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ようこそ!「雲の上はいつも青空」

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業務報告

2009年04月30日
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カテゴリ:業務報告

豚インフルエンザの疑いのある韓国から今日午前、

あそ熊本空港に定期便が到着しました。

「豚インフルエンザ」を、客室乗務員の目線から眺めてみます飛行機

 

ついに“フェーズ5”。

“フェーズ6”に引きあげられるのも

時間の問題かと思います・・

 

世界中を飛び回っている国際線スチュワーデスは、

業務をこなすだけでも、自分自身が感染の危機にさらされています。

 

海外渡航の自粛やツアー・フライトの予約のキャンセルが相次ぐと、

旅行会社やエアラインは多大な営業利益の損失になります。

実際にサニーがクルーだった時にも、鳥インフルエンザや

狂牛病の問題で、一時期大変な落ち込みとなりました。

 

搭乗率だけの問題では終わりません!

 

予定されていたフライトに変更が入ると、

そのあとの機材繰りもやり直さなければなりません。

空港の滑走路の長さと飛行機の機種も考慮します。

予定されていたクルーもスケジュールが変わります。

これをコントロールするのは大変なことなのです。

先日お話しましたが、航空機の運行には

パイロットも客室乗務員も、機種資格が必要です。

また、安全運行がエアラインの最重要課題ですから、

クルーにはフライトパターンごとに

最低限必要な休養時間が規定されています。

何語が話せるクルーを乗せるのかも規定があります。

これらを全てクリアしているクルーを、

早急に手配しなくてはならないのです。

運行ダイヤが乱れたり、スタンバイ・デューディになると、

それこそ、自分が数時間後に地球のどこにいるのか?

夏の国なのか?冬の国なのか?

わからないのです・・

 

今回は機内での検疫も実施しており、

それほど時間のかかるものではないようですが、

検査が終わるまで機内から出られないお客さまは

それだけでイライラなさって

普段たまったストレスを

クルーに対してぶちまけられる方も少なくないでしょう。

 

たいへん大きな影響を受けるのが、

“機内食”です食事

豚インフルエンザの大流行のいま

「豚肉を食しても感染しない」と言われても、

気分的に食べたくない方は多いです。

宗教上の理由で、豚を食べない民族、

牛を食べない民族、いろいろいらっしゃいます。

かといって、全部ベジタリアンメニューや

魚料理だけにする訳にもいかない。

サニーのいたエアラインは全てのセクターで

ホットミールサービスでした。

ロングフライトともなると、お食事は2~3回あります。

このため、メニューを練り直すのがとても頭の痛いところです。

(↑もちろんクルーでなく、スペシャリストが考えます)

メインディッシュの数はほとんど余裕がないです。

最後の方になると、チョイスがなくなってきます。

そのときに、牛肉が食べられない方に

牛肉のメインディッシュしか残っていないとしたら・・?

実は逃げ道がありますが、

モタモタしていると、その手も使えなくなります。

 

機内食メニューを変えるとなると、

すでに印刷してあるメニューカードも

作り直さなくてはなりません。

間に合わない場合は、口頭でご説明します。

 

この他、備品の洗浄やクリーニング、機内清掃も

消毒などが強化されます。

 

全フライトの出発前のブリーフィングでも、

各種注意事項が徹底されていることでしょう。

万一感染者を発見した場合の対処の仕方も

指導されているはずです。

空の旅の安全を守るのがお仕事とはいえ、

精神的な負担は相当なものです。

 

海外渡航のご予定のある方は、

出発時も到着時も、お時間に十分余裕をお持ち下さい。

世界中を飛び回っているスチュワーデスの皆さん、

豚インフルエンザに負けず、頑張って下さいハート(手書き)

一日も早く、豚インフルエンザが落ち着くよう願っています。







最終更新日  2009年04月30日 20時42分34秒
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2009年04月10日
カテゴリ:業務報告

クルー時代のお話です飛行機

前記事の『ど Pink』にお寄せいただいたコメント。

【秋田の酒は美味いのばかりですから。】きらきら

(N)さん、ありがとうございますハート(手書き)

ふと、クルー時代のエピソードを思い出したので、

ご紹介させていただきますえんぴつ

 

