盛り付けの量盛り付けの量
ボウルに入れたスープや、容器に入れたポップコーンを食べさせる実験から、「人間は、盛りつけられたものは途中で食べるのをやめられず、多く盛りつけられると結果的に多く食べてしまう」と証明した研究者がいる。 米イリノイ大学のブライアン・ウォンシンク博士らで、研究者たちは、この研究結果から、肥満問題を解決するには、1回に盛りつける分量を減らすことだと言っている。 実験はこうして行われた。まず、被験者の学生に、ボウルに満たしたトマトスープを出す。このボウルには、被験者には見えないように、チューブがつながっていて、スープをが減ってもつぎつぎと補給されて減らない。被験者たちは、味覚のテストでもするのかと思って試験にのぞんで、スープを飲み始めた。試験は何度もくり返し行われ、その結果、こっそり補給されるボウルからスープを飲んだ被験者は、通常のボウルで飲んだ被験者より平均40%多くスープを飲んだ。 おいしくない古いポップコーンでも、量の多い容器からはたくさん食べることもわかった。映画館に映画を見に来た人たちに、できたてと、できてから14日経過した古いポップコーンを、それぞれ大きい容器と小さな容器に入れて無料で提供した。すると、古い新しいに関わらず、大きい容器をもらった人の方が、ポップコーンを多く食べた。とくに、古いポップコーンをもらった人たちは、ほとんどの人が、「これはまずい」と言いながらも、大きい容器だと小さい容器からのときより、ポップコ-ンを33%も多く食べた。 ●HOME 「健康増進、病気予防、抗加齢(若返り)、長寿、豊かさ、幸せを探求する研究所」に戻る ⇒ ジャンル別一覧
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