一つ欲しいところだ(後で値段を調べたら100万円突破するとか…!)。 【ふるさと納税】 受注生産 香川県 高松市 ジョージナカシマ クッションチェア 1脚 家具 木製 広い 座面 ゆったり イス 椅子 いす チェア ダイニングチェア リビングチェア 食卓イス 低め シンプル シングルソファ 綿100% コンパクト 和風 洋風 送料無料 庭園は広く、あちこちに池や島、 やんごとなき人々が手植えた松、 巨大な盆栽の体の素晴らしい構図を見せる松、 エサくれくれ状態の錦鯉の大群、 築山から望む太鼓橋など、観ていて飽きない。 自分の庭づくりの参考になる・・・かな?自宅は狭すぎで、今の1000倍くらいの面積は欲しいところだ。 ただこの公園、手入れには少しスキがあり雑草や枯れ葉が残ってたりして、金沢の兼六園が100点なら、ここは60点くらいだ。 ■讃岐名物トッピングうどんを堪能 琴電の駅に戻り、3時過ぎの電車で終点の高松築港へ。 5分ほど歩きJR高松駅ロータリー前にあるうどん屋で早めの夕食を。2食続けてうどんを食べたくなるのは自称うどん県にいるためか(笑) うどん <めりけんや> 高松駅前店 香川によくある、自分で具をトッピングするタイプのお店。肉ぶっかけうどんをベースにサツマイモのてんぷらを付けたものを注文。天かすは入れ放題だ。 味・・・◎。まさしく讃岐うどんで旨い。学生時代よく食っていた味だ。量も多く、昼を喰ったばかりで腹が苦しいほど。 価格・・・900円くらい。学生時代の相場の2.5倍くらいになった。 アコモ・・・カウンター席多数。観光客で溢れかえっているが回転は早くすぐ座れる。 アクセス・・・駅のロータリー向かい。あれ?こんなに近代的な駅前だっけ。なにせ前回来てから33年も経っている。 腹をパンパンにして次の目的地、神戸に向かう。 ■そして神戸 高松駅前からフェリー専用無料バスで高松東港に移動。10分ほどかかり市街地からかなり離れている。閑散としたターミナルは待合室に自販機やヴィデオゲームがあるくらい。10分ほどで乗船時刻。 フェリーに乗る。デッキは4階層、車両甲板も広いが客は20名ほどでスカスカだ。普通の人はバスかクルマで淡路島経由で移動するのだろう。このフェリーを選ぶ利点は自分で運転しなくていいとか、料金が少し安いことくらいだ。 二等船室へ。リクライニングシートのある席だが、正面の窓は夜間の航行に支障があるとのことで船員がさっさと遮光カーテンを閉めてしまった。外は一切見えない。この辺もフェリーがいまいちな点かもしれない。 出港後、デッキに出る。海は広いな大きいな・・・いや、瀬戸内海は島が多く、波静かででかい湖か川という感じだ。 途中、小豆島に寄港する。追加の乗客が数十人増えたが船内は相変わらずガラガラだ。 神戸までは4時間近くかかる。暇だ。船室で本読んだり、スマホゲームしたりして時間つぶし。 20:20ごろ、明石海峡を通過。デッキに出ていつもは山陽本線の電車などから眺める明石海峡大橋を下から眺める。 30年くらい前にも建造中のものを下から眺めたことがあるが相変わらずの巨大さ、よくこんなのを造ったものだ・・・ 21:15ごろ、神戸港に到着。のんびりした船旅は終了。 連絡バスで三ノ宮に移動し、電車で西明石へ。明日は実家で母の三回忌法要だ。実家には泊まらず(泊まりたくない)、前回も泊まった駅前のホテルで就寝。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.20 12:19:26
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