私は40歳で超健康マニアになりましたので、パソコンに17年間の詳細情報が入力してありますが、学校、地域、会社などのそれぞれのデータを一元管理してくれるのであればかなり有効だと思います。
これは期待したいですね。
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厚生労働省は、母子健診から老人健診まで、個人が生涯を通じて受ける健康診断の結果を記載した健康手帳を、国民1人ひとりに配布する方針を固めた。
健康手帳を誕生、入学、就職、高齢期などの節目ごとに配布し、胎児期から老年期までの健診のデータを蓄積し活用していくことによって、病気の予防や治療に役立てたり、アレルギーの子どもが学校給食を食べてショック症状を起こす事故などを防いだりすることが目的だ。
厚生労働省がこの決定をした背景には、日本では通常、学校・職場での健診、各自治体で行っている住民健診など、一生のうちに何度か健診を受ける機会があるが、卒業や転職の際に健診のデータを引き継げないため、健康管理に活用することができていないという事情がある。また、検査後の指導も十分できないため、精密検査が必要な場合でも検査に行かない人が少なくないことなども問題になっていた。
健診の検査項目や方法は検査を実施する機関によってまちまちで、健康手帳に検査データを蓄積していくためには、検査の項目や精度などについて、ある程度統一をはかる必要があり、厚生労働省は2004年3月末をめどに、健康増進法健康診断の検査項目等や健康手帳の様式についての指針をまとめる計画だという。
将来、自分が生まれた時からの健診結果がすべて記入され、データの推移がひと目でわかるような健康手帳を持つようになれば、病気の予防や早期発見、生活習慣病などのコントロールにおいて大いに役立つだろう。しかし、健診のたびに複数の健診実施機関に健康手帳を提出すること、そしてアレルギーや特異体質の見落としによる事故を防ぐためには、アレルギーの人などは常に健康手帳を携帯するのが望ましいこと、などを考えると、個人情報の保護について十分な対策を取る必要があるだろう。いずれは、健康手帳をICカード化する構想もあるというが、どんな形にせよ、セキュリティ面をしっかり整備したうえで、健康づくりに役立つようなものにしてもらいたいものだ。
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