2005/10/03(月)07:23
医療事故の7割超が医師らのミス 調査会10年の鑑定結果
読んでいる途中の誤診列島の内容からも容易に想像できる調査結果です。
救急の場合は担ぎ込まれた病院、主治医で運命まで変わってしまうわけです。
予防に勝る治療はありません。
生活習慣病の予防は簡単です。
******************************************************************************************
医療事故の原因などを鑑定している医師らの団体「医療事故調査会」(事務局・大阪府八尾市)は2日、設立10年で鑑定が終了した733件のうち、7割超が医師らのミスによるものだったとの結果を発表した。
4分の3で医師の技量不足があり、診断ミスが多い。
患者への説明が十分でなく、トラブルになるケースも増加が続いている。
調査会が同日、東京都内で開いた設立10周年の記念シンポジウム「医療事故を防ぐために」で発表した。
2004年度までの10年間で同調査会が鑑定を依頼されたのは計1081件。
このうち鑑定が終了した733件で、ミスと判断したのは計542件(73.9%)。ミスではなかったのは109件(14.9%)、不明は82件(11.2%)で、「ミス」と「不明」を合わせると624件に達した。
733件で原因(複数)を分類すると、最も多いのは「医療知識・技術の未熟性」で554件(75.6%)。うち診断時が179件と最も多く、外科の治療時の151件を上回った。
(出典:日本経済新聞)