プロ意識プロ意識とは
日経新聞の 「そこまでやるか」というコラムの抜粋です。 新田さんは、短大を卒業し、現在新幹線で御弁当を売るお仕事を、2ヶ月に1回の契約更新で働かれています。 あの、新幹線で通路を巡回してくる、ワゴンのお弁当売りです。 なぁんだ、単に御弁当を売る仕事か。。。という単純作業のようで、実は、彼女の場合は、徹底的にプロに徹しています。 例えば、出勤時間の1時間前には出てきて、プラットフォームでお客様のあれこれ観察をするそうです。 また、昼間は暑いので、できるだけ冷たい食べ物を多くしたり、夜は寒いので、できるだけ暖かい食べ物を多くして、彼女の直感で、ワゴンに乗せる品々の予測を立てるそうです。 通常、巷のコンビニの売上が、一日に30万円~40万円のところ、新田さんのあの小さいワゴンから稼ぎ出す売上は、新幹線を1日に7往復しながら、 なんと、1日に50万円売り上げるのだそうです。 えっ! 新田さんは、お客様にどうやったら喜んでもらえるかを、常に考え、常に実行しています。 新田さんの場合、お弁当を買った人の後ろの人が、前の人がお弁当を買った瞬間に目線を送ったとか。。。 そういう細かな観察を欠かしません。 そして、一往復して帰ってきた時に、その後ろの目線を送ったお客様に、働きかけると、かならずお弁当が売れるそうです。 例えば、お弁当を今日は29個ワゴンに積もう。。。 そう決めたら、その日29個が完売し、なおかつ、買い漏れる人が発生しないこと。。。 需要と供給がぴったり合うことが目標だそうです。 新田さんが微笑みかけ、お客様からも微笑み返しでにこっと笑ってくれることが、とっても嬉しいそうです。 このお弁当を売るという仕事が、大好きなんだそうです。 たかが、新幹線のお弁当売り。。。ではなく、新田さんは、彼女の感性と個性と能力を最大限に生かし、ワゴンのお弁当売りとしては日本一、プロ意識に徹しています。
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