サニーは外資系エアラインに所属し、その国をベースとして

世界各国にフライトしておりました。

日本便も、時おり入ります。

ある日、行き先「AXT」というのが入りました。

渡されるフライトスケジュール表記は発着空港の3レーターコード、

時間はグリニッジ標準時が基本です。

時差もGMT(グリニッジ・ミーン・タイム)を基準に計算します。

「AXT」・・

定期便にはないポートです。

「秋田」へのチャーター便です。

旅行会社が募集したツアー客の方の、帰国の途につかれるチャーター便。

このときは、私たちクルーにとっては行きに送って、帰りはお客さま無し。

片道フェリー、“フェリーフライト”と言います。

一見、楽なようですね。いや、確かに往復お客さま有りに比べれば楽ですが・・

片道は満席で、特にお客さまにとっては帰りなのでデューティーフリーの

最後のチャンスでもあり、実は大変忙しいのです。

でも、最後だからこそ、気持ちよくご帰国いただきたいですね。

「終わりよければすべて良し」

逆に、楽しかったご旅行を、最後の最後に

台無しにすることなど、絶対に避けたいですね。

 

ポーンスピーカ

シートベルト着用のサインが消えました。

機内サービス開始。

食前のお飲み物サービスのあと、お食事。

この、食前・食中・食後ともに、

他の路線とは違う現象が起きましたひらめき

 

カートにお飲み物を積んで、お客さまにお好みのものを尋ねていきます。

それが、圧倒的に・・

「白ワインワイングラス」 「アップルジュースりんご

なのでしたびっくり

他の日本路線では、経験したことがない程の人気。

機内の白ワイン・アップルジュース、ほぼ出払いました。

 

日本酒は基本的にエコノミークラスではお出ししておりませんでした。

ただ、「日本酒ちょうだい」とおっしゃった方はお一方も居られず、

カートに積んであるものをご覧になり、飲める方は白ワイン、

アルコールを召し上がらない方はアップルジュースに集中したのでした。

(日本の青森のアップルジュースは、外国人クルーにも大人気でした王冠

白ワインは日本酒ではないですが、同じ醸造酒。

お客さまは、お酒の美味しい秋田で舌の肥えた皆さま。

なるほど~ひらめきと、目からウロコだった思い出です。

まだサニーは焼酎は飲めませんでしたが、九州は焼酎王国。

とても印象深かったです。

その頃のサニーは、ワインにはまっておりましたダブルハート

ちなみに、当時の日本人のお客さまからリクエストの多かったお飲み物は、

ビールとウイスキーの水割りが圧倒的でした。

 

私たちクルーは、残念ながら観光の時間は全くありませんでした。

角館の桜さくらと、奥入瀬渓流の紅葉葉を、いつか絶対見に行きたいです。

嬉しいことに、秋田はじめ東北のブログお仲間さんにも多数知り合えました。

皆さん!! お邪魔する際には、ぜひよろしくお願いいたしますハート

呑むぞぉ~^o^/







最終更新日  2009年04月10日 12時49分33秒
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2009年03月30日
カテゴリ:業務報告

あおぞら航空には珍しく(笑)、久々にエアライン時代のお話です。

先日ご紹介した「はやぶさ」記事へのコメントで応急処置に関するコメントを

多数頂戴し、ありがとうございました。訓練時代のことを振り返ってみましょう。

飛行機

入社すると、まず会社や路線について基本的なことを学んだら、

「セイフティ・トレーニングセンター」というところに入ります。

飛行機の構造、緊急事態発生時の対応や、救急救命処置をみっちりと学びます。

晴れて終了できたら、やっと憧れの制服を着て、機内サービスを

モックアップ(機体模型)を使って実習しながら学びます。

全ての訓練を終えると、最初のフライトはひとり人数から浮いた形で見習います。

今日は、この中で「セイフティ・トレーニングセンター」を覗いてみましょう。

 

ここでは、動きやすい私服の上下の上から、訓練用のつなぎを着ます。

座学と実習、両方あります。

自動車の運転免許に種類があるように、パイロットでなくとも

我々キャビンクルーも、乗務するには「機種資格」というものが必要です。

機種資格を持っていない機種には、乗務することが出来ません。

我が社の場合、一番最初はまずB747の機種資格を取り、

その後追加で他の機種資格も取っていきます。

同じB747-400でも、一つひとつの機体にアルファベットコードで

名前が付いており、それぞれ微妙に緊急時に使用する道具の場所や数が異なり、

それらを全て覚えなくてはなりません。

シップ(飛行機)に乗り込んで真っ先にやるのは、「セキュリティ・チェック」です。

不審なものがないか、お手洗いのゴミ箱の中まで点検します。

緊急時に必要な道具が、所定の場所に所定の個数あるか、

状態は使用済みだったり壊れたりしていないか?チェックします。

不備があればすぐにグラウンドスタッフに報告し、

ドアクローズ前までに代替品を持って来てもらいます。

これが来ない限り、離陸出来ない規定になっています。

シップごとの緊急時の道具の場所・数は、それほど重要なことなのです。

 

