テーマ:トレイダー(465)
カテゴリ:オプション
教科書にはよく
「オプション買いは損失限定、利益無限」 → だから安全 「オプション売りは利益限定、損失無限」 → だから危険 と書いてある。 これだけ読むと「オプション売りはコワイ!」と思ってしまうのも無理はない。 「買いは安全」は確かにその通りだが、本当に「売りは危険」なのか? 良く考えたら先物でも個別株でも(買いでも売りでも)「損失無限」(正確には投資金額まで)なのである。だから「コワイ!」はずなのに、こちらは皆さん平気でやっている(笑) 従ってレバレッジ分を別にすれば先物もオプション売りも値下がりリスクは同等と言える。ちなみにリスクを比べるにはSPAN証拠金を比べてみれば良い。ただしオプション売りではオプション料時価も上乗せが要求されるので、先物よりも多く必要 以前「カバードコール」と「ネイキッドプット売り」は「損益図が同じ=等価」という話を書いたが、実はこれは単純な「買い持ち」よりも保守的(ローリスク)な戦略のである。(※オプション料が下げのヘッジになる) さわ○○ファンドのおじさん達は「買い持ちこそ長期的にはローリスク」と唱えているが、だとしたら「カバードコール=ネイキッドプット売りの長期継続」は更にローリスクなのだ。 ・・・と、ここまで書いていて「LEAPSプット売り」を思い出した。これはM大先生が推奨する「個別株長期Far-OTMプットの売り」戦略で、余程の下げ相場でない限り安定的に利益が出せる。(※私は定期預金代わりに使っている!?) 「カバードコール=プット売り」と「LEAPSプット売り」。実はどちらも上昇相場(少なくとも下落しない持ち合い相場)に期待する「プット売り」であり、単に「期近か期先か」「ATMかFar-OTMか」の違いでしかない。 下図がそのイメージである。実は一番ハイリスクハイリターンなのが「買い持ち(Long)」、そして一番ローリスクローリターンが「LEAPSプット売り」ということ。「カバードコール=ATMプット売り」はLongよりややローリスクで、もう少し遠いPutを売れば中間リスク・リターンも作り出すことが出来る。どのプットを売るかで自由に調整できるのだ! #レシオで見ると(想像図だが)少しずつ「西」に移動するのではないか? つまり「危険」というイメージとは裏腹にプット売りをうまく使うことで、単純な買い持ちを上回るリスク調整リターンを得ることが可能となる。 ただし・・・残念ながら国内でオプションが売れるのは225に限られており、LEAPSはない。この手法が使えるのは海外市場での話。ちなみにM大先生も225は推奨していない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月13日 14時04分14秒
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