オメガ3脂肪酸は、血液を浄化・サラサラにする、心臓がよい、抗うつ作用など次々と効果・効能がわかってきています。
脳の脂肪酸は2/3がオメガ3脂肪酸といわれており、予想していた研究結果です。
オメガ3脂肪酸に関連した過去の日記は、
焼き魚は脳卒中の原因「心房細動」を予防する?! 、
オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸 、
魚を食べると、死亡リスクが減る&魚を食べると頭がよくなる 、
冠動脈疾患予防のためにオメガ3系脂肪酸の摂取を
があります。
最も効率よく2~4g/日のオメガ3系脂肪酸を摂るには、サプリメントが一番役に立ちますが、含有量が少なかったり、汚染されていたり、鮮度に問題があったりして、
よいものを選ぶのはコツがいります。
さらによいオメガ3系脂肪酸は話題の抗酸化物質アスタキサンチンを豊富に含むオキアミ油ですが、商品化したメーカーはまだ1社しかないようです。
長生きして身体は元気でもアルツハイマー病になると周りも含めて大変だと思いますので、私は徹底した予防策を実践しています。
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魚油に多く含まれている「オメガ3脂肪酸(n-3系多価不飽和脂肪酸」の健康効果はすでによく知られているが、アルツハイマー病による脳の損傷を防ぐ働きが注目されている。
このメカニズムを探るために、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部の神経学教授、グレッグ・コール博士が、マウスを使って実験した。9月1日、雑誌「ニュ-ロン(神経細胞)」で発表された論文によると、遺伝子変異でアルツハイマ-様症状の脳損傷が起きるようにしたマウスに、ソイ(大豆)とフィッシュオイルをたっぷり含んだエサを与えたところ、マウスに記憶障害、または、脳損傷が見られなかったという。
特に、脳細胞をつなぐシナプシス(神経の情報が伝わる連接部)の損傷が起きず、アルツハイマー病様の症状が起きなかった。
次に研究者たちは、マウスのエサから大豆とフィッシュオイルを抜いて、代わりに、紅花油を入れて与えた。紅花油はオメガ6脂肪酸は多いが、オメガ3脂肪酸はほとんどない。その結果、紅花油のエサを食べたマウスでは、シナプシスの損傷がひどく、ちょうど、人間のアルツハイマー病患者と似た症状を呈した、という。
(出典:日経ヘルス)