今回、副作用による死亡が報告されたアラバ錠は、免疫抑制作用により
リウマチの炎症や関節破壊を抑える薬です。
副作用の強さについては以前から問題になっていましたが、医療現場では
他に有効な手立てがないので、副作用を承知で処方され続けてきました。
私が改善のお手伝いをさせていただいた例としては、
1.自己治癒力の回復
日々の食事を理想に近づける。
栄養素の摂取が理想的になると、身体の細胞一つひとつがしっかり
機能するようになり、自己治癒力や調整機能が回復します。
2.自己免疫疾患
抗アレルギー作用のあるEPA(エイコサペンタエン酸)を十分に摂る。
さらに免疫機能を安定化して、過剰な免疫反応を抑える。
3.炎症
免疫反応により発生した活性酸素の攻撃を受けた関節などの細胞は、
激しい炎症にさらされ、炎症を起こした細胞はさらに免疫反応を引き起こします。
炎症を抑えるには、まず、炎症の原因となる活性酸素を抑制することです。
強力な抗酸化物質の十分な量とバランスを整える。
4.精神安定
リウマチやアトピー、ぜんそくなどの自己免疫疾患は、ストレスを感じたり
精神的に不安定になるような時に症状が悪化します。
ストレスの内容や、感じた時の精神状態によって対処法が変わります。
・ストレスを受けて落ち込むタイプ
・ストレスを受けて怒り狂うタイプ
リウマチは医師でも治せない難病ですが、しかるべき対処をきちんとすれば
驚くほどの結果がでることが多いです。
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厚生労働省は24日、関節リウマチ治療薬「アラバ錠」(一般名・レフルノミド)の副作用で、間質性肺炎を起こしたと疑われる患者が03年8月~04年11月で41人に上り、うち16人が死亡したと発表した。41人のうち23人(死亡は12人)は間質性肺炎や肺線維症などの既往歴があった。厚労省は「医薬品安全性情報」の中でデータを公開し、医療機関に対し、患者が間質性肺炎や肺線維症の既往歴がないかを確認し、慎重に投与するよう呼びかけている。
アラバ錠は03年4月承認。免疫反応を調節することで関節リウマチの痛みや炎症を抑える効能がある。昨年11月までに約5000人に投与された。間質性肺炎を起こした人は60代と70代が多かった。
販売元の製薬会社「アベンティスファーマ」(東京都)は服用者が5400人に達するまで全例を対象に調査しており、昨年1月、アラバ錠を服用した患者のうち、16人が間質性肺炎を起こし5人が死亡したと発表、医療機関に注意喚起していた。
(出典:毎日新聞)