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カテゴリ:超心理学
お盆も過ぎたので、そろそろ不思議な話でもして行こうかと思う。
「お化け屋敷」と言えば遊園地などのアトラクションって感じかな? 乙さんの小さい頃、近くのお宮で大きな祭りがあって、「お化け屋敷」が毎年来ていたんだけど・・・ 祭りの前日の夜に友達らと「お化け屋敷」に忍び込んで「順路」を変更して遊んだ。 翌日、朝一に行くと「お化け屋敷」は準備中になってました。チャンチャン ・・・今更だけど、ごめんなさい。 子供の頃、生活の範囲ないにボロボロの空き家とかあれば「お化け屋敷」とか言って探検とか行きませんでしたか? 乙さんの家の近くにそんな「お化け屋敷」と友達内で呼んでいた家がありました。 よく塀を乗り越えて中に入っては、「探検だ!」「冒険だ!」と遊んでいました。 それがある時、いつも閉められている木の門が開いていて家中の雨戸も外されていた。 興味本位で友達らと中を覗き込んでいると、玄関から男の人が出てきた。 ビクっとしたが、男の人が乙さんらに「入っておいで」と言って手招きした。 乙さん達は顔を見合わせて、恐る恐る中に入った。 男の人は乙さん達に「待ってて」と言うと家の中に入って行った。 そしてすぐに段ボール箱を抱えて出てきた。 「これは君たちのかな?」と段ボール箱を置いた。 中を覗くと確かに乙さん達が持ち込んだ物もあったけど、すごい量のおもちゃが入っていた。 乙さん達は怒られるのが怖くて「違います」と言ったが・・・ 乙さんは内心ビクビクだったよ・・・先日、漁港で網用の竹を盗んだと事がばれて親に怒られたばかりだったからね。 男の人は微笑みながら「どうせ捨てるので貰ってくれないか?」っと『ばれてるよ』って感じで言った。 とりあえず、乙さん達はお礼を言って段ボール箱を持って帰った。 帰り際に男の人は「もうすぐこの家は取り壊すから中に入ったらダメだよ」っと乙さん達に言った。 友達の家に運び込んで、中を確かめると本当に沢山のおもちゃが入っていた。 中には先輩の名前の書いてある物もあり、ビックリしたけど・・・ 雑誌や漫画の中に友達の「漢字ドリル」が入っていた。 「あいつ、無い無い」って言ってたけど、あの家に忘れていたんだと乙さん達は笑った。 その友達に電話して「漢字ドリル」を届けに行ってその日は解散となった。 翌日、「漢字ドリル」を渡した友達が乙さん達の所に来て・・・ 「あの、ドリルだけど」・・・っと乙さん達に見せた。 「漢字ドリル」は最後まで答えが書いてあり、そして採点までされていた。 実は「漢字ドリル」に限らず、ドリル系は直接には書き込まなくてノートに答えを書いて採点してもらうのが基本で、学年が上がるとドリルは学校に収めるようになっていた。 別にそのドリルを使いまわすわけではないんだけどね。 その時は「おばけが書いた」だの学校の一部で話題になったけど・・・詳細は不明。 「漢字ドリル」は先生に見つかり別の物になったし、取り壊された家は広い空き地となって乙さん達の遊び場になった。 ただ、庭にあった木だけは切られずしばらくはそのままだった。 時は立ち、空き地は建築業者が買い取ってプレハブが立ち半分は駐車場になった。 その一角を乙さんは借りて車を止めていた。 ある朝、仕事に行こうと駐車場に行くとすごい人だかりができていた。 「ん?」・・・Σ(・ω・ノ)ノ! 乙さんの車の上に電信柱が!!! 建築会社の人がクレーン操作を誤り落としてしまったとの事だった。 話し合いで弁償をしますとの事でしばらくレンタカーになっていたが・・・ 建築会社は夜逃げしてレンタカーは無くなり、代金は要らないと言う事だったが乙さんの車は無くなった。 その時ふと思ったけど、建築会社のプレハブが立っていたところって切られず残った木があった所だけね。 その時、背筋がゾッとしました。 悪ガキの部類に入る乙さんが今では介護職で働いていると言う、不思議な話かな?チャンチャン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.08.20 00:51:12
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