「セイフティ・トレーニングセンター」では、あらゆる緊急事態への対処を訓練します。

火災発生時には、火災の種類(原因)によって消火器を使い分けます。

機内に煙が充満しているのに緊急着陸できない場合、

(大海原の上だったり、近くにジャンボ機が着陸できる滑走路がない、等)

上空でドアの一部を開けることもあります。

 

離陸前の非常用設備のモニターで言っていますが、

「酸素マスクは必要な時に自動的に降りてきます。」

この後が大事な部分。

「お子さま連れのお客さまは、先にご自身にマスクを当ててから

お子さまに装着して下さい。」

酸素マスクはディコンプレッションの際に降りてきます。

酸素が足りない状態。ものの10秒で気を失います。

お子さまに当てているうちに、自分が気を失うのです。

必ず、自分を安全にしてから、お子さまも守りましょう。

 

皆さんもTVニュース等でご覧になっていると思いますが、

陸地で着陸に失敗したり、エンジンが火を噴いたりした際には、

ドアからシューターを出して、滑り降りて避難していただきます。

クルーには、先に滑り降りて下でアシストする者と、

最後まで機内に残って、全てチェックしてから脱出する者とが居ます。

フライトごとにブリーフィングの際に、チーフパーサーが役割を決めます。

約400名の乗客を、90秒以内に全員脱出させなくてはなりません。

何度も何度もシューターを滑り降りました。

遅いとトレーナーから怒られて、また全員でやり直しです。

ジャンボ機は高さもあるので高所恐怖症の方には怖いと思いますが、

自分の命のためですから、どうか思い切って飛び降りて下さい。

 

このシューターは「スライドラフト」というぐらいで、

ディッチング(海に不時着)の際には、ボートになります。

乗客をラフトに誘導したら、機体からスライドラフトをナイフで切り離しますが、

万一間に合わない場合でも、機体が沈み始めてある一定の力がかかると、

自動的に切れるしくみになっています。

海上では、少しでも体力の消耗を避けるため、キャノピィ(ビニール屋根)を張ります。

クルーひとりでは無理です。乗客に、お手伝いいただきます。

この訓練用に、プールがあります。泳ぐテストもあるのです。

距離や速さはあまり問われませんが、金槌ではスチュワーデスにはなれません。

 

 救急救命法については、乗客の症状による、考えられうる原因と

その対処法を学び、人工呼吸や心臓マッサージも何度も練習しました。

最愛の実父にすることになるとは、このときは夢にも思いませんでした・・

 

「セイフティ・トレーニングセンター」のトレーナーたちは、鬼のように恐ろしかったです。

毎日小テスト、また、授業中の質問に答えられなくても返答が遅くても、怒鳴られます。

実技演習の時も、ものすごく緊迫した雰囲気で、本当に手が震えるような訓練でした。

実技も合格しないといけないし、ペーパーテストも80%取れなければ、

“You can go home.”

「国に帰っていいよ。」 = クビです。

大学受験のときは少しだけ勉強しましたが、学生時代の4年間

アルバイトばかりしてちっとも勉強しなかったので(爆)、

眠っている“NO ミソ”を叩き起こして暗記しました。

ひとり立ちしても、定期的に訓練の見直し研修とテストがあり、

研修とテストにパスしないと免許を失い、乗務停止になります。

いま振り返ると、このクルー時代以降、またさっぱり頭を使っておらず、

“NO ミソ”状態です・・

 

しかし、この厳しい訓練のお陰で、自分たちの任務が

いかに責任の重いお仕事なのかということを思い知りました。

決して“憧れ”だけでは出来ないお仕事です。

機内サービスも、安全があって初めて出来るもの。

私たちは、サービス要員の前に、保安要員であるのです。

 

“This is the only time you can order your passengers!”

