経済優先の弊害ですが、温暖化などの環境破壊はドンドンと進行しています。
私は健康に配慮すると同時になるべく環境負荷の少ないものを選んだりしています。
私の知人が節水事業をされていて経費面、環境負荷ともにメリットが大きいと
いうことで応援しています。
質の高い節水にご興味のある方はメールください。
************************************************************
中央アジアのアラル海が急速に縮小し、砂漠化しつつあるのはよく知られています。
今では水量の5分の4を失い、二つの部分に分かれてしまいました。これに似たことが世界各地で進んでいます。
列記してみましょう。
●チャド湖 アフリカのチャドとカメルーンの国境付近。35年間で、元の広さのわずか5%になってしまった。
●ティベリアス湖 イスラエル北部。聖書では「ガリラヤの海」として知られる。
浜辺が後退して瀕死の状態。水が少ない時は歩けるようになる。
●中国の湖 北京の南、河北省では1000近くの湖の大半が完全に消えてしまった。
中北部の青海省では、4000あった湖の半数以上が消えた。揚子江沿いの 800余りの湖が消えたため、洪水の原因となった。
中国政府は森と湖の回復を約束した。
●インド・パキスタンの湖 灌漑のために河川水を利用しすぎて、この40年間に多くの湖が消えた。
●トンレサップ湖 カンボジア。世界最大の淡水漁業を誇ってきたが、周辺の森が破壊され農耕地が増えるにつれ、泥が流入して貯水量が減ってきた。
●モノ湖 アメリカ・カリフォルニア州、シェラネヴァダ山脈の中にある。ロサンジェルス周辺の水道水をまかなうための取水が続き、水位が11メートル下がり、水量は40%減った。周辺の湿地も9割減少し、塩分濃度が3倍になった。
●チャパラ湖 メキシコの大都市グアダラハラ(人口500万人)の南。都市の水道や農業用水の需要が大きい。
農耕地や都市からの汚水で汚染が進んでいる。面積も2割減った。
●世界中に500万ある湖の半数以上が同じような運命に向かいつつある。
農業用の灌漑に河川水を使うため、湖に流入する水が減ってきたのが主な原因です。
特にここ50年間に水の利用量が3倍に増えていますし、地下水のくみ上げで、湖の水位が下がる例もあります。
▼地球政策研究所 4月7日
(出典:世界の環境ホットニュース[GEN])