CSI :Miami Files Annex

2016/01/25(月)08:13

NCIS:ニューオーリンズ #13 The Walking Dead

NCIS: ニューオーリンズ(155)

このエピソード、かなり突っ込みたくなります。 放射性物質による暗殺というテーマは、本家「Dead Man Walking」でもあり、タイトルもそっくり。 そもそも、CSIマイアミでも使われたネタで新鮮味はない。 まあ、実際に元KGBの人がロンドンで暗殺されたという、タイムリーな話題に触れられてはいましたが。 前回に続いてダイアン・ニールが出てくるのか思ったら、「Law & Order:S.V.U」で同僚だったBDウォンがメインゲスト。 しかも、こちらでもリン少佐はセラピストですので、かなり意識したキャスティングですよね。 犯人についてはバレバレでしたが、プライドの人情味がよく出ていて終わった後の余韻はなかなか良かったと思います。 ボーリンのその後については、気になりますけど… 海軍専任セラピストのガブリエル・リン少佐が、何者かに毒を盛られたようだとNCISを訪れる。 ランニング中に意識を失い、病院で調べてもらったところ、ポロニウム210という放射性物質で体内が汚染され、いずれ死に至るという。 リンはせめて、誰が毒を盛ったのか答えが欲しいという。 プライドはリンと関わりのあった患者、同僚などのうち、思い当たる人物のリストを提出してもらう。 セラピストとして、心の問題と向き合うリンも現実を受け入れる事は困難だった。 リンは兄と疎遠になっているという。 2ヶ月前に父親を亡くしたが、アフガニスタンに派遣されていて死に目に間に合わなかった。 それでも、兄をリストに入れる事はあり得ないという。 汚染された場所を特定するため、リンのオフィスを捜索するが放射能物質は検出されなかった。 リンの患者の中に、元煙害警備隊で化学兵器のスペシャリストをしていたドミニク・コールという男がいることが判った。反政府的考えで、リンは除隊を進めたが反抗的だったという。 沿岸警備隊のボーリン捜査官に協力を仰ぎ情報を求めたところ、彼らもコールを監視対象にしており、居場所が掴めた。 さっそく運河沿いの倉庫に向かうと、男は建物に爆弾を仕掛け逃亡しようとした。 敷地内がポロニウム検出されたため尋問するが、協力的ではない。 ただ、リンに憎しみはあるが殺すならそんな殺し方はしないという。 ウェイドが調べた結果、リンがポロニウムに被曝したのは15日前だと判る。 ということは、リンに遺された人生はあと14日という事になるが、リンはプライドにその日付を知って欲しいという。 15日前の27日に、リンは父が残したロフトに泊まり、近くの店で酒を飲んでいたという。 ロフト内を捜索すると、歯磨きチューブの中にポロニウムが検出された。 さらに、ポロニウムの組成から、原子炉から産出されたものだという。 リンの経済関係を調べると、父の遺した台湾の土地を巡って兄と訴訟になっていたことが判った。 その土地はオムニコア開発会社が手がける土地の中にあり、最近急激に地下が上がっていた。 リンはその土地の事は何も知らなかったというが、リンの兄キャムが経営する石油会社が原子炉を扱う会社と取引していた。 プライドはリンにキャムと会うべきだという。キャムの会社は昨年60万ドルの損失を出していた。 キャムは、プライドらにオムニコアについて何も知らないと答え、自分を疑うリンに言いがかりだというが、体調を崩しその場に倒れたリンを見て、やっと本当だと理解する。 ただ、キャムは訴訟相手の弟を毒殺するわけがないと言い、弟に疑われた事がショックのようだった。 NCISはオムニコア社のCEOに面会を求めるが、リン兄弟については知らないという。 最近、リンのオフィスに移動してきたウィルキンス医師がブロディを訪れ、2週間前に職場の駐車場でキャムを見かけたという。 NCISの取り調べにキャムは、訴訟の件で直接話して解決しようと弟を訪ねたが、結局会わずに帰ったという。 キャムの家を家宅捜索中、一家がまとめて購入しているペットボトルの水からポロニウムが検出された。 キャムはその水を飲む寸前で止められる。 防犯カメラの映像で、その水を配達した時に、オムニコア社の車が家の前に止まっていた事がわかる。 プライドはオムニコアのCEOの身柄を確保するように言うが、セバスチャンはサウスリバー原子炉由来のポロニウムであることをつかみ、その原子炉と取引をするのはデジョージ・プラスティックス社一社だという。 デジョージ・プラスティックス社は、キャムの妻ドーンの父親の会社だった。 ドーンは、キャムが投資で失敗し、そこにオムニコア社が台湾の土地の話をもってきたことから、夫には知らせずにリンと夫を殺して金を自分のものにしようとした。 キャムとの結婚は父から解放されるためだったという。 ブロディは勇気を出してウィルキンスとの交際に踏み切ることにする。 ボーリンはリンの生き様を見て、ヴァージニアに行ってみようかという。8週間訓練すれば、NCISに入れるらしい。 プライドは兄弟の時間を取り戻したリンと、最期の別れを告げる。 BDウォンは肉体派でしたね。(笑) 自分の命が後わずかと知らされたときに、人間は何をするかという永遠のテーマでしたが、たとえセラピストであっても、死期を知りたくないだとか、離れていた兄への思いだとか、エモーショナルなシーンを好演して、訴えかけるものがありました。 ラストシーンの兄弟揃ってのランニングも、万感の思いが込められていました。 ボーリンもそれに感化されて、何か思ったようで…という事ですが、この先の本家への出演は今のところないようで(他のドラマに出演しているし)、しばらく待つしかないのかな。 強面?のブロディとボーリンとのガールズトークは興味深かったですね。(笑) 一度は見てみたかった。 どちらも、relationshipは苦手なの、という事でしたが、少なくともブロディは前の任務地かどこかで痛い目にあったみたい。 そして、ここぞとばかりに顔を出す押しの強いウィルキンス先生とデートするらしい。 この先生が実はとんでもない裏のある奴で、という設定だとまた面白いのですが、どうでしょうね。

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