2009/11/23(月)07:37
昭和 CINEMA BAR #1 「時をかける少女」制作秘話&長く愛される秘訣は?
時をかける少女
http://gyao.yahoo.co.jp/showa/
連休で時間があるので映画をみてみようかとおもって久々にGyaOをみたら、昭和TVで、大林宣彦と、おくりびとの脚本家 小山薫道、リメイク版監督の谷口正晃の「時をかける少女」についての対談があったのでそっちを観た
おくりびと
大林が時効といいながら
「角川春樹がオーディションでは渡辺典子が通ってたのに
原田知世と結婚したいけど出来ないから
彼女のためだけに1本映画を撮りたいって言うので撮った」
とかって話までバラされてたけど
流石、麻薬で逮捕された人物の言い草にせよ、芸能界、映画業界、ホント真っ黒な
中の人たちは慣れてるので感覚麻痺してるからこういうことも平気で言うのだろうけど
そういう所なら、どういう事が裏で起きてそうだとかいろいろ察しがつくよなー
押尾だの、酒井法子だののああいうのも氷山の一角なんてのは想像に易い
まず俺は基本的に、応援だのしても自らには何の実利も齎さないアイドルだのの為に金を使う人間達の感覚というのは自分には小さな頃から理解不能なんですけど、
(近場に居る仲のいい女性とか友人にプレゼント贈るほうが遥かに有意義な金の使い方だと思う)
そういう「まっくろくろすけ」な環境や仕事と距離を置けてることにこそ感謝しないとねえ
そもそも、映画の価格帯が現代においてでまで日本では何処の地域でも統一ってなってるのは、地方の娯楽興業ってのを仕切ってるのは…って仕組みの名残なので、ああいう業界には、そっちの世界の連中が絡んでくるので、実際、関わらない方がいい
筒井康隆自身が映画公開当時に「アイドルのプロモ映画」って批判を小説でしてたしなー
(今、検索してみたら小説側は「いとうのいぢ」カバー版なんてあるのな)
時をかける少女
客を呼ぶために当時は映画ってのは2本立てで、薬師丸ひろ子の探偵物語と同時上映で
探偵物語/薬師丸ひろ子[Blu-ray]
「ひろ子で呼んで、知世で送る」みたいなキャッチを大林が言ってたけど
(即席にしちゃ、うめえこといいやがる)
いつ頃から映画ってのは2本立てじゃなくなったのかとか
(トトロと、「火垂るの墓」は
小さい子供に木が育ったら楽しいと思ってもらいたいパヤオと
客じゃなくて自分の事しか考えず作品創ってるエゴイスト高畑勲の明暗を明確に分けた結果
金を払う劇場に足を運んだ小さい子達にトラウマを残すという最悪の組み合わせの同時上映だったが
となりのトトロ
火垂るの墓 完全保存版(2-DVD)ジブリグッズプレゼント
短編のオマケを除けば、あの惨状の頃が限界ではないかと俺は記憶する)
映画の広告宣伝費が制作費の半分を占める仕組みから、だったら2本撮るほうがとか創り手側の言い草とかもあったけど、それは万事に同じ
広告はWebベースにしてニーズにオプトインするようにすれば
食い物だろうが、車だろうが、広告費ってのはどんだけROI貢献できてんだって内訳だから、工業生産品だのにせよ、まだまだ安価に人々の手に渡る筈
諸悪の根源は出版や放送メディア屋と電博
アメリカ映画のプロデュースの仕組みの話とかを大林がしてて
ルーカスとスピルバーグって十把一絡げな呼び方してるけど
ルーカスはアメリカン・グラフィティで金まみれのハリウッドの映画制作手法に嫌気が差して
アメリカン・グラフィティ
盟友のコッポラと共にハリウッド形式ではない映画制作手法を探っていったので、
ルーカスはハリウッド代表じぇねえし、むしろ別の制作技法だろが
映画撮っててんなことしらねえとかありえない。
っていうか、知らない人間に対してこういういいかげんな事を平気で自慢げに言って流布する人間を、俺みたいに「好々爺ぶってるが、この嘘つき野郎が!」と弾劾したりはインタビュー番組じゃ日本ではしないわな
CBSとかのドキュメンタリーインタビューだと相手を追い詰める質問とか平気でするけど
ともあれ、目が小さい原田知世が映画では撮影方法や演技の仕方で映像では映えるけど、等身大サイズのテレビでは厳しいって話とか
エンディングのPVっぽい所はやっぱシーンごとの撮影後に撮ってたのなとか
たいした時間も食わないし、おっさん達の顔の映像なんてみないで音だけで事足りるし(俺の視聴方法それ)
それなりに映画の撮影方法などについてのトピックスについての収穫もあるので、興味のある方は一見というか一聞をお勧めします
角川ヒロイン第一選集「セーラー服と機関銃」「時をかける少女」「結婚案内ミステリー」薬師丸ひろ子/渡辺典子/原田知世