CSI :Miami Files Annex

2009/05/21(木)18:21

ボストン・リーガル3 #64 Guise N' Dolls

ボストン・リーガル(101)

なんだかさらりとかわされましたが、本当に依頼者の娘はアランの子供だったのでしょうか?(笑) 大統領戦の話については、このエピソードが放送された時期(2007年4月)というと、まだヒラリーvs.オバマの候補者選びのまっただ中だったということですね。 期待はしていたとしても、まさかオバマが大統領になるとは想像しなかったでしょうね。 デニーの人種差別発言ですが、やはりオバマ候補のしゃべり方をネタにした感じがしますね。 当時は黒人なのに白人みたいなしゃべり方など揶揄して言っていたのでしょうか、今では全くナンセンスに感じられます。 そもそも、アメリカには日本やイギリスのような「標準語」というのがないのでしょうか。 ・ターティ人形が子供にはセクシーすぎるとデパートを訴えた件 アランが付き合ったことがあるケイが現れ、6歳の娘が遊ぶ人形がセクシーな衣装を着てまるで娼婦のようだと、販売しているデパートを訴えるという。 相手側代理人はおなじみのジェリーで、最近はすっかりたばこをくわえた強気の別人格で、何かとアランを攻撃してくる。アランは友人を失ったような気になっているが、デニーに励まされ全力を尽くすことにする。 しかし、担当の判事はアランが寝たことのあるWeldon判事で、アランがやりにくさから交代を求めると、すかさずジェリーがアランの女性関係を持ちだして判事の関心を引いてしまう。 アランは今の子供たちが性的に早熟で、性的関心を催すことが摂食障害や鬱病を引き起こすと訴えるが、ジェリーは性的表現は何も人形に限らず、テレビや音楽などあらゆる環境にはびこっていて、昔と比較するなら女性の社会進出は進み、ロールモデルとなる大人の女性たちもセクシーを強調したり、ドラッグやアルコール、たばこなど若年層の妊娠率などの比率が下がっているので人形ばかりを批判しても意味がないという。 判決はアランの負けで、アランは素直にジェリーを褒め称える。 2人はまた友人関係を取り戻す。 ・デニースとブラッド シャーリーに結婚を報告したデニースは、本当に愛しているのかと問われて考え直す。しかし、やはりブラッドを愛していると納得する。 ・デニーが人種差別発言をして大騒ぎになる デニーが面接に現れたアフリカ系アメリカ人の学生に対して、「黒人のようなしゃべり方じゃない」と言ったことでマスコミでは人種差別発言をしたと言われ、パートナー会議を開き首にしようという騒ぎになる。 シャーリーはパートナー会議の結果を却下し、人種差別をするつもりはなかったと謝罪した上で、現実のアメリカの白人社会では顧客にも白人が多く恥ずべき事だがその事実を変えることはできないと認める。 シャーリーの釈明は物足りなさを感じましたが、「ブッシュもそういう表現を使った」とか、「政治的に正しくない表現」など、この時期の微妙な話題だったのでしょうね。痛いところを突かれたという印象です。 もちろん人種差別はいけないし、無意識でも偏見に基づく発言をしたなら釈明しなければならないでしょうが、今まで当たり前と思っていたことが劇的に変化することもあるのだと改めて感じさせられました。 バルコニーシーンでは「オバマに投票しよう」と言っていましたが、それでもデニーは世界の悪と闘うアメリカは変わらないと言うのが彼らしかったですね。 「それは人種差別ではないだろう?」というのも、これから変わっていくのでしょうか。 ジェリーとアランの関係では、たばこをくわえたスーパー・ジェリーのペルソナは、確かにクラリス/クラレンスと重なりますね。 ジェリーのありのままの姿が好きだというアランは、彼を壊したのは自分だと罪悪感を感じているようですが、最後はわかり合えたようで良かったです。

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