NCIS:LA ~極秘潜入捜査班9 #212 Reentry
本家のドーニゲットみたいなキャラが出てきて、楽しかったです。この人、また出てこないかなあ。今回、LA郊外の森が出てきましたが、最近の山火事でこれらの大半が燃えたのかも知れないと思うと、複雑な気持ちになりました。プロキシマ社が空軍基地から打ち上げたロケットが、発射後91秒で爆発し墜落した。破片は国立公園の森林に散乱し、積載されていた国家偵察局(NRO)の重要機密の積荷が行方不明となっている。国防総省は森林で大規模な回収作業をしており、NCISも積載物の捜索に加わることになった。捜索本部でNROのゲイツ補佐官はカレンとサムに、積載物は人工衛星だと打ち明ける。実は、空軍の特別捜査官3人組が連絡がとれなくなっていることがわかり、無線が通じないことに疑問を持ったネルはカレンとサムに、3人が捜索していた場所を調べるようにいう。一方、ロケット打ち上げが妨害された可能性があり、プロキシマ社の関係者の中から容疑者を絞って、ボートハウスで尋問することになった。システムエンジニアのチェルシー・ベーカーは、昨夜自分のデスクが何者かに使われており、わざと打ち上げプログラムに細工をした疑いが持たれていた。エリックはチェルシーのプログラミングの癖を見抜き、犯人ではないという。チェルシーは尋問に付き添っていた上司のドナルド・ジェンキンスは、犯人の癖と同じ癖をもっているという。ヒドコに殴りかかったためドナルドを逮捕して追及するが、口を割らない。カレンとサムは、空軍の特別捜査官3名が殺されているのを発見する。背後から撃たれて死亡しており、犯人は3人が発見した人工衛星を奪ったのではないか。ドナルドには75,000ドルの借金があり、死亡者が出たことを聞いて高利貸しに金を返すためにプログラムに手を加えたと認める。元々は人が死ぬはずではなかったという。高利貸しはコリアタウンのフランク・マルティネスで、マルティネスは単なる仲介者の可能性が強い。NCISはドナルドに潜入捜査させ、マルティネスに接触させることにする。ドナルドは人工衛星を早く見つけるプログラムを作ったというが、マルティネスはそれならば雇い主に直接交渉しろという。殺し屋を追っているカレンとサムは持っている無線機に、ヴァネッサという女性から「大事な物らしい何かを拾った」という連絡を受ける。カレンがすぐに応答するが、もう一人無線に交信してきた男がいた。おそらく特別捜査官を殺した犯人と思われ、カレンはヴァネッサにすぐに無線を切るようにいうが、ヴァネッサは自分の位置を言い、犯人は10分でそこに到着するという。カレンはヴァネッサに危険だと警告を送り続ける。ドナルドはマルティネスにゴルフの練習場に連れて行かれる。ケンジーとディークスは潜入して、雇い主の到着を待つ。やがて部下を連れて現れた男はイラン人のガデムとわかり、ガデムはドナルドがNCISに拘束されていたことを知っていた。実は国防総省が血眼になって探している人工衛星は、イランの核合意違反を監視し、隠した核物質を見破ることができる最新型だった。ケンジーとディークスの活躍でガデムは逮捕された。ヴァネッサがいるというキャンプ場を目指すカレンとサムの前に、ヴァネッサ本人が現れ、人工衛星を持ってきたという。しかし、一緒にキャンプしていたボーイフレンドが犯人グループに捕まってしまい、ヴァネッサに人工衛星と人質を交換すると言ってくる。カレンとサムはヴァネッサと共にキャンプ場に行き、犯人グループを襲ってボーイフレンドを助け出すことに成功する。この犯人は傭兵で、ガデムは黙秘を貫いている。そもそも、ドナルドが拘束されたことや、極秘の積載物のことがどうして漏れていたのか。内部から情報が漏れていた可能性を疑ったNCISだったが、ネルは捜索本部に爆弾が仕掛けられているのを発見する。人々が避難する中、ゲイツ補佐官が人工衛星を持って逃げようとした。協力者はゲイツだった。ヘティはアメリカに連れ帰ったキーンの様子を心配して住まいを見舞う。キーンはベトナムやカンボジアで、自分なりの正義を行い人を殺した。しかし過去の自分の行為を悔い、自分を責めていた。ヘティはキーンをベトナムで浴びた枯葉剤で死亡した元仲間の墓に連れていき、前を向いて生きてほしいと話す。キーンは自分を置き去りにしたヘティのことは許しているというが、ヘティは一緒に過去に向き合ってほしいという。キーンはヘティの勧めで、ネイトのセラピーを受けることにする。ロケットが爆発して火の粉を降らせたら、山火事が起こったかもしれませんね。ヘティがキーンの面倒を見ることで、人生に残されたことをやり遂げようとしているような気がして感慨深かったです。もしかして、ヘティも枯葉剤の影響を受けているのかな、とも思いました。過去の仲間たち、ジョージ・ネルソン、チャールズ某というのは、もしかしてシリーズの関係者なのかな。若手は至って陽気なLAのシリーズに、こういった闇の歴史を盛り込むことで今シーズンはちょっと違う雰囲気を感じています。毎回仕事以外の話を持ち込むディークスは、どれだけ引き出しが多いのかという感じ。本気でスローライフのために仕事を辞めるようには思わないなあ。それでも、白いパンツにゴルフのスウィングと今週も美味しいところを持っていってくれました。