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カテゴリ:オプション講座
続いて「クリスマスツリー」というヤツです
これはレシオの変形で、売り玉を複数の権利行使価格に分散するものです 下の例ではC160+1, C165-1, C170-1、という具合 損益図は 「間延びしたレシオ」という感じですが、なぜこれがクリスマス・・なのか私には良く分かりません。 それではギリシャと損益です。 だいたいレシオと似た特性ですが、幅広い売り玉のおかげで利益範囲が広めです。ただし下落リスクは残ります。コストは安いです。 「レシオよりポジション調整がし易い」という話も聞きます。私の場合(ケチなもので)レシオを組む予定を「廃物利用」でクリスマスにしてしまったりしますが、こういうのはきっと邪道でしょう 続いて、外側の売りを増やしたケースをやってみます。名付けて「レシオクリスマス」(なんじゃそりゃ) これは証拠金がOTMレシオ並に必要ですが、利益範囲の広さが特徴ですね。レシオ同様下落には強くなっていますが、反面上げ過ぎリスクは増えます。 ま、この手の戦略は「中抜き」とか、いろんなパターンがあります。要は相場勘とリスク許容度に応じて、好きなように組んだらよろしいのではないでしょうか? ただし、すみパパさんからもコメントがあったとおり、一番外に沢山売りを作るのは万一の時危険ですし、証拠金も嵩みます。ガンマの怖さを体感するまでは、ほどほどにしておいた方が良いかと・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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1:-3のコールレシオを遠目に建てることにより裸売りより証拠金を抑制する方法がありますが、たぶんクレジットスプレッドの方が利益率は高いでしょう。
近目のレシオはXmasTreeがほぼクレジットになるくらいIVが高ければ成功率は高いでしょう。 ちなみに現在私が保有するXmasTreeは10P150+1,145-1,135-1などで 建てたときはクレジット。 9PSQ1週前は9P160+1,155-1,150-1でほぼクレジットで、この後の乱高下でも期中損にはなりませんでした。 もっともこういう比率で建てられるくらいIVが高ければSSでも十分成功しますが、レシオの方が守備範囲が広いので安心感があります。 また、平時、ニアATMレシオをネガティブガンマによる期中損と 戦いながら建てるくらいなら、同じような損益曲線で暴騰暴落に強い変則カレンダーの方が遥かにいいですね。 こんなことはものの本にはかいてありませんが検証の結果です。 #次はリバースレシオ=バックスプレッドですか?(笑) (2007年09月19日 19時04分32秒)
さすがすみパパさん。経験に裏打ちされた貴重なノウハウありがとうございます
>近目のレシオはXmasTreeがほぼクレジットになるくらいIVが高ければ成功率は高いでしょう。 なるほど。「クレジットにする」のでなく「クレジットになる時期を選ぶ」訳ですね。目から鱗です。確かに、楽にクレジットになるってコトは、それだけスマイルが「引きつっている」証拠ですね。 >同じような損益曲線で暴騰暴落に強い変則カレンダーの方が遥かにいいですね。 これは私もシミュレーションしてみて納得です。何といってもガンマの恐怖に怯えないで済むのが良いですね。IVが落ち着いてきたら主戦略として検討しています。 ところですみパパさんはカレンダー等を建てた時デルタはヘッジするんですか?私は今のところヘッジする気も起きない程度の枚数なのですが・・・ (2007年09月20日 00時04分05秒)
Xmastreeは売りが少ないのでデルタヘッジ≒ガンマヘッジになりますが、カレンダーでデルタヘッジしてもガンマヘッジにならいないので、基本的にはしません。
変則カレンダーの売り玉がITMになりそうなら、撤退するか、SQ前ならさらにOUTで変則カレンダーを建てることにより損益曲線が改善されます。自称多段変則カレンダー(笑)。また相場の強さに合わせて変則カレンダーの売り玉、買い玉の調整または、さらにOUTの売り玉を加えることで、ベガとガンマをコントロールできます。 (2007年09月20日 06時55分41秒)
追伸
カレンダーも売り買い1:1ですが、ヘッジの効き方がXmasTreeより弱い気がします。シミュレーション次第ですね。また、期待利益額を同程度としたとき、レシオ、カレンダー1に対し、変則カレンダーは5セットくらい組む必要があり、これでヘッジするとヘッジコストがかかるような気がします。 (2007年09月20日 07時00分55秒)
すみパパさん
いろんなテクニックご解説ありがとうございます いやぁ、奥が深いですねぇ・・・ 今の私のレベルでは、なかなかサクサクと理解出来ません(TT;) じっくりとシミュレーションしながら確認してみます (2007年09月20日 11時12分29秒) |
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