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ウエッティ1975

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2006.07.04
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カテゴリ:かげのコト
今日は、かげの保護者会があった。

先日、休日出勤をしたダンナが私の変わりに行ってくれたので助かった。

「保護者会どうだった??」

「うーん・・・コレと言って何もないというか、夏休みの事ばかりだったなぁ」

「一人一言ずつ何か言わされたの?」

「あーないない。 時間が短いからって、先生が要点だけ話してたよ」

「ママ達、たくさんいた?」

「あぁ・・・12,3人くらいかな?
でもさぁ、ちい達の方のお母さん達より、かげ達の方が、ドライっていうか、
子供の為に何かをしましょうっていう雰囲気のお母さんっていないんだよね。
それがいつも不思議でさぁ」


さすが。
学校行事には、揮って参加するだけあるわ。
誰が誰のお母さんっていうのは解らないらしいけど、ちゃんと見てくれてるのねぇ。

そのダンナも明後日、昇進試験なので、代休を取りながらも面接の練習の為、忙しく会社に出掛けて行った。


夕飯も終わり、今日、公文だった為に学校の宿題をまだ終わらせていないかげに宿題をやらせ、
下へ降りてくるついでに学校からの手紙を出してくるように言った。

けど、降りてきたはいいが、手ぶら。


「かげ? 学校からの手紙なーい?」

「ん? うーんとねぇ・・・ない」

この返事は、ちゃんと確認してきてないな・・・。

「本当にない?」

「ちょっと確認してくる」


あ・・・やっぱりだ(汗)

まぁ、こんなのは、いつものコト。
そう言って、保護者からの提出物用になっている手紙で、期限が切れていたり、
出し忘れて、だいぶ時間が経ってしまった手紙は、かげの隠し場所に隠したりするコトもある。

けど、その隠し場所も子供ながらに安易なトコロに隠してしまうので、すぐ分かる(笑)


「あったよ!」

「あーやっぱりねぇ。 夏休み前だから、もらってくるプリントも多いのに出さないからさぁ」

と、かげが出してきた手紙は、学校から保護者への大切な通知。

要するに保護者からのサインをもらわないといけないモノ。


大事なものじゃんっ!!


と思っても、いつもの事だからと冷静。

あぁ・・・慣れって恐ろしい(汗)

かげは、連絡帳に書いた先生への伝言も先生に見せないくらいの子なので、
この提出物も書いたはいいが、ちゃんと出してくれるかも不安。

ただ、集金だけはちゃんと出す。

その他の紙っぺらの提出物が、先生に提出されないまま、
かげのランドセルから出てくるコトも何度かあった時は、酷くショックを受けた。

そんな事があったので、その都度、心配するハメに・・・。


いつまでもこんな事をしてたら、中学生になった時には、

提出物を忘れた時には再登校 

という規則に則り、毎日でも再登校しそうだな・・・(汗)


「かげ? さっきないって言ってたじゃん?」

「うーん・・・」

「確認したから良かったけど、コレ大事な手紙だよ?
学校が、かげに、お父さんとお母さんに見せてねって渡した手紙でしょ?
コレを見せなかったら、学校からの頼まれ事が出来ないって思われちゃうよ?
それに・・・帰ったらスグ手紙を出す約束もしたじゃん?
その約束も破っちゃうの?」


「だって今日は、公文もあって、せーなとあきも寝てたし・・・」

「『だって』はナシ!! 
じゃあ、かげは、公文があった日には、手紙を出さなくてもいいし、
せーなとあきが寝てても出さなくていいの?
そうじゃないだろ・・・?」


「・・・(半ベソ)」

「また、そうやってメソメソしちゃう・・・。
かげは、どんな状況だろうと、出さなくちゃいけないものは、出さないとダメなんだよ。
わかった??」


「うん・・・」

そう言って、私を見た、かげの眼・・・またうつろ

話が終わって、私から離れていこうとする、かげを引き止めた。

「ちょっと待って。 お母さんの話、聞いてくれる?」

そう言うと、かげは足を止め、私の目の前へと戻ってきた。

「あのな、かげ。 お母さん、かげの事、心配なんだよ。
家で出来ない事は、学校でも出来ないよって、いつも言ってるけど、
こうやって、出さなきゃいけないモノも出さなかったりして平気な、かげのいい加減さが、
そのウチ、お友達にも気付かれて、友達がいなくなっちゃったり、
イジメられちゃったり・・・ってさぁ。
学校に行って、友達と遊べなくなったら、学校へは何をしに行くだけになる?」


