2011/02/09(水)12:26
介助犬ユーザーとして…僕が出来ること
突然ですが、皆様は補助犬という言葉をご存知でしょうか?
目の不自由な方のお手伝いをする盲導犬(もうどうけん)。身体の不自由な方のお手伝いをする介助犬(かいじょけん)。耳の不自由な方のお手伝いをする聴導犬(ちょうどうけん)。そしてそれら犬の総称を、補助犬(ほじょけん)といいます。
ちなみにこのブログのタイトルも、補助犬がモチーフのデザインとなっております。
盲導犬、介助犬、聴導犬は、身体障害者補助犬法により厚生労働省より指定を受けた育成団体で1~2年に渡り育成訓練を受けた犬が、それぞれ専門の認定機関によって、厳格な認定試験をパスした犬のみに与えられる称号です。
また補助犬は、一人の限定したユーザーに対して一頭の補助犬なので、Rという補助犬が、今日はAさん、明日はBさんの補助犬になるという事はあり得ません。さらに、補助犬ユーザーになるには、厳しい適性検査もあるので、ユーザーとしての責任も厳格に定められています。
だから、補助犬を大切にしない可能性がある方は、そもそも補助犬ユーザーになる事が出来ないのです。
ところで、全国には補助犬を必要としている方が数多くいらっしゃいます。
しかし補助犬を一頭育成して試験をパスするまでには、多くの時間がかかります。必然的に人件費や餌代など多くの費用もかかります。厚生労働省より指定を受けた訓練団体は、一頭育成を完了するたびに行政機関より育成金が入りますが、多くの補助犬は育成金よりも多くの出費で育成されているため、赤字となってしまう事もあるのです。
ちなみにどの訓練団体も、人件費は必要最低限のほぼ最低ラインでやりくりししている場合が多く、足りない部分はボランティア(パピーウォーカーなど)と寄付によって賄われているというのが現状です。
実は、僕も介助犬ユーザーとなるまでは全く知らなかった現実ですが、残念ながらこれが補助犬育成団体の現状であり、また必要とされている方々になかなか補助犬が行き渡らない要因の一つでもあります。
それでも、補助犬の訓練士さんたちは、皆動物好きの方々ばかりなので、補助犬を育成する事によって障害を持つ方々の生活の幅が広がるこの仕事に、喜びと誇りを感じておられます。
だからこそ出来る仕事なのだと尊敬します。
そういった訓練士さん達のおかげで、僕も介助犬ユーザーとなれました。
ちなみに2011年2月1日現在、全国の介助犬総数は53頭で、聴導犬は27頭で、盲導犬1070頭です。この介助犬さくらも全国53頭分の1頭です。(現在の補助犬実働数は厚生労働省のホームページでご確認いただけます)
しかし…僕自身も介助犬ユーザーの一人として、この現状を少しでも何とかしたい!という気持ちがあります。
僕に出来る事は何か…を考えた末、微力でも自分の出来る範囲で出来る事をしようと思い、僕の介助犬さくらを訓練していただいた、社会福祉法人アジアワーキングドックサポート協会さんと企画して、この二つの商品を作りました
★介助犬等育成募金付マグカップ★ ★介助犬等育成募金付 トートバッグ★
【マグカップ一部地域送料無料!】 【トートバッグ全国送料無料!】
★マグカップ1,500円(税込)★ ★トートバッグ1,980円(税込)★
※只今、楽天オークションで発売中です。カード決済・コンビニ決済・ドコモ携帯決済・銀行決済・楽天ポイント決済等が可能です。
この商品の売上の一部は、社会福祉法人アジアワーキングドックサポート協会に寄付され、介助犬と聴導犬の育成資金に充てられます。
またデザインは、自らも介助犬ユーザーの僕が担当し、聴導犬と、盲導犬と、介助犬のお仕事風景モチーフに、ピクトグラム風にアレンジし、補助犬のお仕事内容を一目で理解してもらいやすい様に描いたつもりです。(いわゆるユニバーサル(デザイン)サインを描いたつもりです…)
さらに、上記の(社)アジアワーキングドッグサポート協会以外にも、全国には様々な盲導犬・介助犬・聴導犬育成団体があり、どの補助犬育成団体でも随時、募金や寄付金を受け付けていますし、オリジナルのチャリティーグッツを販売しています。ご興味のある方はそちらを検索していただき、ご自身の気に入った育成団体を見つけてみてください。
補助犬が一頭でも多く増えるために、僕の出来る事は小さな事ですが、皆様のご理解とご協力をお願い申しあげます。
ところで、Twitter 始めちゃいました!
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