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カテゴリ:病気・医療関連
「治さなくてよい認知症」という本が注目を集めているのは、西洋医学では治せないからですが、統合医療に活路があります。
希望は最善薬、絶望は毒薬で、予防に勝る治療はありません。 最も罹りたくない認知症は何種類かあり、その一つのアルツハイマー病は世界経済危機をもたらすと警告されたり、国際アルツハイマー病協会から認知症増大予測で対策強化の政策提言が出るほど増えていますが、よい治療法がないので高齢化国を悩ませています。 一番多いアルツハイマー病は、一言で言うと「脳内にゴミがたまる現象」で、そのゴミとして比較的知られているのが、βアミロイドと呼ばれるたんぱく質ですが、数年前くらいから注目を集めているのが、「タウ」と呼ばれるたんぱく質で、βアミロイド以上に悪さをすることが分かったそうです。 日本でも認知症は増加し、厚生労働省の最新調査では認知症患者は462万人、65歳以上の15%と従来推定より大きく増え、認知症予備軍の軽度認知障害(MCI)患者は推計400万人、合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人でしたが、別の新たな調査で認知症患者の高齢者推計は550万人と65歳以上の18%となり、20年で6倍に増えていました。 2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。 また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているように戦後の日本人らしく自己責任意識が希薄です。 世界最大の医療研究機関、アメリカの国立衛生研究所(NIH)が提唱した認知症予防のための生活習慣は、 1.運動習慣をつける。 2.高血圧を改善する。 3.人的交流など社会認知活動を増やす。 4.2型糖尿病の改善する。 5.地中海食などバランスのいい食事を摂る。 6.適正体重の維持(生活習慣病の改善)。 7.禁煙する。 8.うつ状態の改善。 の8つをあげ、最大の予防策は運動習慣だと言っています。 国立長寿医療研究センターが認知症予防のために開発した、運動と頭の体操を組み合わせた「コグニサイズ」はよい方法だと思います。 ウォーキングをしている人はたくさんおられますが、運動負荷の軽くて十分な効果が期待できないそうですが、インターバル速歩は効果的ですね。 ストレッチ、ウォーミングアップをしてから ・運動強度:70% 3分 ・運動強度:40% 3分 この6分を1セットとして繰り返して1回3~10セット、週20セット(120分)がよいそうです。 運動強度は心拍数で管理するのが一番です。 カルボーネン法 私の実測最大心拍数は170、安静時心拍数は52 ・70%強度 {(220-年齢)-安静時心拍数}×70%+安静時心拍数 私の場合は135 ・40%強度 {(220-年齢)-安静時心拍数}×40%+安静時心拍数 私の場合は99 週刊文春2013年11月14日号に出ていたデュアルタスク・心拍数ウォーキングや学習療法がよさそうなので学習療法士の資格を取りました。 しっかり予防するにはよい生活習慣が最善薬になり、有酸素系運動が一番重要と言われていますが、日本人はWHOから65%が運動不足と指摘されていますので、さらに患者が増える心配ネタの一つだと思います。 ・社員の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営 時代は進み、アルツハイマー病の原因と言われている細胞内異常タンパク質をうまく除去することが出来る革命的な発明がされ、これも活用しています。 認知症の予防もむずかしくないと思っていますので予防したい方は、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。 ****************************【以下転載】**************************** ●認知症を治さなくてよいと考える発想転換 今、『治さなくてよい認知症』(上田諭/日本評論社)という本が注目を集めています。認知症についてこれまでの常識を覆し、認知症を治そうとする風潮をある意味で否定して「治す必要はないのだ」という発想転換を迫っています(本稿では認知症とは、その多くを占めるアルツハイマー病のことを指します)。そのため、賛否両論の議論を起こすかたちで大きく注目されています。 そもそも認知症が今、従来ないほど関心を集めています。今年ほど認知症が注目されているのは、この10年近くで初めてではないでしょうか。まずは認知症患者が潜在的な層も含めて900万人に迫っているというのが大きいのでしょう。昨年末、朝田隆・筑波大学教授(精神神経科)らが、認知症患者が全国に462万人、一歩手前の軽度認知機能障害(MCI)者はおよそ400万人いるとの調査報告を行いました。 また、テレビ番組のNHKスペシャル『“認知症800万人”時代 認知症をくい止めろ~ここまで来た!世界の最前線~』(7月20日放送)をはじめ、メディアもこぞって認知症を取り上げていました。 4月には、認知症の高齢者が徘徊して踏切事故に遭うという事件で、鉄道会社が高齢者の家族に対して損害賠償請求を行い、裁判所は360万円の賠償支払いを命じ話題を呼びました。さらに行方不明が1万人に上ったなどとも伝えられています。 こうした中で「いかに認知症を治すか」という議論が沸く中で、「そもそも治さなくていいじゃない」という観点が出てきたことが世間に驚きを与えているのです。 ●15年前から薬が登場するも「全然治らない」 本書の著者である医師の上田氏は、「自分の診ている患者が大まかにいって半分はうつ病、半分は認知症なのですが、うつ病は治療するとどんどん良くなるのに、認知症は本人と家族の不満がたまっていく一方でした」と述べています。上田氏は、15年ほど前に認知症薬が登場してこれで状況が改善すると期待しましたが、結果として認知症を治せないことに愕然としました。思い悩む中でたどり着いたのが「治さなくてよい」というアプローチでした。 上田氏は、短期間の出来事を記憶できなくなったり、順序立ててする行動で困難を伴うようになった場合は医療機関で受診することは勧めています。一見、認知症でも、うつやてんかん、偽物の認知症の場合があり、治せるからです。その上で、「認知症はそもそも治さなくてよい」と考えると、医師や患者を含めて、周囲の本人に対する接し方が大きく変わるといいます。 現在では認知症が治るという観点に立ってしまい、家族はなんとか治そうと思うので、本人に記憶障害が発症してできるはずのことができなかったりすると、「なぜできないのか」と怒ってしまう。そこに問題があると上田氏は指摘しています。 ●「治さなくてよい」の先にビジネスも ただし上田氏は、医療行為を認知症患者に施さないわけではありません。治らない前提の下で、本人の気持ちをうまくくみ取っていこうというところがポイントです。記憶がなくなっても、行動に困難が生じても、認知症は治るものだと期待しながら対面していくのと、「認知症は治らない」と考えて接するのでは応対の仕方がまったく違ってくるというわけです。認知症患者の怒りっぽさや徘徊が問題視されますが、実は認知症そのものの症状として出ているのではなく、周囲の攻撃的な態度が遠因となって、本人が大きなつらさや不満を感じて行動を起こしている場合も多いといいます。 認知症の問題に直面している医師や家族などからすると、夜な夜な起きだして問題行動を繰り返す認知症患者に接する中で、「治さなくてよい」という意見には賛同できない人も多いようですが、実際に「認知症は治らないですよね」という声は介護の現場からは聞こえてきます。 そうした問題をいかに解決するのかという議論の中に、もしかしたら新しいビジネスがあるのかもしれません。 (出典:Medエッジ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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