メンズヘルス◆『メンズヘルスとは?』 知って欲しい中高年の男性医学2008年8月7日の夜、NPO法人市民と医療を結ぶ会主催の 市民公開講座を受講しました。 男性ホルモン・テストステロンから男性の健康であるメンズヘルスに アプローチするというすばらしい内容でしたのでシェアいたします。 テストステロンの原料はコレステロールで、体内で複雑なプロセスを経て テストステロンに合成されています。 テストステロンの分泌を促す栄養素はいろいろあるといわれていますが、 生活習慣の改善が重要です。 私が実践してきたことが的を射ていることがテストステロンからも確信できました。 さらに、ストレス対策、酸化ストレス対策やテストステロン濃度を高めるよう 顔晴(がんば)ります。 ************************************************************************* ■テーマ:『メンズヘルスとは?』 知って欲しい中高年の男性医学 ■講 師:帝京大学医学部泌尿器科学講座主任教授 堀江重郎氏。 ■内 容 ▼メンズヘルスの考え方 ・今注目されている男性ホルモン・テストステロンからのアプローチ ・平均寿命の年次推移 過去から女性の方が長寿 ・65歳以上人口割合国際比較 世界に類のない猛烈な勢いでの高齢化 ・若年認知症の男女比 圧倒的に男性が多い ▼男性ホルモン・テストステロンの作用 ・認知機能 ・骨 ・筋肉 ・血液 ・性機能 ・血管 ・脂質代謝 ▼成功するトレーダーはテストステロン値が高い 世界中の話題となった論文 成功している株式トレーダーの大半は男性ホルモン「テストステロン」の値が高く、 これによって自信や活力がもたらされている。このような研究が2008年4月14日の Annals of the National Academy of Sciencesに発表された。 研究を行ったのは、英ケンブリッジ大学(Cambridge University)のジョン・コーツ (John Coates)博士率いる研究チーム。 テストステロンが、株式市場で働く人の実績を高める素質の1つ、 冒険心を高めることも分かったという。 ▼the winner effect テストステロン → 勝利 → テストステロン → 自信・冒険心 →テストステロン → 勝利 ・ウイナーズスパイラル ・ポシティブフィードバック ・ほめて育てる ▼赤色ユニフォーム 勝利の色 ・男性的攻撃性を誇示する ・テストステロンを分泌させる ・ホームグランドで有利=縄張り(テリトリー)意識 ・大きな目的のための自己犠牲 ▼イスラム教 進化した動物ほど尿が濃い ・水が不自由 → 尿が濃い → テストステロン濃度が濃い ・よって男尊女卑になるのだろう ▼テストステロン濃度は環境でも変わる ・男性一人 テストステロン濃度が濃い ・男性同士 テストステロン濃度が濃い ・女性と一緒にいる テストステロン濃度が下がる ・結婚したとたんに テストステロン濃度が下がる セロトニンは増える ・夫婦が中年になると家庭での立場が変わったりするのは、 男性はテストステロン濃度が下がる 女性は更年期を過ぎると女性ホルモンが減り、テストステロン 濃度が上がったと同じようになり、家庭での立場も逆転する ・個人差が大きいが、加齢とともに下がる ・自己を誇示する職業、創造性はテストステロン濃度が高い 政治家、芸術家 ・倫理に縛られる職業 テストステロン濃度が低い 牧師、医師、教師 ▼定年後の衰え 男性更年期障害 日暮れて道遠し ・筋肉痛、疲労が取れない ・寝付きが悪い、頻尿、ほてり ・急に汗をかく ・男性更年期障害の90%はED ・テストステロンの減少は、50代12%、60~70代28% ・動脈硬化、認知症、骨密度、体脂肪増加 ・厄年は意味がある 老いを感じる年齢 ▼テストステロン濃度が下がる最大の原因はストレス ・底抜けの明るさが大切 植木等が大活躍した時代の日本は明るかった ・交感神経が優位な時はストレスが強い ・テストステロン濃度の一日での変化 20~30代:朝がピーク、15時にも高くなる 朝礼、朝の体操、朝の会議などに意味がある 40~50代:全体に低く、60代より低い ストレス・過労 厳しい日本の現実 60代:ピークは11時、午後も比較的高い ▼テストステロンが減るとでる症状 ・精神面 不安 いらいら うつ 不眠 集中力欠如 記憶力低下 性欲低下 ・身体面 筋力 筋肉痛 疲労 過労 ほてり、発汗 頭痛、めまい、耳鳴り 性機能 頻尿 朝立ち消失 ・テストステロン濃度が低いと生存率も低い ・加齢 ・生活習慣病リスクも高まる ▼酸化ストレスとテストステロン ・酸化ストレスが生活習慣病を起こす ・エネルギー代謝過程で活性酸素が出現 糖尿病、高血圧、高脂血症、メタボ ・DNAやミトコンドリアを傷つける ▼酸素消費量と動物の寿命は相関している ・カロリー制限すると動物は長寿化する 酸化ストレスが減る マウスから猿まで確認できている ▼酸化ストレスの大きな原因 ・高血糖 ・肥満(内臓肥満) ・高血圧 ・テストステロン減少 ▼酸化ストレスを防ぐには ・適切な運動 運動が終わってからテストステロンが上がる ・適切な食事 抗酸化能力の高い食品を摂る ▼メタボとテストステロン ・テストステロン濃度が低いと内臓脂肪が貯まりやすくなる ・ストレス → テストステロン濃度が下がる → メタボ → 生活習慣病 ▼運動の効果 ・インスリン抵抗性が減る 糖尿病になりにくくなる ・メタボ メタボの治療と予防 ・運動後に副交感神経が優位になる ・テストステロンの分泌が盛んになる ▼男性の頻尿は要注意 メタボ → 生活習慣病 70代以上での4年生存率 全体85% 夜3回以上トイレに行く頻尿者 70% ▼男性更年期障害の予防 ・運動 ・リラクゼーション ・鍼灸 ・気功、太極拳 ・ヨガ、座禅 ・温泉 ・美しいものに感動 ▼前立腺ガンの予防 日本だけ前立腺ガンが少なかった → 一番増えている ・味噌 ・トマト ・ウコン ・魚油 ・日光を浴びる ・緑茶 ・高麗ニンジン ジャンル別一覧
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