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カテゴリ:病気・医療関連
いつもありがとうございます。
抗加齢実践家てるです。 今日の1通目 国保滞納で保険証取り上げ、受診抑制の21人死亡 今日の2通目 介護保険法改正3か月 「予防重視」の明暗 2003年、日本呼吸器学会がかぜの診療指針、 「成人気道感染症診療の基本的考え方」で「かぜは薬で治さない」と まとめています。 日本外来小児科学会が同じようなことをまとめました。 少しずつですが、医薬品の乱用が警告され始めています。 医療先進国アメリカでは、かぜはサプリメントで治すことが多いそうです。 私が今月よりコラボレーションさせていただくクリニックでは、 このことを実証していきます。 ****************************************************************** ◇薬効きにくい細菌増やし、下痢などの副作用も 「かぜ症状」(上気道炎)の子供に出す抗生物質は最小限に--。小児科の開業医が中心の「日本外来小児科学会」のワーキンググループがこうした考え方で、かぜ症状の治療ガイドラインを作った。抗生物質の乱用が薬の効きにくい細菌(耐性菌)を増やし、治療の難しい髄膜炎や肺炎などの増加につながっているとみられるためだ。「抗生物質がないと不安」という親もいるが、グループは「日ごろ使い過ぎると、いざという時に効かなくなる」と理解を求めている。 日本では「熱が出た子には抗生物質」と考える医師がかなりいる。 ガイドライン作りの中心となった草刈章・くさかり小児科医院長(埼玉県所沢市)らは、全国の小児科医にアンケートした。 02年10月下旬の6日間に診療した、37・5度以上の熱やせき、のどの痛みなどを訴える15歳以下の患者に抗生物質を使ったかを聞き、医師157人から患者3055人について回答を得た。 すると、発熱した子の90%以上に抗生物質を使った医師が62人(39%)を占めた。一方で、1割未満にしか使わなかった医師も16人(10%)おり、医師による方針の差も浮かび上がった。 ◇現状は使い過ぎ 抗生物質は、細菌を殺すがウイルスには効かない。かぜはほとんどウイルスが原因だ。それでも使う医師は、アンケートで「症状だけからは細菌感染を否定できない」「細菌感染の予防」などを理由に挙げた。 「昔は薬価差益が大きく、薬を多く使うほど病院がもうかった」などと指摘する声もある。 こうした現状に、草刈さんは「抗生物質が必要な子は、かぜ症状の子の1割以下とみられる。現状は抗生物質の使い過ぎだ」と話す。 ◇10日は様子見て 乱用を防ごうと、草刈さんたちは、かぜ症状(上気道炎)に対するガイドラインを作った。上気道炎の中でも、普通のかぜ、「感冒」のほとんどはウイルスが原因だと指摘し、10日から2週間は抗生物質を使わずに様子を見るべきだとしている。 使っても使わなくても肺炎などの合併症が起きる率は変わらず、むしろ、使うと副作用で下痢や皮膚の異常などが増える、との結果が海外の研究で出ている。せきが出る「気管支炎」や、せきや鼻水などの「急性副鼻腔(びくう)炎」についてもほぼ同様だ。 のどが腫れる「咽頭(いんとう)炎」の場合は、細菌(溶連菌)が原因だと診断した場合に限って、抗生物質を使うとしている。 事情は大人も一緒だ。米国の感染症専門医資格を持つ、岩田健太郎・亀田総合病院総合診療感染症科部長は「世界的には、上気道炎に抗生物質は不要だと決着済みだ。私の場合、かぜと診断できれば、大人にも子供にも使わない。かぜ症状でも必要な場合はあるが、あくまで例外だ」と話す。 ◇耐性菌多い日本 日本は耐性菌が多い。04年に英国の感染症専門誌に発表された欧米やアジアなどの国際共同研究によると、12歳以下の子供から検出された肺炎連鎖球菌にペニシリンが効かない割合は、参加18カ国の平均は25%だったが、日本は51%だった。別の抗生物質「エリスロマイシン」が効かない割合は、平均の37%に対し、日本は83%に達した。 草刈さんは「抗生物質の乱用で耐性菌が増えている」と指摘する。耐性菌で起きる髄膜炎は治療しにくく、40度近い高熱が1カ月以上も続くことがある。耐性菌が原因だと、中耳炎も長引くし、肺炎もこわい。 ◇医師に説明求めよう ガイドラインへの反論もある。80年代から抗生物質開発の臨床試験に携わってきた豊永義清・狭山病院小児科部長は「乱用防止は賛成だが、この内容はやや極端だ。海外のデータを根拠にしているが、日本の医師は大量の抗生物質を飲み薬として使ってきており、使わないと患者にどう影響するかデータはない。乳児や消耗の激しい子は後から細菌感染する心配もあり、使うべきだ」と話す。 では、患者や親はどうしたらよいか。 「抗生物質をなぜ使うのですか、または、なぜ使わないのですか、と医師に聞くのがよい。納得できる説明をしてくれる医師を選んでほしい」。草刈さんと豊永さんの共通の意見だ。 (出典:毎日新聞) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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