NCIS:ニューオーリンズ7 #145 Operation Drano, Part 2
前話の続きで、監督は同じくルヴァー・バートンです。なお、前のエピソードで勘違いしていたところがありましたので、訂正しました。プライドは委員会を辞任したアリー・ブリッグスを呼び出し、背後に何があったのか聞き出す。友好と敬意を示したプライドに、アリーは過去に既婚者だと知らずジェイソン・リー上院議員と交際し、その時の写真が削除したはずなのに、送りつけられて、委員会を辞任しなければ公表すると脅されたと明かす。上院議員との関係は事実を知った時に解消し、あれは過ちだったというが、写真の出処がわからない。リー上院議員も脅されているかどうかも不明だ。プライドは問題解決に手を貸すと申し出る。メキシコ湾沖合で釣りをしていたボートにどこからともなく現れた魚雷が衝突した。ペレスが作っていたソ連製の潜水艦から発射されたものと思われ、統合特殊作戦コマンドは海軍のブルックス大佐に潜水艦の拿捕を命じた。しかし、電力で動く潜水艦の居場所を突き止めるのは困難だ。プライドはペレスとニコの情報を提供し、海軍は爆発せずに海中に沈んだ魚雷の回収を急ぐ。爆発しなかった魚雷に疑問があるが、単なる密輸のために魚雷を設置したとも考えにくい。パットンはトッドを殺したヒゲの筋肉質の男が持っていた携帯を分析し、ニコと連絡を取り合っていたという。ニコは男が死んだことを知らないはずなので、男になりすまして情報を得ることにする。男は検視でクリストフ・ヴィントとわかり、爪の間からイースト菌が検出された。ニコからヴィントに1時間後に会うという連絡が入り、その場所はビール醸造所の搬出口のことだろうと推察し、カーターらが向かう。カーターは待っていたニコにヴィントは来ないと言い、身分を明かすと身柄を拘束すると告げる。ペレスらの情報を得る代わりにお前を保護するとオファーするが、ニコは乗らない。その時、何者かがニコを狙撃しNCISはニコを保護下に置く。カーターがペレスの潜水艦について聞き出そうとするが、ニコはとぼけるばかりで狙われた理由もわからないという。しかし、魚雷を売り買いしたとなると重罪となりアメリカで一生刑務所に入ることになるというと、ニコは潜水艦はベネズエラのカルテルに売ったことを明かす。ところが、到着するべき潜水艦は届かなかった。ペレスはシルバ以外の買い手に潜水艦を売った可能性がある。プライドはリー上院議員を呼び出し、アリーと話し合いの場を用意する。リーは驚き写真の流失については、ハッキングされたのだろうという。アリーとお互いの非難の応酬が続く中、プライドは脅迫している犯人を捉えるため、捜査に協力してほしいと頼む。ところが、アリーはマスコミにリー上院議員とのスキャンダルで脅されたが、私は委員会を辞めないと発表してしまう。委員会はアリーが戻ることには歓迎だが、プライドはどうやってアリーをサポートするべきか考えてほしいと投げかける。海底から引き上げられた魚雷をセバスチャンが調べることになった。ボートに当たっても爆発しなかったのでおそらく爆弾として機能していないと判断し、中を調べると、点火装置が取り除かれていた。無事だった基盤から指紋が採取でき、電気技師のローナン・ブレイディとわかる。ニコはローナンが最新電池の導入に関わったことを認め、ペレスの隠れ家にいるようだという。ペレスを調べると、コロンビアの銀行から2000万ドルを送られていることから、潜水艦の行方はコロンビアの過激派組織ではないかという。彼らはアメリカ政府にダメージを与えたいが、メキシコ湾としか今の所ターゲットはわかっていない。ホランドは捜査で手一杯のプライドに、警察との古いコネを使ってリー上院議員の携帯をハッキングした人物を見つけるという。ハッキングしたのは私立探偵で、ゴードン・アーサートンという人物に依頼されていた。アーサートンはアメリカ南東部で最大の保釈保証会社を営んでおり、委員会で話題となった保釈金制度の見直しは不都合なところがあるのだろう。しかし、なぜそのことが外部に流たのか。アーサートンが通う教会の司祭が、委員会のメンバーでどうやらそのことをしゃべってしまったらしい。身を隠しているというローナンの居場所をニコから聞き出し身柄を確保しようとするが、すでに殺されていた。ペレスに殺されたのか。ニコもペレスに命を狙われているだろう、カーターはニコにペレス逮捕に協力するよう迫る。ニコはインターポールに引き渡すならペレスを呼び出すと言い、NCISはニコをおとりにペレスをおびき出す。グレゴリオが狙撃してペレスを捉えると、隠れている潜水艦の場所を吐かせる。海軍は潜水艦を拿捕し、革命軍の乗組員を逮捕した。ニコはインターポールに引き渡され、引き渡し条約のないモンテネグロに落ち着いたようだ。アリーが委員会に復帰し、ようやく最初の提言となる保釈金制度の見直しをまとめることができた。ロレッタはセラピーの中で、ストレスを増す医療現場への復帰を避け、他に人助けができることを探すよう助言を受ける。プライドはロレッタに委員会で手伝ってほしいと頼む。後編はなんだか雰囲気が変わりましたね。委員会の紛糾を交通整理することが、パイプのつまりをなくすということだったのでしょうか。味があって、洒落たニコのキャラクターがこれ1話だけというのはもったいない感じがしました。カーターとも相性が良さそうでしたね。自分は単に調達するだけで、商売人だというところがペレスとの違いで、ペレスは欲を出しすぎです。仕事の関係者を次々殺していって、これでは自分自身長くはもたないでしょう。魚雷を搭載した潜水艦を反政府勢力に売るなんて、どれほどの罪になるのか、冒頭に魚雷がぶつかった船ですが、ライフジャケットもつけていないのにあの2人の釣り人はどうやって救助を求めたのか気になりました。ぶつかっても爆発しなかったのだから、この魚雷は不発弾でしょうという爆発処理担当、ここもお気楽だなあ。セバスチャンとグレゴリオのいじり合いは最終シーズンで、最高潮に達しましたね。グレゴリオの自宅デートにも割り込んできて、当たり前のように一緒にいたがる。将来別々の家に住むことになっても、隣同士かご近所さんでいようねなど、こういう関係は得難いですよ。アリーの辞任の理由は意外でした。相手の上院議員は別れた後のアリーを大事に思っていないし、自分のことしか考えていない、という人物でしたし、かばうことなく、自分の失敗は自分で責任を持つべき。ところで、保釈保証業者というと「スニーキー・ピート」ででてきますね。今回のプライドの委員会の制度改正だと、ピートのおじさんおばさんの商売は厳しくなるわけだ。(笑)ロレッタがコロナ禍で疲弊したことから、クリニックなどの活動を避けて、別の形の人助けを見つけなさいというのは、予想しませんでした。リタではなく、ロレッタが委員会に加わるのもありですね。みんな言いたいことをわーわー言って、紛糾するときにロレッタがバシッと締めてくれるとプライドも心強いでしょうね。