CSI :Miami Files Annex

2015/04/01(水)10:54

NCIS~ネイビー犯罪捜査班6 #138 Aliyah

NCIS~ネイビー犯罪捜査班 S4-6(68)

『ジヴァの決断』 シーズンフィナーレにふさわしい、見応えのあるエピソードでした。 ただただ、圧倒されています。 海軍版CSIで始まったこのシリーズも、シーズンを重ねるごとに随分複雑になっていったんだなあと思いました。 やはり戦争が背景にあるため、外交や政府の意向などが絡んできて、諜報機関のストーリーも含まれる。実に幅が広いですよね。 そして、ジヴァ。とにかくジヴァ。すごいわ~女性でこれほど強く、奥深いキャラクターも珍しいかも知れません。 前話の続き。 マイケル・リフキンと殺し合いになり、トニーはリフキンを撃つ。自宅に戻ったジヴァはすぐに救急車を呼ぶがリフキンは病院で死亡し、ギブスはトニーとジヴァに何が起こったのか説明を求める。 ジヴァはトニーが正当防衛だったと主張するのを信じない。ヴァンス局長も勝手に行動し、モサド局員を殺したトニーに厳しく当たる。ジヴァの父親でモサド局長のダヴィードからも、テルアビブへ来るよう要求があり、そこでトニーは追及されることになるだろう。 ギブスとマクギーは犯罪現場であるジヴァのアパートを調べようとするが、その直前に部屋でガス爆発が起こる。 プロによって引き起こされた爆発だと思われ、マクギーは壊れたノートPCを見つけ、データをアビーと復元することにする。 ヴァンス局長とギブス、トニー、ジヴァはリフキンの遺体と共にイスラエルのモサド本部へと向かう。トニーはダヴィード局長からリフキンを殺したことについて、仕事の範囲を超えて私情で動いているとる追及されるが、トニーも局長が暴走したリフキンにジヴァを近づけたと言い、それは父親としてかそれとも上司としてかと返す。挑発的なトニーの言葉にダヴィード局長はかっとなり、リフキンは自分の命令に従ったまでだと答える。 ジヴァの通話記録を調べていたマクギーは、ジヴァが爆発の直前にモサド局員のハダールに連絡していたという。ジヴァはハダールにリフキンを守ってもらおうとしていたが、逆に自宅にハダールにガス爆発を起こされることになった。 ジヴァがリフキンの暴走を父親に報告しなかったため、ハダールがダヴィード局長に報告していたのだった。ジヴァはギブスに「父親、モサド、トニーから裏切られた」という。 ヴァンス局長とダヴィード局長は旧知の仲で、北アフリカを中心としたテロリスト養成キャンプの黒幕を捜すために、リフキンをLAに送り込んだという。 トニーは改めてジヴァと向き合い、リフキンに利用されていたジヴァを守るために動いていたと訴える。トニーを理解できないジヴァは、殺さないこともできたはずだと、トニーに銃を向ける。「彼を愛していたのか?」と尋ねられてもう判らないと答える。 ジヴァはダヴィード局長に、リフキンの気持ちについて疑問をぶつける。局長はモサドとNCISとどちらに忠誠を誓うのか、イスラエルに残って自分のために働けと求める。 マクギーとアビーがリフキンのPCのデータを復旧し、テロリストキャンプの情報が手に入る。それだけでなく、リフキンがずっとジヴァと連絡を取り合い、ジヴァが情報収集に協力していたことが判る。 NCISチームが帰国することになり、ジヴァはトニーを信じられないので同じ職場では働くことができないと告げる。ギブスはジヴァを残して帰国する。 ダッキーはギブスが誰よりもジヴァと強い信頼関係を築いたことを指摘する。 ヴァンス局長からジヴァの後任を選べと言われ、ギブスはジヴァの帰りを待つつもりで、信頼していないヴァンス局長の命令は受けないと言い放つ。 ヴァンス局長は、ダヴィード局長が手に余ったアリをギブスを殺すために送り込み、妹のジヴァに殺させてギブスと信頼関係を築いたのだろうという。そしてモサドはNCISに入り込むきっかけを掴むこともできた。 ジヴァはモサドの任務に就いたが、ソマリアの某所で拷問されていた。相手はNCISに関する情報を求めていた。 ラストは「バトルスター・ギャラクティカ」並にショッキングでしたね。 女性をあそこまで拷問するなんて。 そして、父親の命令であらゆる諜報活動を行うジヴァが不憫というか、一体こんな人生があるのだろうかと思います。 スパイだとか、嘘だとか、なぜそういうことが必要かというと、彼らの国が戦争状態だからですね。 ドラマだとはいえ、世界のどこかでこういう事をしている人はいるのだろうと思うと、改めて平和がどれだけ大変なことなのか思わざるを得ません。 トニーはモサド相手に体を張って闘い、局長とも一歩も引かないなど、良いところを見せましたね。あそこまで強くいられるとは、驚きでした。 「君のため」というのはシッパー心をくすぐる言葉ですが、トニーなりの正義、愛国心、仲間意識のなせる技でしょう。 ギブスとジヴァの絆を改めて問うたのも、良い展開でした。 多分、心の底で言葉でなく、お互いを信頼できる「勘」のようなものがあるのでしょうか。 そして、何隻目かのボートを片付けたのは(どうやって地下室から出したのかは、don't ask)、じっとジヴァを待つためなのでしょう。 ギブスがトニーには意外と厳しい目を向けていたのがまた印象的でした。 ということで、シーズン7はすでに本国で放送済みですが、タイミング的には先にNCIS:LAを見て話の続きを待ちたいと思います。

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