雲に乗る!西穂高と乗鞍にて
3連休の初日、ママさんと一緒に日帰りバスツアーに行ってきました。題して、「乗鞍スカイライン・畳平のお花畑・絶景のパノラマ新穂高ロープウェイ」連休初日の土曜というので、さぞや道路も渋滞するだろうというおおかたの予想に反し、拍子抜けするほどスイスイとバスは走り、11時前には高山に到着。晴天で気温も25度と、たいして涼しさは感じず、昼飯のおにぎり弁当がすぐ出るというのに、早速私は地ビールと牛串をペロリ。あとでワサビソフトも食べました。 飛騨牛串と濃厚な地ビール。ソフトはワサビ風味がミントのようで美味。バス内でおにぎり弁当もあっさり平らげ、新穂高ロープウェイへ到着。なんだか山の上が白っぽいぞ~。入口で40周年のエコバッグを無料でもらいつつ、いやな予感とともに、とりあえずロープウェイで、標高2156メートルの西穂高口へ上りました。気づいたら、雲の中(笑) 望遠鏡でどこ見りゃいいのさ晴れていれば、「ミシュラングリーンガイドジャポン」の二つ星の眺望だそうですが、あまりの雲っぷり、というか、ガスっぷりで、スタッフの方々も「すみませんねー」「こんなんじゃないんですよー」と申し訳なさそうでした。でも自然現象なので、いやな顔する人はもちろんいません。逆に、笑っちゃうほどみごとな白景色と、ものすごい湿気に、味わったことのない感覚を満喫できたと思います。スタッフの方々は、無料で下のような撮影をしてくれました。「さるぼぼ」のぬいぐるみを手に、ハイ、チーズ! うしろが白い、白いぞ~ 売店でお土産をちょっと買い、ロープウェイで下の「しらかば平駅(標高1308メートル)」へ戻って、時間まで散策。白樺の木があったり、初夏の花が咲いていたり、日差しはとてもきついですが、なかなかのんびりできました。ただし、「硫黄泉の足湯」があったため、空気はあの「腐った卵」のような硫黄の香りが・・・ ぬるくて、ヌルッとして、クサイの 足がダルイのはさっきのビールのせい(と思う)そしてまたバスに乗り込み、しばらく走って乗鞍スカイラインへ。標高1800メートルを越えたあたりから、また一面真っ白・・・雲の中をうねって伸びる細い道をひた走るバス内では、ときおり息を呑む音や、かるく「おお」「ひゃあ」といううめき声もあがるほど、ややスリリングなひととき・・・絶景のスカイラインもスリリングだけれど、雲上ドライブのスリルは一味ちがいます。ちなみママさんは、ずーーーーっと寝てました(笑)さて、そうこうしているうちに、標高2702メートルの「畳平駐車場」に到着。昨年クマが出て人を襲った、あの場所ですので、さっそく「クマに注意」のチラシを運転手さんがもらっていました。マイカー規制のある乗鞍スカイラインは無料ですが、観光バスの駐車料金は¥10,000だそうです。ひょえー。気温11度との連絡でしたので、しばらくはジャケットを着用していましたが、結局お花畑を歩いているうちに暑くなって、シャツ一枚になりました。広いくぼ地に一面に咲く高山植物の姿は、可憐で、健気。尾瀬のように歩道が設置されていますが、なかなかの距離で、遠くに残る雪景色とともに、こうした植物をながめつつのんびり歩きながら一周すると、結構時間がかかりました。 赤い猩猩袴(ショウジョウバカマ)と白い白山一華(ハクサンイチゲ) 光沢のある葉っぱが名前の由来の、小岩鏡(コイワカガミ) 深山金鳳花(ミヤマキンポウゲ) まだ咲き始めの黒百合。うまく撮影できなかったなぁ ゆったりと歩くママさん一周して、さてお土産を買おうと駐車場に向かう途中、ふと振り返ると、遥か向こうから真っ白な雲が、まるで「ロードオブザリング」のエルフの川のように、あっという間に押し寄せてきました。 さっきの歩道も雲の中 山が怖いってこういうことなのね今日のイベントはこれで終了、あとは「赤かぶの里」「ひるがの高原SA」などに立ち寄り、漬物などの土産を買い、帰路に着きました。今回は昼と夜の2回の弁当付ツアーでしたので、夜もお弁当をもらい、バス内で夕食。ごらんの飛騨牛弁当、超美味でした! 肉も美味いが、味付けもGOOD帰りも渋滞など一切なく、サクサク進んで、予定より早く帰ることが出来ました。ぴょんぴょん跳ねて出迎えるリリと、餌場の皿のまえでお行儀よくじっと待っていたカイに挨拶をし、荷物を片付けて、早々に休みました。さて、今回の自分のお土産は、コレです。 はじめまして、オコジョです。独り立ちも出来ます。¥650