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カテゴリ:映画・俳優
大好きな映画の原作本(その1)。勿論、引っ越しに連れて行く
私の大好きなアーマンド・アサンテ主演映画、「マンボ・キングス/わが心のマリア」の原作本。 映画のほうは、それぞれの人間の機微を描いた部分はとても良くて (どの俳優も、表情の移り変わりや、間で見せるふとした表情の上手さにとても見応えがある) 全体印象で見ると、やや失敗作の惜しかった類の作品になるのかな。 DVDには特典映像として、本編と同時進行で 監督や出演者による音声解説が収録されてるケースが多いけど あれって面白いから、必ず見るようにしてる。 今までに何十回も見た作品でも 確信が持て切れなかった解釈(この解釈で合ってるかな?みたいな)or疑問だったシーンや 不思議な行為や表情についての解説なども含め 音声解説で聞くまで、意外と気付いていなかった新たな発見が出来たりして 楽しい収穫があったりするからね。 この「マンボ・キングス~」も、そういう作品の一本だった。 実際の映画は、原作本とはだいぶ違う印象の映画になっちゃったけど この原作本に忠実な作品を撮るならば、かなり長編になるだろうなぁ。 年齢的にも、ちょうど今頃のアサンテ親父にピッタリだし 一人語り回想録の、味わい深そうな作品が出来そうなんだけどね。 老境に差しかかったカスティーヨ兄弟の兄セサールが 酒の入ったグラスと煙草をお供に、小ぢんまりとしたホテルの一室で ポツポツと語り出す、酸いも甘いも噛み締めた遠い昔の思い出話。 あまり場面(舞台)の変わらない、時折溜息を吐きつつ、遠い目をしながらの 一人語りのセリフと回想シーンで楽しめる映画になりそう。 原作本に忠実なバージョンを心底見てみたいなぁ・・・といつも思う作品。 とことん地味だけど、そういう味わいの映画って、90年代に入った辺りから激減したから (だから割合的に、90年代以降の作品はロクに見ていないし、あまり手が伸びない) だからこそ、場面をコロコロ変えずにどっしり構えた 視覚効果などとは一切無縁の、セリフや表情を味わって楽しめる映画が観たい。 最近ちょっと読んでなかったから 向こうに着いて、引っ越し荷物が片付いたらまた読みたいな~。 マンボ・キングス/わが心のマリア お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 8, 2007 01:06:49 AM
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