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2004/12/13(月)00:46

サメ軟骨に癌治癒効果の科学的根拠なし

やはりでした。 私は科学的な根拠のないものには手をだしませんのでサメ軟骨は使っていません。 国立健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報にも科学的な根拠がないと書かれていました。 法整備が遅れている日本では、メーカー、販売者側の情報だけを鵜呑みにしない賢い消費者にならないといけませんね。 ************************************************************** 天然のサメ軟骨製品はがんの代替療法として一般的に利用されている。しかし、がん関連医学誌「Cancer Research」12月1日号に掲載された論文は、それによってがんが治癒するという科学的な証拠はないと結論付け、誤った期待を抱かせる「似非科学」を非難すると同時に、高度に精製された特定の軟骨抽出成分が最終的に有益となる可能性をも示している。 論文は2000年4月に米国がん学会(AACR)で発表され、実際の科学と一般認識とのずれを初めて示した予備的な研究に基づく。それによると、サメ軟骨の人気は、サメががんにかからないという前提、William Lane氏による1992年の著書「Sharks Don't Get Cancer」、高名な米ハーバード大学医学部の研究者Judah Folkman 博士が腫瘍に栄養を供給する血管の発生(血管新生)に対するサメ軟骨の阻害能を調べたことなどに端を発する。 しかし、実際には、サメとその仲間は良性および悪性腫瘍のいずれをも生じる。論文著者で米ジョンズ・ホプキンズ大学の生物学および比較医学部門研究教授Gary K. Ostrander氏は、軟骨の販売者はサメががんになることは稀であると主張しているが、実際のがん罹患率は不明で、また、サメが他の生物に比べてがんにかかりにくいとしても、それが天然の軟骨抽出物をヒトのがんに使用する根拠にはならない、とコメントしている。 サメ軟骨の使用を調べる2つの臨床試験に資金を提供している米国立がん研究所(NCI)によると、サメ軟骨からは2種類の血管新生阻害物質が精製されているが、現在のところがん治療法としての有効性を示す決定的な証拠はない。将来的にはサメ軟骨の特定成分の有益性が判明する可能性はあるが、主要な物質、作用メカニズム、潜在的な副作用、最適な送達経路の特定には、さらなる研究が必要である。 (出典:HealthDayNews)

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