2007/07/16(月)17:47
九州伝承遺産ネットワークシンポジウム ~第1部~
台風一過と安堵した矢先、中越沖地震。心よりお見舞い申し上げます。
安部総理が本日熊本市で遊説予定でしたが、午前中の長崎市で地震の第一報が入り、
急遽東京に戻られました。当然です。どうか、選挙よりも人命と復興支援を最優先して、
被害拡大を食い止めていただきたいです。昨日、「九州遺産伝承ネットワークシンポジウムin熊本」に参加しました。
今年3月の長崎市での会を皮切りに、この熊本市での開催が第2回目となります。
熊本学園大学で産業遺産の研究をされている教授のご紹介で、参加させていただきました。午後から夜の懇親会まで、講演や街歩きなど盛りだくさんで大変興味深く勉強になり、
新しい発見もあり、参加者との交流もとても楽しく、大満足のシンポジウムでした。
数回に分けてお送りします。まち興しの一環となるイベント、地元紙・熊日さんに
取材のお願いをすれば良かったと、終わったあと、後悔しきりです
熊本市長もご臨席予定でしたが、台風後ご多忙でやむなく代読のご挨拶となりました。お手伝い下さった熊本大学、熊本県立大学、熊本学園大学、崇城(そうじょう)大学の
たくさんの学生の皆さん、大変お世話になりました。ありがとうございますこのシンポジウムは、鉱山跡や近代建築物など「文化遺産」を見直そうと、九州各県の
NPO法人等13の団体が参加。今回の幹事は「熊本まちなみトラスト」さんでした。
主に熊本市内で、「記憶の伝承、使って活かす文化財」を理念に掲げ、活動されています。「九州伝承遺産ネットワーク」会長の坂本道徳氏のご挨拶、趣旨説明の後、
都市計画評論家、加藤康子(かとう・こうこ)さんのご講演。
「九州・山口の産業遺産を世界遺産へ」と力説いただきました。
「九州には縁もゆかりもない人間」(ご自身の弁)にそう仰っていただけることを
ありがたく、地元の人間がもっと遺産を活かしていかなくては恥ずかしく思いました。ちなみに熊本県では宇城(うき)市の三角港、福岡県境の荒尾市の三池炭鉱万田坑が
あります。いずれも、魅力等を訴える努力に欠けているのが現状ですこの後、第1部の会場をご提供下さったピーエス(株)専務、平山禎久氏
(熊本まちなみトラスト会員)の歓迎のご挨拶とPSのご紹介。90秒のブレイクに、熊本のおいしい水が振るまわれました続いて開催地プレゼンテーションとして、熊本まちなみトラスト事務局長、
冨士川一裕氏の講演。NPOまちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会、
東川隆太郎氏を中心に、意見交換会。かごんまなまりのユニークなお話でした