NCIS:ニューオーリンズ7 #155 Laissez les Bon Temps Rouler
シリーズフィナーレ、大団円ですね。なぜだか、うるうるしながら見ていました。プライドはコナーの身を守れない事を痛感し、サーシャに同意し、証人保護プログラムに母子が入るべきだとコナーに告げる。コナーとしては受け入れがたいが、説得され結婚式の後出発することを了解する。ジミーとコナーを襲った犯人については、プロの仕業と見られ、パットンが闇サイトでサーシャの噂が出ているという。まずは、サーシャが売った同業者から調べることにする。カーターに横須賀の主任のポストのオファーが来た。コーリーと交際する前に申請したというが、コーリーは異動に賛成すべきかカーターを引き止めるべきか悩む。プライドは司式者をロレッタの頼む。コナーを襲った犯人は、逃走途中に車から血の付いたマスクを投げ捨てていることがわかった。セバスチャンが回収してDNAを調べたところ、ヘンドリクスという小者とわかる。ヘンドリクスを逮捕して聴取するが、雇った人物を恐れてか口を開こうとしない。コナーは自分とサーシャのせいでジミーが怪我をしたことを気にする。ジミーはサーシャも更生しようと努力しており、大事なのは自分がどういう人間になりたいかを自分で決めることだと話す。パットンはヘンドリクスの背後に、同じ刑務所で知り合った2人の犯罪者がいるのではないかという。そのうちの一人「デューク」は誘拐未遂事件後に高跳びをしようとして足止めされており、NICSが聴取する。ヘンドリクスが吐いたと揺さぶってもデュークは動じることなく、ガキを脅かしただけだろうという。プライドはその言葉で黒幕はサーシャだと確信する。コナーが誘拐されそうになれば、ニューオーリーンズが危険だと理解し、コナーは母と一緒に証人保護プログラムに入る事を受け入れるだろう。サーシャはプライドに追及されて、言下に狂言を認めるが、プライドがFBIにそのことをバラすと言っても証拠がないと居直る。もし、自分が刑務所に入ることになればコナーは一生プライドを恨むだろう。カーターは横須賀行きを辞退したとコーリーに告げる。その判断は自分で行った、2人の関係をもう少し見極めたいのだという。プライドはサーシャがニューオーリンズに残るのも、コナーと一緒に去るのも守ってやれなくて危険だと悩ましい。しかし、母親の所業を伝えた上でコナー本人に決めさせるべきだ。コナーはすでにサーシャが誘拐未遂を操っているのを感づいていた。コナーは考えた上で、母親には自分しかいない、一人にはさせられないと言い、結婚式の後母と街を去るという。ミーナはコナーに会い、音楽の才能が受け継がれていることを喜ぶ。結婚式が始まり、プライドとリタは無事夫婦となった。ジミーのサプライズでオープンカーでバーに向かうと、親しい仲間を集めてパーティが始まる。NYからローレルが電話をかけてきて、自分の結婚式の日取りが決まったとプライドと共に喜ぶ。サーシャが連邦保安官と共にコナーを迎えに到着するが、リタと踊る息子を見てサーシャはそのまま姿を消した。サーシャはプライドに息子宛の手紙を書いたと連絡してくる。時期を見てそれをコナーに渡してほしい、自分のことは自分でなんとかする。ニューオーリンズを去るサーシャの車を何者かが尾行し始める。プライドの結婚を祝うパレードがフレンチクォーターで始まり、人々がにぎやかにパレードに参加する。ニューオーリンズの景色を改めて見せてくれましたね。コロナ禍から元の生活を取り戻しつつある人々の姿もあり、またヘンドリクスの逮捕には御者のおじさんが手伝ってくれたり、クラブでのバンドの演奏もこのシリーズらしい。パレードにはおそらく、制作関係の人も参加していたでしょうし、トレメ・ブラスバンドがいたのは感動モノでした。「Treme」以来のドラマで、ニューオーリンズが舞台だったと示してくれました。ジミーおじさんのおかげで、コナーは短期間で家族の意味を理解したようですね。サーシャは店の外からそれを見て、コナーから家族を奪うことはできないと理解し、逃亡する事を選んだ。最後に母親としての愛情を示したのかもしれない。ここは涙です。その後、彼女を尾行する車が何を意味するのかは視聴者の想像に任されました。コナーが事実を知ったらどうなるのかも想像するしかありませんが、少なくとも彼を支える家族はたくさんいるので大丈夫でしょう。悪の道に進めば報いを受ける、賢く選べとは正しくあれ、ということですね。プライドとリタの結婚式、とても素敵でした。ドレスが赤の膝丈とは思わなかったですね。実際の夫婦なので二度目の結婚式をドラマの中で挙げたとも言えますが、夫婦でシリーズをやり遂げた充実感みたいなものあっただろうなと思いました。ミーナさんは自分でも死が近づいていることを察しているようでしたが、意識が明快な間にコナーと会えて良かった。人生に悔いなしということでしょうか。ローレルは女優さんの都合で出られなかった訳ではないと思いますが(笑)、この先まだ結婚式があるということで、一家のストーリーはまだ続くという終わり方が良かったと思います。プライドもこのまま捜査官を続けるのですね。ロレッタが頑張った委員会は意味ある改革案を提出することができ、ニューオーリンズ市も良くなっていくだろう。グレゴリオは彼女と新居に引っ越し、セバスチャンはそれを祝福している。セバスチャンの生活は寂しくなるわけではなさそうで良かった。結婚式で号泣しているのがセバスチャンだというのも微笑ましい。カーターの異動先が横須賀でまたまた日本だったのが、意外でしたが、多分それくらい遠い場所という意味だったのかな。でも、コーリーとの関係は始まったばかり、どうなるかはわからないけれどしばらくは続けようと望みを繋ぎました。終わりよければすべてよし、きれいに終わったと思います。7シーズン、ご苦労さまでした。