CSI :Miami Files Annex

2015/04/01(水)09:39

NCIS~ネイビー犯罪捜査班8 #171 Enemies Domestic

NCIS~ネイビー犯罪捜査班 S7-9(72)

『内なる敵』 2パーターの後半。 これまでのエピソードでちょこちょこと出てきた数々の謎に答えつつ、キャラクターたちを深く描いたと言えるでしょうね。本当に上手い脚本ですよね。すばらしい。 もちろん、国内の敵ですから犯人は始めから判っていたと言えるでしょう。 セーフハウスに戻ったヴァンス局長たちは爆発に巻き込まれてハダールは死亡、ヴァンスも酷い怪我を負って病院に運ばれる。ダヴィード局長は姿を消した。 薄れる意識の中、ヴァンスは1991年、NCISの前身、NISにリクルートされたときのことを思いだしていた。 海軍大学校の学生だったヴァンスは、NISのウィットニー・シャープ捜査官から誘われて訓練を受ける。やがてアムステルダムで任務に就くことになった。 現地ではマカリスター捜査官がハンドラーとなり、ヴァンスは「ロシア人」と接触するように命じられる。 ダヴィード局長は誘拐されたらしく、テロリストとして拘束されたヤシンを取り調べるが何も情報がないようだ。 NCISでは内部通報者が情報を漏らしているのではないかと考える。 一方、マカリスターはダヴィード局長の自作自演ではないかとほのめかす。ヴァンスとダヴィードはかねてから仲が悪かったと言い、過去の情報の中からアムステルダムで行われた「トライデント作戦」のファイルをギブスに手渡す。 ダヴィードの行方を追ったジヴァ、トニーとモサドの2人は怪我をしたダヴィードが行き先を文字で残しているのを見つける。リアットはわざとジヴァに情報を隠す。 ダッキーの検死で、爆発物は手製の指向性爆弾だと判る。 海軍の制服姿でロシア人を待っているヴァンスはイーライ・ダヴィードと出会う。ダヴィードは自分がモサドの局員だということを妻に知られて、妻は子供と共に去っていったという。 ダヴィードは「ロシア人」に殺されるので、船に戻れと警告する。 そのダヴィードがロシア人にヴァンスの事を話しているのをヴァンスは発見する。 ダヴィードの隠れ場所がシナゴーグだと見たジヴァは、ジヴァを信頼しないリアットと対立し2人は激しく闘う。そこに隠れていたダヴィードが現れ、ダヴィードはNCISに戻りギブスの尋問を受ける。 今回の検討会でアムステルダムでの事件を議題に入れようと要望したのはダヴィードだった。ヴァンスは偽の任務に就かされていたという。何者かがヴァンスの命を狙った。ヴァンスが選ばれたのは家族がいないからで、使い捨てだったという。 ダヴィードはヴァンスの前に現れ、ロシア人がすでにヴァンスのことを知っていて暗殺をしようとしていると告げる。そのロシア人を殺すため、あえてダヴィードは誘き出した。 ダヴィードの指導で2人は指向性爆弾を作って殺し屋を待つ。 ダヴィードは妻に去られて、闘う相手が必要だという。 ロシア人の暗殺グループは一掃されて、ヴァンスは初任務の成功で評価された。ダヴィードもモサドに復帰したという。しかし、肝心のロシア人は国外に逃げた。ロシア人は今もヴァンスを追っているのか。 目覚めたヴァンスは任務当時、内部の情報リークの証拠が見あたらなかったといい、NISの幹部捜査員たちが関わっている事を匂わせる。ギブスはヴァンスに護身用のナイフを手渡す。 ギブスはシャープ特別捜査官を尋問しなぜアムステルダムにヴァンスを送り込んだのか尋ねる。シャープはヴァンスを将来の局長として採用したと言い、マカリスターの記録の中でロシア人はアナトリー・ズコフだったと明かす。 ズコフはギブスがシェパード局長とかつてパリで暗殺した男だった。 ヴァンスの病室にマカリスターが現れ、自分の野望のためにヴァンスを使ってロシアの殺し屋がアメリカの水兵を殺した事件を企てた事を認める。 しかし、逆にヴァンスが任務をやり遂げたために、サンディエゴ支局に左遷されてしまった。 1999年にヴァンスもサンディエゴ支局におり、マカリスターに任務の履歴を書き換えられていることに気づく。 ギブスはサンディエゴ支局でヴァンスと初めて出会った。 その後、ギブスはマカリスターの命令でズコフを殺す事になったのだった。 マカリスターはヴァンスを殺そうとして、逆にヴァンスに刺されてしまう。 イスラエルに戻るダヴィードは、ジヴァに父親としての気持ちを伝え、ジヴァもそれを受け入れる。 本人が過去シーンを演じるのに、メイクなどを用いて上手く化けましたよね。(笑) これも若返りソフトを使っているのかな。 本編がややこしくて判りにくいのはいつものことですが、あの爆弾はマカリスターがセーフハウスに仕掛けたということですよね。 人に触れられたくない過去を持つレオン・ヴァンス(これもエピソードがありましたね)は、彼が死んでも誰も悲しまないために採用され、使い捨ての任務で死ぬはずだった。 しかし傷心のスパイ、イーライ・ダヴィードがヴァンスを助けようとした。 2人の繋がりは深く遠い過去からあるのですね。 2人は仲が悪いどころか、ヴァンスの偽りの任務を検討会にかけて本当の黒幕をあぶり出そうと言ったのはダヴィードで、やっと彼の良い奴の面を知ることができました。 そして、パリでのズコフ暗殺(113話)がここで繋がった。 ヴァンスがファイルから取り出してシュレッダーした紙は、マカリスターがねつ造したヴァンスの経歴だった訳ですね。局長になってやっと自分の過去を消すことができた。 そしてギブスはマカリスターとヴァンスの因縁など、知らなかったのでしょうね。 そのギブスは初対面の時にヴァンスにデニッシュパンを潰された。(爆) それで、108話のヴァンス初登場の時に、ヴァンスはギブスに金を払った。 とにかく、そういった過去の疑問が解決しました。 ジヴァは痛々しいほどに父親を心配して、国と国との間の板挟みになっている。 冷淡な男かと思われたイーライは、厳しい任務をこなしながらも彼なりに家族に愛情を持っていることが判り、ラストに娘への愛情を見せてくれた。 ジヴァは「Sometimes life surprises you」予期せぬ事も起こる、と心を察してダヴィード局長を受け入れる事ができました。 良かったですね。 あの、ジヴァもどきの女性モサドとの本気の闘いが凄かったし、もしかしたらダヴィード局長にも伝わったかも。 ヴァンス局長は重傷で、本来なら当分はお休みになるはずですがどうでしょう。 刺したことで立場が危うくなるということはないのでしょうか。

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