「コーヒータイム」。
ここ何日かの初代のしごと、「女の人~コーヒータイム」です。材はカヤ、ホオ、クス、ニヤトーなどを使用。胴体や袖など主な部分が「カヤ」です。碁盤などに使われる高級希少材として有名なカヤ、初代が10数年前に仕入れていたものです。色は綺麗な黄色。柔らかめで加工しやすく、削ると独特の香りがします。(香りに関しては好き嫌いが分かれるでしょう。囲碁好きのカミさんの父方の叔父はダメだそうです)このカヤの木は”割れ”が入りやすく、碁盤にするためには、かなり大きなカヤの木の割れてない部分を探して木取りする必要があります。(つまり、碁盤には希少材が使われているという事です)久しぶりに製作した「女の人」。我が工房で作る木の人形の中では特に「線の流れ」を意識(大事に)した人形で、優しさと繊細さを持ち合わせた人形としてファンが多い作品です。wgクラフトもこの人形の腰から下のスカートの”ライン”の綺麗さに我が父ながらスゴイなと思います。(人前で家族を褒めるのもなんですが・・・)でも、こういうトコなんです。もの創りの大事な部分は・・・。ちょっとしたトコなんです。その「ちょっとしたトコ」にどれだけ意識を集中できるかが我々の生命線です。(他の業種の皆さんもそういうポイント、ありますよね・・・?)それではちょっと一息、コーヒータイム・・・。