健康とは健康の定義
◆健康とは 世界保健機関(WHO)が定めた健康の定義は、『健康とは単に病気あるいは虚弱でないというだけでなく、肉体的、精神的、社会的に完全に良好な状態を指す』と打ち出しています。 『病気ではない』ことと『健康である』ことは、まったく別であると打ち出しているわけです。 ◆どちらの人生をお望みですか? ☆ヨボヨボ、寝たきりで長生きする → 増えています。 ☆まだ、やり残したことが多い人生の途中で、終わる → かなり増えています。 ☆ピンピンに元気で天寿を全うして、コロっと終わる → 私はめざしています。 悪化する一方の生活環境から何ら努力をしないままで、ピンコロ人生は過ごせないでしょう。 ◆深刻な健康状態 自分は健康だと思っている人は80%を超え、健康に自信のある人が半数を超えていても、調べると本当に健康な人はわずか5%しかいない(朝日新聞、1997年1月18日)。 病気ではないことと、健康であることを同じだと勘違いしていることもありますが、重金属で汚染された空気を吸い、塩素入りの水を飲み、栄養価が激減した促成栽培野菜や化学合成物質漬けの加工食品を多用し、肉、動物性脂肪、砂糖の多い欧米化した食事をする。仕事と遊びでかなり忙しくて不規則、睡眠も不足がちで、運動もしない。ギクシャクした競争社会と人間関係でストレスはたまる一方。さらに、タバコや酒でストレスを紛らわせているような生活習慣。このような健康教育の欠如からくる健康に無知・無関心のまま行動する生活習慣が招いた結果なのでしょう 健康増進は生活習慣で決まります。人は「食」と「心」でできていることを心底理解することが大切だと学びました。 ◆健康増進のための生活習慣 ☆心(人生、健康観、健康知力) ☆健康に対する正しい知識 ☆栄養バランスのとれた1日3回の食事 ☆十分な睡眠(12時前に寝る) ☆適度な運動を定期的、継続的に ☆快便(腸内環境を整える) ☆ストレスをためない ☆たばこは吸わない、 大酒を飲まない ☆楽しく働き、働きすぎない ☆抗酸化物質がたっぷり入った質のよい総合ビタミン・ミネラル剤を摂る 中でも生命維持に不可欠な食事=栄養が最も大切なカギだと思います。日本は食・栄養教育の欠如・無策、商売優先のマスコミ情報などに振り回されて正しい知識を学びにくい環境です。 大変残念なことに医師なども例外ではないそうですし、頼りの栄養と病気との関連を考える栄養疫学の専門家でも栄養疫学最先進国・米国から大きく遅れていると2000年12月18日の讀賣新聞夕刊に報道されていました。日本は国民の望ましい栄養摂取量を定めた最新第6次改定が『欠乏から飽食の時代への変化に対応』としたのに対して、世界の潮流は次のステップ『飽食から新たな欠乏へ』と視点を移しているのだそうです。
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