「乗客に命令できるのは、この時だけだぞ!」

緊急事態のときだけは、乗客に命令して全員の救助のために協力してもらえ。

ずっとリアルに耳に残っています。

 

サニーは外資系だったので、訓練もフライトも生活も、全て英語でした。

緊急事態発生時に叫ぶフレーズも英語で訓練を受けているので、

いまでも頭の中ではその分野は英語のままです。

日本のエアラインだったら何と叫ぶのか、大変興味があるところです。







最終更新日  2009年12月02日 18時21分10秒
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2006年11月02日
カテゴリ:業務報告

客室乗務員になってから、現役時代はもちろん退職してからも当分の間、いや一部は今でもその名残である現象が続いています。私の中では「職業病」と呼んでいます。

例えば・・・

★忘れ物チェックをしてしまう。

★あらゆる乗り物でシートベルトを探してしまう。ないと不安!
 他の乗客がシートベルトを締めているかどうかついチェックしてしまう。

★どこでも消火器の在り処を確認してしまう。あるいは異様に目につく。

★非常用通路や非常口に物が置いてあるのが許せない。

★離着陸のときは、サイレント・レビューといって緊急事態発生時の行動を考えている。

★心臓マッサージと人工呼吸がうまくできる。

★通行人にさえつい、「お客様!」と言ってしまう。

★旅行時のパッキングが早い。

★万年時差ボケ (←関係ない!)

など、これは一部ですが、未だに続いています。

ちなみに私はもし病院などで勤務することになれば、慣れるまで大変だろうなと思っていることがあります。それは、「患者さん」のことを「お客さん」といい、「お大事に」を「ありがとうございました!」と言ってしまうという、場違えな発言!看護士の知人と話していて、間違えるに違いないと確信したのでした

                  ご自宅・職場の消火器、在り処をご存知ですか?

 

 







最終更新日  2006年11月03日 00時05分34秒
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2006年10月30日
カテゴリ:業務報告
皆さんは、じっと待つことには忍耐強い方ですか?


客室乗務員というと、フライトで世界各地を飛び回っている面だけクローズアップされがちですが、定期的に地上で訓練・試験を受けたり、会社の広告塔としてイベントに出演したり、フライトしながらたまに新人訓練のインストラクターとして授業を持っているクルーもいたりと、さまざまな顔を持っています。

この他に、飛行機の安全運航に欠かせないのが“スタンバイ・デューティー”です。飛行機には、各機種によって最低限必要な乗務員数がコックピット・客室ともに定められており、それに満たないと保安上罰せられるため飛ぶことが出来ません。

しかし、クルーも人間。時には急な病気や怪我で飛べなくなることもあります。そんな時は一刻も早く会社に連絡し、代わりのクルーを手配してもらわなくてはなりません。この手配が意外と大変なのです。時には機種変更や長引くディレイで一便のクルー全員が入れ代わることもあります。その飛行機の機種資格を持っていること、路線の言語の規定、前後のフライトとの空き時間、この3つは必須条件で、それを満たすスタンバイ・クルーを選んで会社が自宅に電話をかけてきます。携帯電話は不可、自宅待機が原則です。


このスタンバイ、およそ半年おきに2週間ずつ回ってきていました。なぜこんなに長いかというと、ロングフライトの後の最低必要な公休までまかなうためです。したがってスタンバイの後半はショートフライトにしか呼ばれません。不測の事態に備えて、多数のスタンバイ・クルーが今もいつ鳴るか分からない電話を待っているのです。

自宅で自由に待てますが、食事を作り始めたばかりなのに「一時間後にテイクオフ!」なんてかかって来るとたまりません。また、このような緊急呼び出しでの行き先が夏の国なのか冬の国なのか、あるいは自分が一体いつ帰って来れるのかすら分からないため、あらゆることを想定して荷物も準備しておかなくてはなりません。
数時間後に自分は世界のどこに居るのでしょうか???


私が知る限り、この“スタンバイ・デューティー”を好むクルーはいませんでした。スタンバイの最後の日が終わる瞬間は、美味しいワインとチーズで自分に乾杯していました。格別ですワイングラスきらきら







最終更新日  2006年10月31日 01時52分40秒
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2006年10月11日
カテゴリ:業務報告

30分も待ったレストランで、ブスッとした店員さんに料理を運ばれてきてちっとも美味しくなかったこと、ありませんか?
ドキドキしながら大きな商談に向かう途中、黄色い声で話しかけられたら、応答したいと思いますか?


