|
テーマ:最近観た映画。(40129)
カテゴリ:映画・俳優
引っ越し荷物全て、引っ越し先に送っちゃったから
今、自室にはTVもDVDプレーヤーも何も無く 手元には、家の布団(かなり久しぶりに床に寝てる)と僅かな着替え、PC、デジカメだけ。 自室がガラ~ンとして、静か過ぎて気持ち悪いよ~ 当時、試写会応募しまくるも全てハズレで そのまま未だに見ていなかった、ウディ・アレンの「さよなら、さよならハリウッド」を鑑賞。 大好きなトリート・ウィリアムズも出てるし、W・アレン物も大好きだし 放映を物凄く楽しみにしてたんだよね^^ さよなら、さよならハリウッド 【ストーリー】 過去にオスカーに2度も輝いた実績を持ちながら 今はすっかり落ちぶれ、意にそぐわない仕事で食い繋いでいる映画監督ヴァル・ワックスマン。 その、意にそぐわない仕事すらも、すぐに投げて来るかクビにされるかで 同棲している新人女優の彼女に呆れられ気味だった。 そんなある日、腐ってる彼の元に 「眠りなき街」という映画を監督しないか?というオファーが舞い込む。 自分の得意分野の作風で、しかもハリウッドの話題の大作。 これこそ、喉から手が出るほど欲しかった再起のチャンスだが、大きなネックがあった。 その映画のプロデューサーというのが、ヴァルの元妻のエリーで 製作会社の重役ハル・イエガーは、ヴァルからエリーを寝取った男だということ・・・。 散々迷いに迷ったヴァルだったが、自他共に、これを逃したら再起不能だろうということで ビジネスに徹することに決め、プライベートを飲み込んで、メガホンを取ることに。 しかし、ただでさえ不安定で神経症気味のヴァル。 無事に契約も結び、起用するスタッフらも全部決まり あとは撮影に入るだけ!のクランクイン前夜 突然ヴァルは、極度のストレスから来る失明状態に陥ってしまう・・・。 主人公は相変わらずの神経症男だけど いやはや、80年代に比べたら、丸くなって凡庸な感じの話かな。 「カメレオンマン」みたいな、変わった設定も無いしね。 (あの特異体質で、どこにでも潜り込め・溶け込めるトーマス・ゼリグは大好きだが) でも、“精神分析医に通うのがステイタスの、中層階級の小粋なニューヨーカー”という W・アレンの伝家の宝刀とも言えそうな大枠は、80年代も今も、基本は変わらんなぁと思う^^; そして、グチと理屈を「I・・・I・・・I・・・etcetc」で どもりながらイチャモン付けて、早口で捲くし立てるスタイルも変わってない。 これが何とも好きなんだよね。いかにもW・アレン映画らしくてさ ドタバタながらも、何とかおおかたの撮影を終え、そのラッシュを見るシーンがおかしい。 当事者も関係者も、眉間にシワ寄せて口あんぐり。 これは誰が撮ったんだ?どうやったら、こんな酷い出来に? 評論家達からもボロッカス。プレミアでもボロッカス。 なのに・・・何故か、某国では予想外の大反響があり、大受けしてしまったヴァルの再起作。 ハリウッドでは受け入れられなくても、あっちでは・・・ニヤリ。 クライマックスは、やや無理やり感も否めなかったけど ああ、やっぱりそう来たか。いかにもお約束の収まり方。 目新しさも毒も全然無いから、拍子抜けで精彩にも欠ける。 原題が示す通りの、ありがちな“ハリウッド的エンディング”でハッピーエンド。 その上、本当に“さよなら、さよならハリウッド”。 まあ、上手いこと収めて大団円にしちゃったな?って感じ^^; ホントは、ハルとエリーの鼻を思い切りあかしてやりたかった気もするけどね。 上手く説明出来ないけど、90年代以降のW・アレン作品って 一部を除くと、良くも悪くも、毒が抜けたお決まり安全路線になってる気がする。 あらすじとかをロクに知らなくても こう何となく・・・クライマックスまでの空気が透けて見えている、というか もはや以前のような、粘着混じりの 独特のユニークな展開になることは無いというのが分かっている。 そういう、安全路線作風で安心して見られると解釈するか ややもすると難解な、主人公がどうでもいいことにしつこく突っ掛かる 神経症丸出しの毒づきセリフ合戦が懐かしいと思うかは、人それぞれかもしれない。 私としては、後者のテイストが懐かしい組だけどね^^; しかし、最近のT・ウィリアムズ・・・あの手の、立場を笠に着たイヤな役柄が多いなぁ。 「デンジャラス・ビューティー2」なんかも、まさにそうだけど。 ・・・昔からどうにも理解出来ない部分なんだけどさ W・アレンって、どの映画でもモテモテの役だよね。女を切らせたことが無いような。 例えば、「アニー・ホール」や「マンハッタン」とかにしても それ以外の作品にしても、付き合ってる女性がいて、時に同棲してるような設定。 そして、どうでも良いことに拘って議論して、口論の結果、女性が飛び出して行ったりとかさ。 あとは、「スコルピオンの恋まじない」みたいに 他の男から、美女を掻っ攫うなんてこともあるしね。 彼のようなタイプはそんなモテるのか・・・って、腑に落ちないのは気のせい??^^; アニー・ホール マンハッタン スコルピオンの恋まじない デンジャラス・ビューティー2 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 12, 2007 05:12:21 AM
コメント(0) | コメントを書く
[映画・俳優] カテゴリの最新記事
|