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2013/08/25(日)05:23

人間ドック「異常なし」 過去最低7・2%

病気・医療関連(1945)

おはようございます。 ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家・染谷光亨です。 毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。 10月3日(木)2013年老活セミナーのご案内 人間ドックの異常なし者は年々減少していますので毎年この時期の発表を楽しみにしていますが、ついに7.2%まで下がりましたが、全項目が「A(異常なし)」だけではなく、「A(異常なし)」+「B(軽度異常現在心配なし)」で7.2%です。 1961年からの国民皆保険制度で発展した日本の西洋医学は国民の健康増進には貢献できていないことがわかりますし、1970年から40年以上健康増進政策を展開しても国民の健康状態は悪くなる一方という実に情けない厳しい現実があり、過去の日本の健康増進政策を整理すると、 ◆1970年   保健栄養学級の開催 ◆1978年   第一次国民健康づくり政策   成人病予防のための1次予防の推進   健康診査の充実 ◆1988年   第二次国民健康づくり政策   アクティブ80ヘルスプラン   運動習慣の普及に重点を置いた健康増進事業の推進 ◆2000年    第三次国民健康づくり政策   21世紀における国民健康づくり運動 健康日本21    一次予防の重視と健康寿命の延伸、生活の質の向上  ・2003年5月   健康増進法施行  ・2008年4月   特定健康診査・特定保健指導  ・2011年4月   スマートライフプロジェクト   健康寿命をのばそう ◆ 2013年   第四次国民健康づくり政策   第2次 健康日本21   健康寿命延伸・健康格差の縮小   ・的外れの健康行政 ・国民皆保険に甘えた健康オンチな国民 ・うまく利用している医療・製薬などの関連産業 などが招いた当然の結果ですが、改善は簡単で、日本の健康状態悪化の最大の原因は食・栄養です。 たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、食事の欧米化はさらに進んで脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに糖尿病などの生活習慣病が増えるのは間違いないです。 また、微量栄養素が足りない新型栄養失調は10年以上前から警告されていましたが、ビタミン・ミネラル不足の栄養素失調死者数は先進29ヶ国中ワースト4位だそうです。 ・飽食時代の新型栄養失調 3食きちんと食べても 体だるく、転びやすい ・増えている現代型栄養失調とはどんな状況なのか? そんなことから国は健康な食事に認証制度を検討しているのでしょう。 そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。 「家庭の味」遺産になる? 手作り減少 食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。 ・食育の重要性は1985年頃に気づいた。 ・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。 ・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。 ・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る ・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。 子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン) 8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。 ◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。  データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。  ランセット2011年9月日本特集号  (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア) ◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。  このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。  東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授 ◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。  国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。  日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。  東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授 1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食で、マウス実験では1975年当時が最もヘルシーだそうです。 食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。 ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。 おかずは、まごわやさしいにしてよく噛んで食べたいものです。 ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取に ご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に 現代人の食生活に警鐘を鳴らしたウェストン・プライス博士は、1930年代に世界14の先住民族を23万kmにもおよぶ調査旅行で、伝統食を捨てて食生活が近代化すると顔の形や口腔内だけでなく精神までも変わってしまうことを克明に調査し、書籍に残しています。 食生活と身体の退化 先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響 戦勝国米国はこの警鐘を悪用して当時優秀・勇敢だった日本人の心身を劣化させるためにパンと牛乳を餌付けして心身をボロボロする戦後の復讐が大成功し、食料植民地化されたことにそろそろ気づきたいものです。 ****************************【以下転載】**************************** 日本人間ドック学会は22日、平成24年に人間ドックを受診した全国の約316万人のうち全項目で異常がなかった人の割合が7・2%で、過去最低だったと発表した。23年から0・6ポイントの減少。 集計を始めた昭和59年の29・8%から年々減っている。学会の笹森斉理事は「精度の高い検査法が開発されたことや、異常なしとする基準が厳しくなったこと、経済状況の悪化でストレスが増し生活習慣が乱れたことなどが理由と考えられる」とした。他に高齢化や、食事の欧米化なども原因に挙げた。 異常ありとされた項目は肝機能異常(32・4%)、高コレステロール(31・5%)、肥満(29・3%)が多かった。 人間ドックで見つかったがんは、男性では胃がんが最も多く、大腸がん、前立腺がんと続き、女性では乳がん、胃がん、大腸がんの順だった。 (出典:産経新聞)

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