Major Cimes 5 #73 N.S.F.W.
新シーズンもいつもの人が出てくるのですね。(笑)まあ、考えてみれば生きている限り問題はなくならないので、それもまた人生かな。気になるタイトルは、「not safe for work」の略で、仕事中に閲覧しないほうが良いウェブサイトという意味らしい。タオがテレビドラマの撮影に使っていた住宅で、LAPDの刑事が死亡しているのが見つかる。手には大量の覚醒剤を持ち、うつ伏せに倒れていた。背中から20箇所以上刺されており、不意を突かれたようだ。被害者は性犯罪課のドリュー・ハドソン刑事で休暇中だった。実は昨夜、ホテルのバーでサンチェスがハドソンを見かけて声をかけていたが、潜入捜査中だと知って立ち去ったという。現在、この家を使用しているのはポルノ業界のスター、ボー・マクラーレンの会社で、ボーはウェブで若い女の子をオーディションし、撮影するというシステムをとっていた。ハドソンはこれらの女の子が撮影当時18才だったかどうか、確かめようとしたが証明できなかったという。それでも、ハドソンは単独で捜査を続行し、ジュリエットという対象に取材をしていたという。上司はハドソンが覚醒剤の売買に関わる汚職警官だったのではないかと問われ、そんなことはあり得ないと答える。サンチェスはオンラインデートの相手と会うために、昨夜はバーにいた。その様子はバーの防犯カメラで確認され、サンチェスが立ち去った後に、ハドソンの隣に女性が座り話し込んでいるのが映っていた。女性はハドソンに封筒を手渡し、ハドソンは席を立った。女性は最後までバーにいいた。本部にボー・マクラーレンを呼ぶと、全ての書類を準備し何もやましいところはないという。女性たちは18才の誕生日を迎える直前に撮影を始め、0時をすぎるとボーとベッドインする。昨夜はずっと自宅にいて防犯システムでアリバイは確認できるという。バーの女を見たボーは、同じ会社のプロデューサー、リサ・コーネルだという。リサはハドソンに15,000ドルを手渡したことを認め、ハドソンが出演者たちに覚せい剤などを売っていたのを辞めて欲しいと頼んだのだという。撮影現場では麻薬や酒は厳禁なのだが、ハドソンは支払いを現金以外でも要求していたという。しかし、ボーはその件について言及しておらず、殺害現場で15,000ドルがなかったのはなぜか。ボーのサイトに出演した女性2人がドラッグの過剰摂取で死亡したという事件があり、リサは経理を任されているので、ハドソンに要求を突きつけたという。ボーはこの件については知らない、自分はハドソンが死んだのを知らないという。検視局には確かに過剰摂取の女性ジュディとキムの遺体が届いて、その後遺族に送られた事がわかる。2人は18歳の誕生日直後に亡くなっていた。モラレスは、今現在同じような遺体が届いていると言い、ソルトレークから兄が引き取りに来るという。マデリンはハドソンとリサが密会したフォンテノーホテルに1ヶ月滞在し、費用はボーが支払っていた。マデリンの携帯にはボーとハドソンの電話番号があり、三角関係のもつれかという。マデリンの兄によると、妹のインスタグラムの写真を見たボーが2ヶ月前に現れ、「ユタ州で新人発掘」ともちあげ、その気になったマデリンをLAに呼び寄せた。兄が家を出たマデリンと電話でしゃべったのは、マデリンがLA空港に到着したときで、そこにハドソンがいたのを自分を連れ戻すために警察に連絡したと勘違いしたらしい。マデリンのアカウントは「ジュリエット2ロミオ」で、ハドソンはマデリンを情報提供者として利用していたと考えられる。テイラーは現役警官の係る事件として、どう対応するべきか頭を抱える。マデリンは、ボーが女性たちに麻薬を与えているという事をハドソンに話し、怒ったボーが2人を殺したのかと聞いて、ボーは完全否定する。むしろ女性たちに麻薬を与えていたのはリサで、撮影に怖気づく女性をハイにさせるためだったのではという。シャロンは、リサに新人を撮影するからと伝えるようにいう。しかも、女性は不安がっている。リサを尾行していたプロベンザは、フォンテノーホテルに入っていくのを目撃する。リサはバーでバーテンダーのブレイディから袋を受取立ち去ろうとしたところを逮捕される。2人とも殺人事件について関与を否定するが、ブレイディの自宅から犯行に使われたとみられるナイフが発見され、発見現場の家の鍵が2つ見つかった。ホッブス検事はこれらは、徹底的な証拠とはいえないという。リサはハドソンが麻薬を女性たちに売っていたと供述し、マデリンの遺族はLAPDを訴える可能性がある。シャロンがリサに、ジュディ、キム、マデリン、ハドソンの4人に関する第一級殺人の罪で問うと迫ると、故殺と分配目的の麻薬所持の罪なら受け入れると言い出す。ホッブスは第二級殺人罪と殺人の共謀罪に問うことにするというが、ボーに関しては今のところ罪に問えないという。マデリンの遺族はLAPDを訴えない代わりに、ネットに出回っているマデリンの動画を全て削除してほしいという。シャロンは、ボーが女性らが麻薬でハイになっているのを知っていた事を重視し、その場合、合意は成り立たないのでレイプだとして逮捕することにする。ラスティの実の母シャロンが警察を訪れ、ゲイリーとの間に子供ができたと打ち明ける。生むつもりだが、ラスティに喜んでもらえるかどうか不安だ。シャロンから話して欲しいという。それを聞いたラスティは、ショックを受け、生むべきではないという。直接実母と面会したラスティは、生まれてくる子供も自分のようなひどい目に遭わせるのかという。ラスティはその子を養子に出して、普通の人生が歩めるようにするべきだという。シャロンは、確かに自分は酷い母親だったが、今後1人で育てることも難しそうだ、養子の話も考えてみるという。バズは捜査に手を貸そうというラスティに、君にとっては単なるネタかも知れないが、自分にとっては人生にかかわることで自分のやり方でやると言い張る。今回の事件は、日本でも強要されてAVに出演させられたという若い女性たちの事を思い起こしてしまいました。ボーの弁護士は自業自得だとか言っていましたが、法スレスレで商売を続けようとすること自体、悪いことだとわかっていやっているのじゃないか。そういうのを取り締まるのに、法があると良いですね。必要があってできた法律でしょうね。熱意あるハドソン刑事は、18才になるかならないかのマデリンに危険な潜入捜査をさせたことになり、こちらも生きていれば罪に問われかねないなと思いました。最終的には殉職扱いになるのでしょうか。それよりも、出回った動画を回収するのはほぼ不可能だろうなと思うと、遺族は辛いですね。サンチェスは、お見合いサイトを使って積極的に女性との出会いを求めている。それに加えて、里親になりたいとも思っている。ああいうバーにめかしこんでくる女性が、サンチェスの希望に叶う人かどうかわかりませんが、気持ちはよく伝わりました。もしかすると、サンチェスがラスティの兄弟を育てるのかな、と思ったりして。さて、また現れたママ・シャロン、今度は子供ができるので、ラスティに助けて欲しいということか。次々と問題を持ち込んでくる。でもさすがに、ラスティに産むなという事はいえませんね。その辺は生まれた子供の幸せが何か、ということを第一に考えないと。