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テーマ:「継母」奮闘記(289)
カテゴリ:継母道場
夕方、かげがテレビを見てて、
「うおっ! うまそう!」 と声をあげたのでビックリした。 普段なら、そんな事、言わないし「へぇ~」とかはあっても、 こんなに反応するのにはビックリだった。 何を見てそう思ったのか気になったから、見てみた。 テレビの画面に映っていたものは、マグロ! そういえば、しばらく食べてないな~。 よし! 今日は、『魚』にしよう! そして夕飯の支度。 買ってあった『鮭』を出してみた。 私「ほら! 今日は魚だよ~!」 ちい「わーい! 鮭だ~!(*^_^*)」 かげ「・・・(゚゚;)」 私「何? どうした? かげが食べたかった『魚』だよん♪」 かげ「お、お母さん・・・(×_×;)シュン」 私「ん? かげ、さっき『魚』見て、うまそうって言ったからさ~。お母さん心を込めて焼いてみたんだけど・・・?」 かげ「でも、さっき見てたのは『マグロ』だよぅ(・・,)グスン」 私「けど、『マグロ』も『鮭』も同じ『魚』の仲間だよん」 かげ「マグロ~(#/__)/ドテ」 私「ほらほら、好き嫌い言ってないで、早く食べな~!」 かげ「お母さん、作ってくれてありがとう(T^T)クゥー」 知ってるよ。 かげが焼き魚が嫌いな事くらい。 でもね、食卓に出てきた『鮭』だって、かげの栄養になるんだよ。 その為に冷凍の切り身になって、身を引き裂いて命を絶ってまで、ここにいるんだから、食べてこそ『供養』 マグロだって同じ。 それに骨のない魚も売ってるけど、ただでさえ箸の使い方を練習してる今だからこそ、骨のある魚を食べさせたいんじゃん? 鮭なんて、サンマやアジに比べたら、全然、骨ないし、あっても大きいのばかりだから、すぐ気付くでしょ? 昔、かげは魚の骨が喉に刺さって、救急車で運ばれたらしい。 それから、魚嫌いが始まったという。 だから、同じ魚でも『刺し身』だったら、食べられる。 骨がないからね。 でもさ~箸の使い方がままならない頃の話だから、 大人がちゃんと見てあげてたら、そんな事ないんじゃん? 私は、せーなにあげるとき、すんごく目をこらしてあげてるよ。 それでも硬い場所があるとせーなはちゃんと出すんだよね。 骨じゃなくても・・・。 かげにも前まで、そうやってあげてた。 けど、ちょっとでも骨があると文句を言うようになってきたので、 自分で取らせる練習をさせてるんだ。 それで、骨があったら、ちゃんと見ない自分が悪いんだからね。 小学2年生にもなって、お箸もちゃんと持てないんだもん。 ちいも直さなきゃならなかったから、一緒になってやってたら、 ちゃんと持てるようにはなった。 でも、やっぱり箸の送り方が違う。 どう説明していいのかわからないけど、 近くの物を取る時、手前に送るんじゃなくて、 外側に送るから、なかなか取れないんだよね。 しかも、手の甲が上になっちゃってるから、 本来、箸を持つ形から、だいぶ遠ざかってしまう。 そして、こぼれる・・・。 魚を食べさせたいって気持ちには、いろいろ含まれてるんだよね。 っていうか、食事を出す時には・・・。 それをわかってもらえるのは、いつになるだろうか・・・? ならないかもしれないけどっ! そりゃ、好きな物は食べさせたいよ。 でもね、計算して作らないと食費が持たないんだよぅ。 っていうか、子供の癖に刺し身なんて贅沢だ! なので~いつも『海鮮丼』子供だけ~(笑) その方が、ネタも少なくて済むし、 ご飯もいつもより多く食べてくれるからね~。 よしよし、明日は、刺し身を柵で買ってきてやろう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.09.01 02:31:02
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