飛行機には、他の乗り物や建物・施設ももちろんそうですが、400人の乗客がいれば400通りの    心理状態があります。

待ちに待った旅行に胸を躍らせて出発する方、楽しかった旅行が終わりしんみりと思い出に浸る方、新婚旅行のご夫妻、好きな有名人と偶然乗り合わせてはしゃぐ方、
重要な会議を控えて緊張されている方、束の間の帰省で里心のついた方、
声をかけてほしい方、放っておいてほしい方、
お身内の危篤の知らせやご不幸で悲しみに暮れている方・・・。

お座席は地上スタッフもしくは機械で指定していますが、皆様の隣りにどのような方が座られるかは、こればかりは実際にお会いするまで分かりません。お会いしても、その方のご職業や心理状態など、なかなか分かるものではありません。

私たちクルーは、皆様のご想像どおり“常に笑顔で”を心がけています。
しかしニコニコすればよいものでもありません。ご気分の沈んでいらっしゃる方への応対や、
お客様からお叱りを受ける際など、笑顔で対応していたら「バカにするな!」と事態が悪化します。

事情は解らなくても、お客様の表情やしぐさ、言葉、お声のトーンなどから“サイン”は出ています。
それをいかに素早く正確に感じ取れるかが、お客様に過ごしやすい空間を提供できるかどうかを 左右します。いくら熟練したクルーでも、この追及にゴールはありません。お客様は毎回違います。同じ お客様でも、心境は毎回違います。そして、私たちクルーも人間。何度同じ路線を飛ぼうと、毎回そのときの心境や気分は違います。同じフライトは二度とありません。

“おもてなしの心”
「もし自分の家族や恩人が乗っていたら・・」 この気持ちをすべてのお客様になぞらえて接することで、少し理想に近付けるかもしれません。

このように、心も運ぶ乗り物。皆様も、ご搭乗の際には周囲のお客様に少しばかりのご配慮をいただければ、お互いに、より快適なフライトとなることでしょう。

(お恥ずかしい余談です・・)
どうしても笑顔が出ない時、落ち込んだ時、私はラバトリー(トイレ)に入り、目の前の自分に
「あなたなら絶対できる!」と言い聞かせニコッと笑って、またキャビンに戻っていました。
コレ、効きます。お試し下さい。


*****


以下、本文とは関係ありません。


            昨夜はお客様の83歳のお誕生祝いでした。
            すこぶるお元気。今後もますますご健勝で!

                                お母さん06誕生会







最終更新日  2007年10月18日 22時00分54秒
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2006年10月07日
カテゴリ:業務報告
コックピット・キャビンクルーともに、常に安全運行を最優先して業務に取り組んでいます。
各フライトの前には必ず「ブリーフィング」という乗務員同士の確認や情報交換の時間があります。その便の客席の予約状況や航路・天候に関する情報はもちろん、緊急事態が発生した場合の対処の仕方、行き先の税関に関する情報など、細かくチェックします。
入念な下準備ののち、無事に離陸し水平飛行に入っても、コックピットクルーは常にレーダーと向かい合い、航路の気象情報の把握に努め、他機とのニアミスにならないよう、気を抜くことはありません。

しかし、不可抗力というものも世の中には存在するようです。
それは「クリア・タービュランス」という、レーダー上は見えない乱気流です。
マスコミで時おり報じられることもあるのでご存知の方も多いと思います。

上空で、「ただいまシートベルト着用のサインが消えましたが、飛行中の予期せぬ揺れに備えて、お座席にお掛けの際には常にシートベルトをお締め下さいますようお願いいたします」聞いたこと、ありますよね?

それは、バンコク-シンガポール間のフライトでのこと。

シンガポールにあと少しで到着でミールサービスも終盤に差しかかった頃、突如機体がグーンと急降下。キャビンにてサービス中だった私たちクルーは、とっさにお客様のアームレストにしがみつき自らの安全を確保しました。何10キロもあるフードカートが、一瞬宙に浮いたのです。お食事のトレイは散乱し、ドリンクのワインやコーヒーは天井にかかりポタポタと滴り落ちてきました。天井から赤ワイン… 負傷者が出なかっただけでも不幸中の幸いでした。

皆様、シートベルトは常に着用しましょう!






最終更新日  2006年10月07日 22時29分07秒
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