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カテゴリ:ボストン・リーガル
「父と息子」
アランのストーカー、クリスティーンは弁護士だったのですね。前回、聞き漏らしていました。散々アランにつきまとったあげく、今度はクライアントのセクハラ事件で対決しなければならなくなった、というのはいかにも「アリー」風な展開です。おぞましさも一層。(笑) しかし、結局クリスティーンは病院でも薬を飲まずにいて問題はなかったわけですし、アランが多少敏感になりすぎたがために、ストーカー問題に発展したのかも知れませんね。裁判で2人が論理的にぶつかり、クリスティーンがアランの挑発に自制できたのですから問題ないですね。とりあえず一件落着です。 天然の鮭の繁殖が認められた川に、ショッピングモールを作る件で、デニーの武勇伝の一つ?、自ら「ご落胤」を名乗る若者が現れて、環境保護を訴える相手先の弁護士としてデニーの事務所と闘うことになった。 デニーからはほとんど愛情を与えられなかったにも関わらず、息子?のドニーは「クレーン伝説」を相続したことを感謝しているという。要するに「親の七光り」を利用しているですね。 この息子の役を演じていたのが、Freddie Prinze Jr.です。彼こそ有名な父親(コメディアンのFreddie Prinze)の七光りで何かと苦労したのだろうと思われますが、さすがに配役の妙を感じました。(ちなみにこの人はバフィのSarah Michelle Gellarの夫です。) しかし実はデニーの本当の子ではなかったというオチで、気の毒なドニーはショックを受ける訳ですが、DNAではなく「クレーンイズム」を受け継ぎ、のれん分けを許された「息子」はアイデンティティを確立します。こういう人情的な話はとても良かったですね。フレディもなかなか上手い。この先もまだ出てくるらしい。 そして、事務所では自分こそは息子だと自負するブラッドのヤキモチがこれからのドラマを面白くしそうです。今気がつきましたが、彼の早口は尊敬するデニーに何とか認めてもらいたいという気持ちの表れかも知れませんね。 一方、これが初めてだというサリーの弁護では(彼女は今試用期間中?)、アランの「ウサギを出せ」というアドバイスのおかげで「事実は小説よりも奇なり」という意味不明の最終弁論をし、陪審員の心を掴んで逆転サヨナラ2塁打?を打つ。この脱力感に、久しぶりにD.E.Kelleyのドラマを見たなという気がします。こうしてまたまた「クレーンイズム」は次の世代に受け継がれていく。ボストンの弁護士はみなこうなのか?(笑) ところで、この法廷の判事役、Patricia Belcherは、FOXのドラマ、BONESでもブースの懇意にしている検事として何度か出てきます。 当のデニーは若さを保つためのボトックスを打ったり、カリスマ性を維持するための努力は惜しんでいません。まだまだ彼が法曹界から姿を消す日は訪れないようですね… FOX CRIME ボストン・リーガル Jasmineさんのブログ モリーさんのブログ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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