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銀次郎's Trade & Business

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2007年09月17日
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テーマ:トレイダー(465)
カテゴリ:オプション講座
あの狂気の"817"から一カ月が経過しました
相場はようやく落ち着きを取り戻しつつあるようです

仮に「金曜も高値圏で引けたし、これからは上昇だ!」・・・と考えたとして、いくつか「ブル寄り」の戦略をシミュレーションしてみたいと思います。

現在値を16,094とし、想定レンジは15,000~17,000。期近の10月限を中心とし、現在(SQ-28)、2週間後(SQ-14)とSQ前日の損益とギリシャを調べてみました。シミュレーションは"DreamVisor"を使用し、IVは変化しないものとしています。

まずは「先物買い」です(図上半分)
これは単純明快ですネ。上がれば儲かるし、下がれば損します。以上!

buycall.JPG

下半分はオプションでは最も単純な「コール買い」の場合です
ATMの10C160なら、デルタが先物の半分、コストも半分
2枚買えばほぼ先物と同コストで、最大利益はやや上回ります
また最大損失は若干ながら抑えられています

さすが「利益無限、損失限定」のオプション買い!、と思いきや・・・

まず問題は「思ったより上がらない」ケースです
この場合、先物と比べて大きく利益が目減りしています
満期に500円上げても、微々たる利益です
全く動かない場合も、プレミアムの丸損です
従って先物と比べて撤退も難しくなります

そして、もうひとつ不利なのが「ベガ」です
「ベガって何?ウルトラマンのふるさと?」と言う方は、ここにはまさかいらっしゃらないでしょうが、言うまでもなく「IV感度」のことです。
でも、コール買いで「ベガ」がどう影響するか、初心者の人はあまり考えないでしょう(私の場合も、せいぜいデルタしか気にしてませんでした)

IVとは、ACさんの定義によると「うわこれやべぇどうしよう指数」です
つまり、一般に相場が下落すると上昇、相場が順調だと低下する傾向があります

従って、ブル相場の場合は(例外はありますが)一般にじわじわ低下します
ということは、ベガがプラス(かっこ良く言うとベガロング)だとオプション価格が下がってしまうのです

オプション単体買いはコールもプットも例外なく「ベガロング」になります
よって、いくら価格が順行して(つまりデルタで稼いで)も、IVが下がることで利益(ベガ)が喰われてしまうのです。これは意外に見落とされている点かと思います。

本シミュレーションは「IV一定」の場合です。従って、実際のコール買いの損益はこれより更に目減りする可能性大です。

コール単体買いは意外にも利益になりにくいようです(逆にプット単体買いは下落時のIV上昇で利益が上乗せされる可能性がありそうです)
なおACさんも以前「押し目のコール買いが成功しにくい理由」として分析されています。必見です

まとめ
・コール買うなら、先物を買った方が良さそう(いきなり爆落しない限り)






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最終更新日  2007年09月17日 23時20分09秒
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