あんにんさん、<(_ _)>
あんにんさんすいません。。。。っていうのは、例の覚せい剤の子の話の続きを書こうと思って、今まで書いてたんだけど、またまたPCの調子なのか、俺のミスなのか、せっかくの大長編ドラマ?が消えちゃいました もう、書きなおす気力ないっす・・・で、もうこの話は書くのやめにします。っていうわけにもいかないので、半分以下にはしょって書きます。簡単に結論だけ言うと、彼は覚せい剤についてはシロでした。その後、会社に来て事情説明をしてってことで、仕事に復帰するためにもう少し会社に提出する書類関係もしっかり整えろってことで(それが禊ぎのようなものだからね)その後に、仕事復帰ってことを話しして・・・彼が泣きながら、すいませんでしたって謝ってね。でも、彼・・・お金がなかった。いつも着のみ着のままで・・・最初に面接をしたときから、いつも全く同じジャージの上着しか着てない(この寒い季節なのにね)所持金聞くと、ポケットに300円ちょっと。それが彼の全財産。こんな若者が多いんです。今のこの国は・・・まじめで素直で。言葉遣いもきちんとしていて・・・それでも、一度レールを外れてしまうと、まともな仕事にありつけないっていうのが、今のこの国の現状です。しかたないから、金を貸しました。これで、書類を整えて、何か食って明日からもう一度出直せってつもりで。帰ってこないのを承知の上でね。でも、それでも彼を・・・人を信じたいっていう気持ちを持ってね。翌日、大阪のとある商業ビルの防災センターからうちの会社に電話がありました。例の彼の、身分証(うちの会社のね)がついた制服が、そのビルの階段の片隅に置き去りにされていたので、引き取りに来てほしいって・・・引き取りに行ってきました。わざわざ大阪の梅田まで。その帰りに書いていたのが、前の日記です。帰りの電車の中で、ブログを書きながら色んなことを考えました。人を信じたい気持ち。人を裏切るときの気持ち。あの時、彼が流した涙の意味。それから・・・マナミのこと。彼女を信じ続ける自分のこと。俺から離れてしまった彼女の本当の気持ちを・・・昔に思っていたこと。人に騙され続けても・・・それでも、人の言葉を信じられなくて、人を疑い、人の言葉を信じない自分よりも・・・騙されても、騙されても、人を信じ続けられる自分でいたいってことを。人を信じられない悲しい人間になるよりも、騙されて辛い思いをしても、人を信じることができる強い自分でありたい。人を疑う心の暗さよりも、人を信じる馬鹿正直な愚かさの方が、人としてまともな生き方のように思っていたあのころのことを。そんな自分を忘れずに生きていきたいなって。忘れちゃいけないって。そんなことを想いながら電車に乗ってました。だから今でも、彼の涙を信じています。マナミの心を信じています。自分の心を。。。生き方を信じています。司馬さん・・・こんな日本でいいんですかね?このくにのかたちは、これでいいんですか?若者が、夢を抱けない。夢を持とうとすることさえもできない。そんな国が、あなたの愛するこの国の姿だったんですか?あなたが、この国に蘇らせた、この国一番のヒーローの竜馬が、今、大河ドラマで話題になっています。彼が理想を求めて作ろうとしたこの国は、今こんな姿になっていますね。あなたが伝えたかったこと。守りたかったもの。全然力不足だけれど、俺たちが伝えていかないとね。次に書くのは、「龍馬伝」のことにしよう生きるってことに、諦めしか浮かばない今の時代の話じゃなくて、生きるってことに夢を持って必死に生きようとして死んでいった若者(ううん。若者だけじゃないよね)がいた時代の話を、もっと書いてみたいなって思います。何度か携帯に留守電入れてるけど・・・彼からは、いまだに何も連絡はありません。