2007/05/20(日)07:58
さらば!「中正記念堂」
えらいことになりました・・・・・たぶん。今朝の新聞に昨日5/19、台湾の観光名所で古くから最も有名と思われる「中正記念堂」(台湾初代総統”蒋介石”を顕彰している)が改称して「台湾民主記念館」になったそうです。 台湾は、中国大陸との複雑な歴史を持ち、
大陸からやってきた外省人である「蒋介石」が
台湾に来てからの所業を快く思わない人も多いわけです。(うちの主人も本省人なので、ご多聞にもれず)現在の陳水扁総統の所属する与党である民進党は
その輩の集まりともいえるわけで
昨年9月に「中正国際空港」から「台湾桃園国際空港」になり
今年2月に「中華郵政」から「台湾郵政」にそして、「中国石油」から「台湾中油」にまで改称が続いています。
その民進党と敵対する国民党や支援者の反発は
当然のことながら、かなりのものだそうです。 私にとっては政治の世界もだけど、
歴史もその理解は難しい・・・・・ 蒋介石の銅像が台湾の至る所で見かけられるのも
気持ち悪いと思っていた私なのですが、それはそれで、十分に観光のポイントになっているわけだし。 それに、今回の改称で、
捷運(MRT)の站名「中正記念堂」 は一体どうするのかそれに全世界で発行されている観光ガイドブックの
修正をする必要があるのでは
その費用とは一体どれくらいかかるのだろうなどと、
下世話なことを考えてしまいました。