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　アルゼンチン１部リーグのラシン・クラブは現地時間24日（以下現地時間）、元ドイツ代表MFでハンガリー代表などを率いた経験のあるローター・マテウス氏（48）を新監督に迎える予定であると発表した。同クラブは２週間前にリカルド・カルーソ・ロンバルディ前監督を解任していた。ロイター通信が報じている。



　アルゼンチンの“ビッグ５”に数えられるラシンは国内タイトル７度の古豪だが、現在開催中の09年前期リーグでは10戦を消化して１試合も勝ちがなく、勝ち点５で20チーム中19位と苦しんでいる。



　24日の試合でラヌースと１対１で引き分けたあと、ラシンでチェアマンを務めるロドルフォ・モリナ氏は記者会見の席上で、マテウス氏を新指揮官に迎える決断に至ったと発表。「彼なら、今まさにチームが必要としている精神的ショックを与えてくれるだろう」とコメントし、各国リーグでチームを率いてきたマテウス氏の経験に期待を寄せた。



　マテウス氏のアルゼンチン入りや契約期間について詳細は明らかにされていない。ただ、アルゼンチンのメディアは27日のニューウェルス・オールドボーイズ戦を観戦するため、同氏が26日に現地入りする見込みと報じている。



　選手時代は主にバイエルン（ドイツ）、インテル（イタリア）で活躍し、ドイツ代表としても高い名声を誇ったマテウス氏。現役引退後はラピッド・ウィーン（オーストリア）、パルチザン・ベオグラード（セルビア）、アトレティコ・パラナエンセ（ブラジル）、ザルツブルク（オーストリア）、マッカビ・ネタンヤ（イスラエル）など世界各地のチームで指揮をとってきた。

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