CSI :Miami Files Annex

2022/11/06(日)17:21

Law & Order:S.V.U. 23-21 #515 Confess Your Sins to Be Free

Law&Order:性犯罪特捜班 S21-(80)

先週に続いて宗教が絡む事件でしたが、リアリティはあまり感じられず、全体が教会の説教みたいだなと思いました。 シーズンも後1話残すのみですし、穏やかに収めていくのも良いかもしれません。 カリシの友人の妹オードリーが教会のダフィ神父に告解をしたと知り、気になったカリシは直接オードリーから話を聞くことにする。 オードリーの夫はライカーズの警備員をしており、妻にはかなり強引で夜勤もあることなどから、オードリーは同じアパートのビンスと浮気をしていた。 その事を教会で告解し、今夜もまたドアの鍵を開けて男を待っていると言ったが、待っているとビンスの直前にマスクをした男にレイプされたという。 ただビンスとは違うことは感じていて、後から現れたビンスに通報するよう勧められた。 しかし、夫に打ち明けるのは怖くてできない。 部屋の鍵が開いていることを知っているのはビンスだけなので、ビンスが他の人物に言ったのか、あるいは妻の浮気を知った夫が元受刑者などを使って襲わせたのか。 ビンスは妻と離婚訴訟中で夫にはバレていないという。 オリビアの前にバートン・ローが現れ、断酒会に通いながら償いのステップを重ねており、オリビアにも謝罪したいという。 あれからセラピーを受け、今の会に入って酒を断っているというバートンの努力は認めるものの、オリビアは何の罪を犯したのか、きちんと理解したのなら話を聞くと答える。 改めてSVUに姿を見せたバートンは明日断酒会でスピーチをするので、オリビアにも来てほしいと頼む。 オードリーの自宅を捜索し、犯人の手がかりを探す中夫が帰宅して何事かと逆上する。 鍵を開けておくことをオードリーが告解で神父に話したことを知ったカリシは、ダフィ神父ともう一人リジス神父が誰かに話したのかも知れないという考えに動揺する。 神父が告解で知り得たことを他人に話すことは神との誓いを破ることになり、絶対にあり得ない。 ダフィもリジスもその夜は自室で一人だったと答えるのみだった。 彼らから自供を引き出すのは不可能なので、SVUはルス刑事に潜入捜査を依頼し、2人の神父に同じ内容の告解をさせる。 ドアの暗証番号を教え、夜に画廊で浮気相手を待っていると告げると、果たしてその夜フードをかぶった男が現れた。 不法侵入で捕らえると何とダフィ神父で、これは誤解だという。 オリビアはバートンのスピーチを聞きに行く。 酒のために家族や友人を多く傷つけたというバートンは、若かったオリビアとの別れに触れる。 オリビアはその後自分も当時はバートンのことを愛していたという。 でもそれは正しくなかった。 ダフィ神父は女性を襲うために画廊に行ったのではないと弁明し、告解者の身が心配だったという理由だが、なぜその事実を知ったかについては教会法により明らかにすることはできない、そのために刑務所に入ることも厭わないという。 カリシはダフィ神父が告解によって、真犯人を知っているのではないかと考える。 リジス神父が疑わしいが、今までこの教区ではレイプ被害は起きていない。 リジスの以前の教区で同様の被害があったか調べると、3年前に夫の留守中にレイプされたという女性がいた。 その捜査中浮気をしていることがバレて、夫とは離婚したが、浮気のことを告解したのはリジス神父だったという。 リジス神父は白いユリの花をくれた。 それはオードリーの部屋に贈られたものと同じだった。 リジス神父はカトリックの既婚女性信者をターゲットにしているらしく、問題が起きると教区を異動していた。 しかし、今のところレイプを裏付ける直接的な証拠もなく、神父らの証言も得られない。 カリシは幼なじみ、一個人としてダフィ神父に助けを求める。 神との誓いを貫くあまりにダフィ神父がレジスを許しても、これからも被害者が生まれることを心配し、このままでは自分の信仰心を失いかねない。 必死の訴えに、ダフィ神父は彼が告解していないことなら言えるという。 SVUにベバリー・モリソンという女性が現れ、半年前にバートンにレイプされたと訴える。 そしてバートンは昨夜そのことを謝りたいと言いに来た、しかもその様子を録音していたらしい。 オリビアはバートンに、ベバリーが法廷の場で決着を望んていると話すが、当時のことは泥酔していてはっきり覚えていないと答える。 あの夜、オリビアが部屋を出ていった後、バートンはベバリーを呼び2人で酒を飲んだが同意があったかどうかも定かではなく、どう償えば良いのかもわからない。 それでもバートンが真剣に捉えていることはわかった。 裁判は望まず、罪を認めるつもりだ。 リジスが週に2回母親の墓参りをすることが、ダフィ神父の情報でわかりSVUは墓にマイクを仕掛ける。 リジスの母親は浮気を夫に知られ、幼いリジスの眼の前で夫に絞め殺された。 リジスは父親のように浮気をした女性たちを罰しているつもりなのか、反省の言葉は何もなく、ダフィが代わりに罰せられることも神のご意思だと語った。 フィンとヴェラスコが「告白」を手がかりにリジスを逮捕すると、この10年で7件のレイプ事件を起こしていることがわかり、教会から追放されることになった。 それでもオードリーは信仰心を保ち続けているという。 バートンは検察と取引し、性的不品行を認めて6件の保護観察と性犯罪者登録を受け入れた。 オリビアはバートンを許し、バートンが歩む償いの道はこれから長いと言葉を贈る。 神父による犯罪はこのシリーズでも何回もあったと思います。 どちらかというとマスコミ対策だとか、教会内での不祥事という視点が多かったかな。 SNSの時代に今回はよくバレなかったと思いますが、鍵の件は誰にも言っていない、でも告解で、と言った瞬間に犯人は確定したようなものでした。 そこで、幼なじみのカリシとダフィ神父がお互いの信じるもののためにぶつかるところが見ものだったのですね。 それでも、神父相手のおとり捜査はないなあと思いました。 もっと上の方の人が出てきて文句を言いそうですね。 状況証拠のみでのレイプ捜査で、墓の前の「自供」が有罪の決め手になるかどうかも疑問ですが、まあ、そこはカリシとダフィの友情の前に良かったことにしましょう。 ちなみに、カリシの交際については神父も知っているし、そろそろ結婚?などと言われるのだから、プロポーズもいずれあるのかな。 どこで、どういうシチュエーションで、と今から楽しみです。 バートンはオリビアに責められたのが相当堪えたのか、とりあえず酒を辞めて自分が何をしたのか向き合う事を始めた。 それはそれでとても辛く苦労の多いことでしょうね。 すでに名を成した人生ですし、ベバリーに償うために性犯罪者登録に同意するというのは相当なダメージでしょう。 ただ、半年前の夜に自分も意識がはっきりしないのにレイプで訴えられるのはさすがに、裁判で戦うべきではないかなという気がしました。 それがバートン流の償いだとするなら、彼の覚悟は本物なのかも知れません。 でも、オリビアとの愛はもう二度とないですよね。 オードリーは何とか夫と別れられたら良いですけど、自分が不倫をしているのじゃ難しいのかな。 そこをダフィ神父が知恵を出してもらいたいものです。 さて、いよいよ次週でフィナーレだ。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る