「勉強」

「そうだよな? 勉強だけしてても面白い?」

「つまんない」

「そうじゃん? 勉強ばっかりしててもさぁ、どんどん誰かと話も出来なくなっちゃうし、
自分だけの楽しい事しか考えられなくなっちゃうんだよね。
そうなったらさぁ、かげがなりたい人になれると思う?」


「なれない」

「だろ? けどね、約束を破ったり、嘘ついたり、誤魔化したりする事を
かげは平気じゃないかもしれないけど、平気に出来ちゃうと思われる事をしてるんだよ。
それは多分、学校でも同じだと思う。
今は、友達も気付かないかもしれないけど、もしかしたら、そのウチ気付くかもしれない。
そうなる前に何とかしような?」


「・・・」

私を見つめる、かげの眼・・・眼は赤いが、また・・・うつろ


あぁ・・・かげの心が分からない。

どうしたら、私の言葉が届く??



「かげ。お母さん、ココの話したい」

言って、かげの胸を指した。

ソコを押さえながら、再び話をし始めた。

「お母さんね、かげのココ分からない。
何回も何回も、かげの誕生日を祝ってあげても、かげのココが分からない。
かげはきっと、お母さんのココの事、少しは分かってるよね?」


かげは、コクンと頷いた。

「何で、かげは、お母さんのココの事が分かってるのに
お母さんは、かげのココの事が分からないか、かげには分かる?」


「分からない」

「そっかぁ・・・お母さんのココには、子供専用の席が4つあってね、
だけど、1つ空いてるの。 
時々、満席になるけど、今は、1つ空いてる。
お母さんは、その席に誰か座ってもらえるのをいつも待ってるんだ。
けど、なかなか来ないのよ。 待ってるのに・・・
ちょっと座ってくれるだけでも嬉しいのになぁ。ねぇ、かげ?」


かげ、号泣。

「分かった? かげ。
どうして、お母さんが、かげのココの事が分からないか。
お母さんのココの席に、かげの名前が書いてあるのに座ってなくて、
かげのココには、お母さんの席がない。
かげのココの扉もずっと閉まったまんまだし。
開いて、かげ。 それから、お母さんの座れる席を作ってよ。
お母さんのココは、いつも空いてるし、かげが自由に座っていい。
お母さんは、かげとココの部屋に行き来できる通路が欲しい。
だから、お願いだよ。・・・ちょっと手貸して」


私は、かげの手を握り、自分の胸へと押し当てた。

「何か感じる?」

「お母さんの心臓の音」

「ドクドクいってるでしょ?」

「うん・・・」

「コレが止まってしまうまで、お母さんは、かげを見捨てたりはしないっ!」

何かを感じて泣き叫ぶ、かげを抱きしめた。

久しぶりに抱きしめた、かげの体。
やはり少しずつ、大きくなってるのねぇ。

それから、落ち着いたかげが、自分が読んだ家にある本の中で、
一番、心が温まるモノを私に差し出してきた。


金色のクジラ

画像がなかったので、とても残念だけど、こんな本、どこにあった??

まぁいいや。
きっと、かげが気に入ってて、自分の机の中にでもしまっておいたのかもしれない。

ダンナは、いつ買ったのかも覚えていなかった。


かげも私と共通のモノを見つけたかったのかもしれない。
それが、本だったという事か・・・。


よく考えてみれば、かげと二人で歯医者に通っていた時期は、
かげ自身も安定していたかもしれない。

普段、ゆっくり話しなんかできなかったから、
私も少し嬉しかったんだよなぁ。

やっぱり、話をするって大切だよね。

かげとも約束したんだ。


いっーぱい、話をしよう!!
 って・・・。

もちろん、悪口以外のね。

ダメな時は、聞けないけど、必ず聞くから話すことを覚えておいてね☆

っていう事も伝え、かげとの話は終わった。


ちい と かげ。

同じ母親から生まれても、貰った心(モノ)は、まったく違う。

ちいは、ほぼ成功と思われる感情と心の勉強。

かげには、かげの遣り方を少しずつ手探りで見つけながら進めていかないとな・・・。

悪く思えば、ちいに引き続き、この1からやり直しっぽく思えてしまう事でも、
今は、新しいことへの挑戦だと思える。


男の子・・・分からないけど、かげには心の底から笑えて、幸せだと思って欲しい。


今回の話は、かげの心に届いたかな?


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Last updated  2006.07.05 03:14:10
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