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テーマ:今日の出来事(291748)
カテゴリ:旅行系
「今からあなたは茶道、鎮信流を名乗って良いですよ」--。同流派の先生らしき5、60代の女性が、こう言って、にっこり微笑んだんだ。松浦史料博物館(長崎県平戸市)の離れにある茶室「閑雲亭(=写真)」でのことさ。
別に大したことはしていないんだ。たててもらった抹茶を教わった通りに飲み、鎮信流について幾つか質問しただけさ。だから、よもや、そんな発言が飛び出るなど思いもよらず、腰を抜かしそうになったね。 とはいえ、この流派がすっごく気に入ったんだ。なぜなら、煩わしい作法が何一つないからさ。両手で茶碗を取り、回さずに少し飲んだ後、茶菓子を食べ、そして最後に残ったお茶を飲み干すだけで良いんだよ。 それに加え、茶菓子として平戸名物の洋菓子「カスドース」を選んでいるところも魅力。まさに和洋折衷も認める型にはまらない寛容さを強く感じるんだ。もっとも「寛容さ」と「いい加減」は紙一重とも言えそうだけど。 一方、自ら「茶道をたしなみ、流儀は鎮信流」と宣言するのは容易でないんだ。だって、伝統ある看板に泥を塗るわけには行かないからね。心身ともに一段と磨きをかけるまで、内緒にしておく方が無難と自己判断。 鎮信流は、旧肥前平戸(現長崎県平戸市)藩主の松浦鎮信が興した武家茶道。現在、全国に8支部、1事務局の計9組織を設置、「茶の湯は飲食の楽にあらず。心を磨く修行なり」をモットーに活動を展開しているよ。 (-∧-)合掌。。。 画像:Copyright(C)2006- こん太, All rights reserved. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 30, 2006 02:46:51 AM
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